植物に関するユーザー投稿や、関連するコラムが人気なコミュニティサイト「GreenSnap」。コロナ禍で園芸への関心が高まる中、急成長を遂げているサービスを運営されている、GreenSnap株式会社の澤田様に、サービスの内容や出稿事例などをお伺いしました。
――GreenSnapについて、概要を教えてください。
2014年にサービスを開始して、現在7年程度運営しているサービスです。植物関連の投稿サービスからスタートしており、「植物のInstagram」というと分かりやすいかと思います。アプリのダウンロードは200万を超えており、ここ1年間で約100万ダウンロードと、急激に伸びています。
投稿コンテンツ以外にも、WEBメディアとして「◯◯の育て方」「◯◯の花言葉」といったコラム記事も掲載しており、2021年4月は単月で1,000万PVを超えております。
最近は植物に関するあらゆる事が出来るようなサービスにしていく方針もあり、例えば「GreenSnapSTORE」というECサイトも運営しています。
――ユーザー数の増加はコロナの影響も大きいのでしょうか?
そうですね。ここ1年で新たに家庭菜園やガーデニングを始める方が物凄く多かったです。特に若い方が家で観葉植物を買い始めたりするケースが一気に増えましたね。始める前は土を触るのに抵抗のある方も多いのですが、一度触ってみると抵抗感もなくなりますし、一つ植物を育ててみると、それ以外の植物も育ててみようと、種類を増やす傾向もあります。コスト自体もそれほどかかりませんしね。
――アプリで、花の写真を取ると自動で花の名前が分かる機能が面白いですね。
アプリをインストールして頂く目的として最も多いのがこの機能になります。名前のわからない植物の写真を撮るだけで、AIが自動で花の名前の候補を回答してくれます。この機能が人気で、1日に10,000ダウンロードされた事もありました。
――ユーザーの属性について詳しく教えて下さい。
20代後半~50代前半の女性がメインターゲットになります。園芸に興味のある方というと、シニアの方が圧倒的に多い印象があるかと思いますが、弊社のサービスは比較的若いユーザーが多いです。直近のユーザー統計を見ると、20代後半~30代前半の方の比率が最も多かったです。50代のユーザーが減っているのではなく、コロナの影響で急激に若いユーザーが増えた影響です。男性ユーザーも意外と多く、1/3程度は男性になります。
また、自宅に植物を育てるスペースのある方が多いので、持ち家率が高いもの特徴の一つです。
――実施可能な広告メニューは?
最近は記事広告が人気です。園芸関連の企業様の場合はもちろんですが、それ以外の業種のでも、グリーン好きのユーザーに違和感なく読んでもらえるように、植物と関連付けて訴求できるような記事に仕上げています。PV保証もあり、クライアント様の要望によっては掲載期間終了後もしばらく掲載しておくことも可能ですので、人気のメニューになっています。
後は、「GreenSnap」の中に公式アカウントを開設して、随時フォローワを増やし、そこに対して投稿が行えるといったメニューもあります。GreenSnapアプリのタイムラインにも投稿として露出させますので、広告という違和感も少なくユーザーに訴求することができます。
他には、ユーザー向けにアンケートが実施できるメニューや、弊社主催のマルシェイベントに出店出来るといったメニューもあります。
――どういった業種からの出稿が多いですか?
メインとなるのはやはり園芸関連の企業様ですね。種苗、資材などのメーカー様や、ホームセンターなどの小売関連が多いです。他には植物をテーマとした施設のあるテーマパークや、植物系のイベントを行う商業施設の実績もあります。
植物と直接関連の無い業種ですと、例えばオーガーニック関連の食品や化粧品メーカー様ですとか、GreenSnapユーザーのライフスタイルに合った商材をお持ちの企業様からの出稿も増えてきていますね。
――反響事例について教えて下さい。
園芸関連だと、プラスチック製品のメーカー様が記事広告などを実施した際、自社サイトのPVが10倍以上になった事例がありました。
アンケートの場合、質問の数や回答の難易度について差はありますが、平均して1,000件程度の回答実績があります。GreenSnapのユーザーは良い方が多いので、回答率はかなり高いです。マーケティングリサーチとして利用されることはもちろんですが、記事広告のページの最後にアンケートフォームへのリンクを設置して、記事を読んだ上での態度変動についてヒアリングを行い、その結果を成果として効果測定されるクライアント様もいらっしゃいます。
――今後予定している展開はありますか?
SDGsに取り組んでいる企業様との取り組みについては強化していこうと思っています。
弊社としても、今後SDGsの認知拡大に貢献していきたいという使命感は強いですし、GreenSnapの持っているイメージとしても、期待されている部分が大きいと認識していますので、そのあたりは一気に加速していきたいですね。
――企業のマーケティング担当者に向けてひとことお願いします。
主婦層を中心にユーザーも急激に増えてきていますし、グリーンに興味のある、情報を仕入れたいと思っているユーザーが多いので、その分広告コンテンツもしっかりと読んで頂ける傾向があります。また、GreenSnapの持つ世界観が好きというユーザーの方が多いので、情報も好意的に受け止められ易いです。また、PVもアプリ経由が9割以上と高いので、自発的にアクセスしているユーザーが殆どです。園芸関連の企業様はもちろんですが、GreenSnapのユーザーにマッチした商材をお持ちの方は、是非お気軽にお問い合わせいただければと思います。