愛知県の西尾張地域で地域に密着した情報を発信しているフリーペーパー『くれよん』。全エリア合計で約45万部発行されており、広く地域住民の方に愛される同媒体について株式会社ケイ・クリエイトで編集を担当されている河合様にお話を伺いました。
――『くれよん』について教えてください。
くれよんは愛知県の西尾張地域で発行しているフリーペーパーで、全エリア併せて約45万部発行されています。発行されてから一番長いものだと、今年で22年目となりました(2021年4月時点)
創刊してからずっと手配りで配布しており、おかげさまで現在6誌(9市3町)で発行するようにまでなっています。
――6誌で発行されているとの事ですが、掲載されているコンテンツは全て異なっているのですか?
はい、表紙や巻頭特集など、全てそのエリアごとに内容は違っています。毎月各誌の担当営業と意見を交わしながら、各エリアの特色に合わせた表紙になるように努めています。
同じ月のくれよん津島・愛西版と一宮・稲沢版
関係諸法規にのっとった掲載基準・表記基準を設け、全世代が安心して読むことができて楽しめる内容を徹底しています。
――くれよんは手配りで配布されていると思いますが、同じ手配りでも「新聞」とはどのように違いますか?
新聞は購買されている方が有償で読む媒体となりますし、Web化も進んで中々購読率が伸び悩んでいるとお話を聞きます。読者の方も同じエリア内でもかなり限定されてしまいます。
一方、くれよんは各エリアに住む方のご自宅やオフィス等全てにポスティングでお届けしています。なので、該当するエリアに住む全ての方の目に止まるメリットはありますね。
――実際、くれよんを見ている読者様はどういった方が多いのですか?
戻ってくるハガキのアンケートからの集計結果からすると、20-50代の女性、お子様をお持ちの主婦がメインの読者層となっています。
少し意外かもしれませんが、大学生や20代の方からもハガキを多く頂いています。若い読者の方が多いのもくれよんの特徴の1つです。
――他にもたくさんのフリーペーパーがある中で、くれよんの差別化ポイントは何かありますか?
巻頭特集を全誌で分けている事が挙げられますね。例えば、一宮・稲沢版であれば、一宮・稲沢エリアで起きた内容を特集として取り上げるなど、地元のニュースやエリアに密着したコンテンツを読者の方に提供しています。
「岐阜県」とか「愛知県」とかの広い括りではなく、西尾張地域の各エリアに根差した情報をお届けしています。エリア範囲が広ければ広いほど、作る側としては情報も多く集まるので作りやすい部分はあるのですが、エリアをぎゅっと絞り込むことによって「くれよんがあれば、このエリアの事が分かる」と思ってもらえるような、より地元に根差した媒体を目指しています。
――くれよんに広告を出されている企業様の出稿事例について教えてください。
飲食店とスクール系の広告が多い傾向にありますね。特にスクール関連の広告はくれよんの強みでもあります。
例えば、一宮市に住む方って一宮市のスクールに通うと思うんですね。定期的に通うことになるので、近場で探される方が圧倒的に多いですからね。割と反響が出やすい傾向にあります。
飲食店も同じイメージです。だいたい土地勘のあるエリアや近所の場合が多いので、飲食店の広告を見て1回来店し、そのままリピーターになるケースも多いみたいですよ。
過去事例だと、以下のような事例がありました。
- 和食処6店舗で、各店舗300~400枚クーポン使用
- ヨガ教室の体験料を半額にしたところ15人程来店
- 焼肉店で「8,000円以上で1,000円引きクーポン」を掲載したところ、約80組がクーポンを使用。ファミリー層が増えたため客単価が上がり売上もアップ
――広告枠を見ると、クーポンを付けている店舗様も多いですね。
そうですね。弊社としても来店促進目的クーポンを付けて頂く事を推奨しています。
ご年配の方とかですと、クーポンを切って財布に入れている方や、そのままフリーペーパーをご持参される方も多数いらっしゃいます。
あと、WEBでもくれよん本誌を見ることができるので、クーポンを持ち歩かなくてもスマートフォンの画面を見せることでクーポンをお使いいただく事も可能です。
――飲食店やスクール系以外の出稿事例はありますか?
あとは、不動産や外壁・内壁塗装、リフォーム関連の広告も多いですね。
少し余談ですが、いまコロナ渦で外出する機会が減ったからなのか、外壁・内壁塗装のサービスの問い合わせが増えているみたいです。くれよんにも関連企業様の出稿が増えています。
多分、長い時間自宅にいることによって、普段あまり気にしていなかった自宅の外壁・内壁が気になるようになり、問い合わせをする方が増えたんじゃないかと思っています。
――くれよんでは、特集や企画などはされていますか?
飲食店特集、スクール特集などは結構実施していたりします。
あと、年に数回「住もーね」という企画を組ませて頂いています。不動産やリフォーム関連の企業様が掲載できる企画で、読者の方は住もーねに掲載されている内容について資料請求が出来るようになっています。
例えば、住もーねに掲載されているAとBとCの資料を全て欲しいとなった時に、くれよんが一括で3つの資料を送付するので、読者様はABCそれぞれに個別に問い合わせなどしなくても資料を取り寄せられるので、とても好評を頂いています。
――くれよんでは、多彩な広告枠・サイズを取り扱っているかと思いますが、人気のある広告枠について教えてください。
やはり1Pサイズの人気は高いですね。大きい面で掲載して頂く事で、デザイン性のある広告ページを作ることができ、店舗の雰囲気や特色が伝わりやすいので、他との差別化の意味でもお勧めです。
あと、1/4サイズが意外と人気があります。読者の方が読みたいと思う情報量は、どうも1/4サイズ位が丁度良いみたいなんですね。左下のギタースクール様の広告が1/4サイズ、右上のバレエ教室様が1/6サイズです。
広告の掲載位置については、飲食店なら飲食店特集、スクールならスクール特集と関連のあるコンテンツを並べて掲載しています。
雑誌やフリーペーパーですと、「前のページの方がよく見られやすい」なんて話も聞きますが、くれよんではそんなこともなく、後半のページでも関連する特集に載せて頂く事をお勧めしています。飲食店なら飲食店の情報求めている読者の方へピンポイントに届いた方がよいですし、実際特集に載せて頂いた方が反響は出ています。
ご連絡頂ければ、掲載したい号の特集もお伝え出来ますので、お気軽にお問い合わせください。
――継続して広告を出稿される方は多いですか?
そうですね。
「とりあえず1回出して様子を見てみよう」と考える方は多いと思いますが、広告を打つからには春夏秋冬くらいのペースで複数回出して様子を見ていただくのが一番だと思っています。なので、最低でも年3~5回出稿でまずは案内をさせて頂いています。
イベントなど、単発の集客であれば1回でも良いと思いますが、その地域でずっと店舗を営業していくのであれば継続していただいた方が良いです。テレビCMと同じで、読者様の頭に残らないと効果って期待できない部分もありますので。
――病院の広告が出ていますね。<第7回>と書いてありますが、複数回出されているクライアント様ですか?
はい、そちらのクライアント様には年間契約で出していただいています。
広告を出していただく事で、多くの病院・クリニックの中から選んでもらう1つの判断要素になると思っています。
その広告だと、先生のお顔が出ていると思いますが、とても親近感が湧くというか、まるで先生としゃべっているかのような感覚になりませんか?これを見た読者の方がかかりつけ医として継続的に利用していくこともあるようですね。
――くれよんへのチラシの折込配布などもやっているのですね。
そうですね。毎号、どの誌面でも必ずありますね。
くれよんにチラシを挟んで配布することもできますし、くれよんに挟まずチラシを配る事もできます。料金は挟まない方が若干安いです。
チラシ折込は不動産や学習塾の事例が多いですね。すでにチラシをお持ちの方などに実施頂いています。
――広告を検討されている方に一言お願いします。
愛知県の西尾張地域で何か宣伝・広告を検討中でしたら、まずはご連絡を頂きたいです。
過去の反響事例も保存していますし、似たような業種の事例もご案内できます。どういった出し方をするか迷っているといった段階でお問い合わせを頂いても、こちらから色々提案もできますし、ご相談も可能です。
締め切りまで何度も打ち合わせをさせて頂いた上で、ベストな形で出稿できるよう尽力いたしますのでまずはご連絡ください!