株式会社メルカリの子会社で、メルカリグループにおけるブロックチェーンサービスの提供・開発を行う株式会社メルコインが提供する、ビットコイン取引サービスの暗号資産口座数は220万口座を超え、直近1年(2023年4月1日〜2024年3月31日の1年間)の暗号資産口座開設数が業界No.1となりました。
このリリースに関連してメルコインは渋谷でポスター広告の掲載を展開しました。
そこで、株式会社メルコインの設楽有沙氏に本施策を実施した背景について伺いました。
まず広告を実施した目的については、「国内における暗号資産口座開設数が1,000万口座超の市況の変化とあわせて、"メルカリ"のビットコイン取引サービス開始から約1年2ヶ月で利用者数が220万人を超え、直近1年の暗号資産口座開設数が業界No.1になったことから、暗号資産に対してのパーセプションの変化のタイミングを迎えていると考えました。
何となく怖い、難しそう、損しそうという印象を持っていた方でも、メルカリの売上金やポイントを使ってビットコインに替えられる"かんたんさ"や"わかりやすさ"からまずは始めてみる方々が増えています。
さらに、より多くのお客様に、まずは暗号資産を始めてみて、暮らしの中での選択肢を広げるワンステップを踏み出してほしい、というメッセージを伝えたいと考え広告を掲載した。」そうだ。
【渋谷での広告展開の様子】
また、今回ターゲットとしているユーザー層について設楽氏は「"メルカリ"は使う人の数だけ、その人にとっての価値がある多様なマーケットプレイスとしてサービスを展開してきました。なかでも、“メルカリ”のビットコイン取引サービスは、ビットコイン購入経験者全体と比較すると全世代で幅広くご利用いただいている傾向があります。
こうした多様なお客様の価値観に合わせた使い方をしていただいていることを、今回の広告を通して知っていただきたいと考え、特定の性別・年代などを超えた幅広い方へ向けて引き続き発信しています。」としており、特定のターゲットに限定しない訴求だという。
【幅広い年齢層がモデルになっている】
ポスターは「はじめないと、はじまらないぞ。」をキーフレーズに様々な年代の方が出演されています。企画の意図やクリエイティブのコンセプトやポイントについては、
「"暗号資産は難しそう""怖い"という印象を持っている人にも"自分にも関係がある""身近なものである"と思ってもらえるコミュニケーションが軸になっています。メルカリのビットコイン取引サービスは自宅にある不要品を売って得た売上金を使って、メルカリへ出品されている日用品を買うこともできます。
どんな人がどのような使い方をしているか、というシーンの企画については、実際にメルカリのお客様から寄せられたお声をヒントにし、できるだけリアリティがあるものにしていくことで、"身近さ""親しみやすさ"を表現することを重視しました。ビットコインを使って何を買うか、どんなきっかけではじめたか、どんな関わり方をしているか。たった1人の声でも人の心が動いた瞬間であり、そのストーリーに価値があると考えています。」としたうえで、
「暗号資産を始めてみて、暮らしの中での選択肢を広げるワンステップを踏み出してほしい、という今回のメッセージを伝えるにあたり、"はじめないと、はじまらないぞ"というコピーには、暗号資産に限らず一歩踏み出して人生の可能性を広げるという意味もこめられています。ビジュアルについては多様なカルチャーを持った人や暮らしを色鮮やかに表現しています。」と話す。
仮想通貨を始めとする金融商材はシンプルな訴求が多いように感じますが、メルコインの今回のポスター広告は渋谷のストリートエリアに合わせたデザインながら、仮想通貨の広告らしさが良い意味で抜けたデザインになっていました。
デザイン性の高さだけでなくメッセージ性の強い個性的なデザインは、他の金融商材の広告とはテイストが異なったものとなっており、今後のメルコインの施策も楽しみです。