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エレベーターサイネージ広告とは
高層マンションの普及や大型商業施設の開業、高齢者人口の増加に伴い高い成長が見込まれているエレベーター市場。
そんなエレベーターの広告というと、壁面に貼られているポスターやチラシ、エレベーターホールの掲示板を思い浮かべる人が多いかと思いますが、最近はエレベーターホールやエレベーター内に設置されたデジタルサイネージ広告が急成長しています。
エレベーターの中は密室・密接な空間ですので、知らない人と乗車している時などどうしても目のやり場に困りがちですよね。
その分エレベーターのモニターに動画が配信されると注目度も高く、ポスターや掲示板では見落としがちなマンションやビルの工事などのお知らせや告知も自然と認識することができます。
今回はそんなエレベーターで実施できるデジタルサイネージ広告についてご紹介します。
エレベーターサイネージとは?
エレベーター内やエレベーターホールにモニターを設置して施設情報や動画広告などを配信するデジタルサイネージの広告手法です。
天気予報やニュース、フロア案内など、利用者に身近な役立つコンテンツが数多く配信されているので、関心度も高く好意的に受け止められています。
デジタルサイネージ広告の代表例として電車内やタクシー内のサイネージ広告もありますが、エレベーターは短時間しか利用しないためスマホを見る人も少なく、上を見上げることが多いので視認率も高いです。また複数人が同時に同じ広告を目にするので口コミが広がりやすいのも特徴です。
エレベーターホールでのサイネージ広告もエレベーターを待つ少しの時間が手持無沙汰になる利用者にリーチしやすい広告のひとつであり、エレベーターを待つ度にアプローチすることが可能で利用者の印象に残りやすくなっています。
エレベーター広告のメリットとは?
エレベーター広告のメリットとして、以下の3点が挙げられます。
- 視認性が高い
- ターゲティングが可能
- 反復訴求効果が見込める
詳しく解説します。
視認性が高い
エレベーター内での待ち時間は広告が視認されやすくなります。短時間でありながら目に留まりやすい環境であるため、広告が注目を集めやすいです。そのため、商品やサービスの認知度を高めるのに効果的です。
ターゲティングが可能
エレベーター広告を実施する建物をターゲットに合わせて選ぶことができます。例えば、BtoB広告ならオフィスビルのエレベーターで実施したり、富裕層向けの広告なら富裕層の居住者の多いマンションのエレベーターで実施したりとターゲティングが可能です。そのため、より効果的な広告配信を実現することができます。
反復訴求効果が見込める
毎日同じ時間帯に配信することで広告を繰り返し見てもらいやすく、反復訴求が可能となります。反復訴求効果により、ユーザーの記憶に残りやすく、後々の購買行動にも繋がりやすくなります。
エレベーターサイネージの配信施設
・住居用マンション
エレベーター内にサイネージを設置するマンションの場合、比較的富裕層をターゲットにすることができ、毎日利用するものなので繰り返し目に入り利用者の印象に残りやすくなります。
・オフィスビル
BtoBは広告のターゲットの絞り込みが難しいとされていますが、オフィスビルなら一般のスタッフから役員クラスまでオフィスで働いてる人はもちろん、来客にもアプローチすることが可能です。
また出社、ランチ、退社時と1日に何度もアプローチすることができます。役員クラスはコロナ禍でも出社率が高いと言われていますので、決裁者をターゲットにしたBtoB系のサービスを持ってる企業に非常に人気の媒体となっております。
・大型商業施設
大型ショッピングセンターなどのエレベーターは台数も多く一度に乗れる定員も多いため、効果的なプロモーションスペースとなります。客層も、ファミリーや学生、ペット連れ、主婦やシニアなど幅広く、多くの利用者にアプローチが可能です。
・医療施設
施設内でスマホを触ることも少ないため、エレベーターホールやエレベーター内でのモニターへの注目度が高く、限定的なターゲットにアプローチすることができます。
・学校
大学など学校のエレベーターは学生をターゲットにした広告が打ち出しやすく、学生同士のコミュニケーションの場になることが多いエレベーターでは口コミの効果も期待できます。
タクシーサイネージとの共通点
前述でデジタルサイネージ広告の代表例の一つとして挙げたタクシーサイネージは、広告効果が高く、BtoB企業や富裕層向けサービスを展開する企業に今や大人気となっています。
ただ現在は価格も高騰し、空き枠も少なく実施が難しい媒体です。
タクシーサイネージとエレベーターサイネージは、限られた空間でその場にいる利用者に高確率でリーチしやすいという点と、BtoB企業や富裕層をターゲットにしているという共通点があるため、広告配信先に困っているBtoB企業の新たな受け皿としてエレベーターサイネージが注目されています。
タクシーのサイネージ広告については下記記事で詳しくご紹介していますので、是非ご覧ください。
エレベーターサイネージのおすすめ媒体
まとめ
エレベーターにおけるデジタルサイネージ広告についてご紹介しました。
エレベーター広告は施設によってターゲットも絞りやすく、何度も利用者にリーチすることができるため、「接触すればするほど印象が良くなる(親近感が増す)」というザイオンス効果も期待できます。
限られた空間で利用者にアピールするため視認率が高く、広告効果も期待できます。
商品・サービスのプロモーションで悩みを抱えている人は、ぜひ一度エレベーター内サイネージ広告について検討してみてはいかがでしょうか。