Webマーケターとは? | Webを使って商品の売上拡大や認知向上を目指す仕事

スマートフォンの普及により、人々にとってインターネットはより身近なものとなりました。人々がWebに触れる機会が増える中で、Webを活用して商品の売上向上やブランド認知に努める「Webマーケティング」は、ますます重要性が高まっています。そんな中で、Webマーケティングに携わる人を指す「Webマーケター」に憧れる人も増えています。

しかし、Webマーケターの仕事は簡単ではありません。Webマーケターには、実行した施策の結果を読み取り、日々改善を繰り返していく高いスキルが必要です。また、さまざまなWebに関する知識や、時代のニーズを把握する情報収集力を日々鍛えることもWebマーケターにとって重要となります。一方で、大変な分、上手くいったときは大きなやりがいを感じられます。

今回は、そんなWebマーケターの役割や、Webマーケターが携わる施策例を解説します。

Webマーケターとは?

「Webマーケター」とは、名前の通りWebマーケティングを担当する人のことを指します。Webマーケターは、WebサイトやSNS、スマホアプリなどWebに関わるものを活用し、商品の売上拡大や認知向上に努めることを主な業務としています。

Webマーケティングを重要視する声は年々高まっており、Webマーケターも幅広い業務を担当するのが現状です。具体的なWebマーケターの仕事は、Webサイトのコンテンツ制作や、インターネット広告の出稿、SNSの運用などで、企業によってもWebマーケターが担当する範囲は異なってきます。また、戦略立案を担当するWebマーケターは「Webコンサルタント」や「Webプランナー」と呼ばれる場合もあります。

そもそもWebマーケティングとは?

「Webマーケティング」とは、Webを通して行われるマーケティング活動を指します。

マーケティングの定義はさまざまですが、有名な経営学者のピーター・F・ドラッカーは、過去に「マーケティングの理想は販売を不要にすること」と発言していました。ドラッカーの言葉からすれば、マーケティングとは「物が売れやすい仕組みをつくること」。つまり、「Webマーケティング」はWebサイトやSNSなどインターネット上の仕組みを活用して物が売れる仕組みをつくることと言えます。

Webマーケティングの特徴は、効果を数字で測定しやすい点です。雑誌広告新聞広告、ポスターなどの紙を用いた宣伝手法は、実際にターゲットが見たかわかりづらいデメリットがありました。一方、Webサイトやインターネット広告は閲覧数やクリック数が簡単に確認でき、ユーザーの行動を把握できます。そして、集まった数字データをもとにWebマーケターは効果を検証し、施策の調整を日々繰り返していきます。

マーケターの主な役割

「マーケティング」は商品を売るための活動全般を指すため、Webマーケターの仕事も商品の販売戦略や宣伝手法、競合調査などさまざまな業務が含まれます。
ここでは、Webマーケターの主な役割を紹介します。

市場調査、リサーチ

Webマーケターの仕事の1つが「市場調査」「リサーチ」です。

商品が売れる仕組みを作るためには、市場のニーズを把握しておかなくてはなりません。Webマーケターははじめに、ターゲットとなるのがどのような人たちか調査します。具体的には、年齢や性別、家族構成、メディアとの接し方、悩みなど。調査結果をもとにどのような製品を販売するかが決まったら、競合についてもリサーチしなくてはいけません。

人々のニーズに答える商品を作るためにも、Webマーケターは常に時代の動きを読み、幅広くアンテナを張っておくのが重要です。

Webサイトの分析、検証

他にも、Webマーケターは「Webサイトの分析」「検証」を行います。

ターゲットに商品を知ってもらう、また、常に新しいユーザーに関心を持ってもらうためにはWebサイトを分析して改善を繰り返す作業が必要となります。具体的には、「Webサイトからどのくらい購買に繋がっているのか」「ユーザーはどんなキーワードでサイトを訪れたのか」「一番読んでもらえたページは何か」などをWebマーケターは日々検証します。

ただ数字を読むだけでなく、どうして今の結果が出たのかを考え、対策を生み出す高い分析力がWebマーケターに試されます。

Webマーケティングの施策例

Webマーケティングの施策は多岐にわたり、Webマーケターはどの施策が適切かを見極めて実行しなければなりません。そのためにも、Webマーケターはそれぞれの施策の特徴を理解し、必要があればいくつもの施策を組み合わせて利用していく必要があります。

ここでは、Webマーケターが携わる主なWebマーケティング施策例を紹介します。

SEO

SEOは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略。ユーザーがインターネット検索をした際に、自社のWebサイトが検索結果の上位に表示されるよう調整することです。

何かを調べる際、ユーザーは検索結果の上位に表示されたWebサイトから閲覧していく傾向があります。つまり、Webサイトが上位に表示されれば多くの人に自社商品を知ってもらえる可能性が高くなります。

なお、検索結果の順位はいくらお金を払っても変更できません。あくまで、ユーザーのニーズを満たしているとGoogleに判断されたサイトが上位に表示されます。そのため、Webマーケターは「どのような語句が検索されるのか」「この語句を検索するユーザーは何を求めているのか」を考え、ユーザーのニーズに合わせたWebサイトを作る必要があります。

アクセス解析

アクセス解析とは、実際にWebサイトを訪れたユーザーの行動を分析することを言います。具体的には、「ユーザーが何をきっかけにサイトを訪れたか」「閲覧または離脱したページ」「使用デバイス」などを調べます。そして、分析結果をもとにWebマーケターはWebサイトの改善を繰り返します。アクセス解析には、「Google Analytics」や「Adobe Analytics」などの専用ツールを用いる場合が多いです。

広告

リスティング広告

「リスティング広告」は検索エンジンの検索結果に掲載される広告のことです。「検索連動型広告」とも呼ばれ、ユーザーが何かを検索した際のページ最上部に「広告」の文字とあわせて表示されます。目につきやすいうえに検索語句と関連した内容が表示されるため、ユーザーが興味を持ちやすい点が特徴です。

リスティング広告は検索語句(キーワード)ごとに入札単価が設定され、他の広告主とオークション形式で掲載順位が決まります。リスティング広告を打つ際、Webマーケターは「どの語句を検索した際に広告を表示するか」「予算はどれくらい投入するか」などを考えたうえで実行する必要があります。

SNS広告

「SNS(ソーシャルネットワークサービス)」に配信される広告を「SNS広告」と言います。最近では、「Facebook」「Twitter」「Instagram」「TikTok」などが主な配信先に挙げられます。

SNSは仕事やプライベートを問わず利用している人も多く、広告と接触する可能性が高いのが魅力。また、SNS広告は年齢層や興味などを絞って配信できる点も特徴です。

なお、SNSによって利用年齢層や利用目的は異なります。Webマーケターは各SNSの特徴を把握し、ターゲットにあわせて配信先を選ぶのが重要です。

バナー広告

「バナー広告」は、Webサイト中に表示されるバナー型の広告を指します。バナー広告には大きく「純広告」と「運用型広告」の2種類が存在します。「純広告」は特定の広告枠を買い取り、Webサイトを訪問した人すべてに同じ内容を見せるタイプのバナー広告です。一方、「運用型広告」はWebサイトを閲覧した人の興味関心にあわせてランダムに表示されるバナー広告です。主な運用型広告には、Googleの運用型バナー広告「GDN」、Yahoo!の運用型バナー広告「Yahoo!の運用型バナー広告」があります。

バナー広告については以下の記事で詳しくまとめていますので、ぜひご覧ください。

バナー広告って何?料金体系や種類などについて徹底解説!

メール広告

「メール広告」は電子メールを用いた広告手法で、「メールマガジン」が代表例です。自社サイトなどに登録されたメールアドレスへセールやキャンペーン情報を送信し、ユーザーの購買行動を促します。

Webサイトが受動的な媒体であるのに対し、メール配信は能動的にユーザーへ情報を届けられる点がメリット。また、配信されるのは利用歴があるなど興味関心が高い人たちのため、他の広告よりも効果に繋がりやすいです。

メール広告については以下の記事に詳しくまとめていますので、ぜひご覧ください。

メール広告って何?その種類やメリットについて徹底解説!

まとめ

Webを活用してマーケティング業務を行う「Webマーケター」は、ネットの必要性が高まる近年において必要不可欠な存在です。

広告市場において、インターネット広告の市場規模は今やマス四媒体に迫る勢いで急成長を遂げています。今後も、企業においてWebマーケティングの重要性が高まっていくのは間違いありません。そんな中で、Webマーケターはデータからユーザーのニーズを察知する分析力、アイデアを瞬時に試す実行力、最適なマーケティング手法を編み出すための広告知識などさまざまなスキルが求められます。

Web業界の成長スピードは速く、日々新しい仕組みやツールが登場することも。Webマーケターは常に最新の情報を手にいれられるよう、幅広くアンテナを張っておく必要があります。

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