みずほリサーチ&テクノロジーズは、2024年3月16日から「電車の中で座るための戦略とアクションプラン」と題したトレインジャックを実施しました。
【JR山手線車内の様子】
本広告は、通勤通学の際に「座りたい」と感じる電⾞利⽤者に向けに「座りたいけど座れない」課題解決のため、94Pにわたる提案書「電⾞の中で座るための戦略とアクションプラン」を作成し、広告にしたものです。特設サイトで全94Pの資料をご覧いただけます。
トレインジャックでは提案書スライドを抜粋して掲出。また、東京駅と品川駅ではトレインジャックと同様のビジュアルを活⽤した駅広告も展開しました。東京駅では「電⾞の中で座るための戦略とアクションプラン」の資料全94ページから抜粋した62ページが並ぶ迫力のあるクリエイティブとなっています。
【東京駅(左)と品川駅(右)の様子】
こちらの企画について、みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社の舟山隆明氏によると、昨年秋頃から企画を検討し始め、企画のテーマが決まってからおよそ3ヶ月程度で調査の設計から提案書の作成を行ったといいます。
個人にとって身近なテーマを扱いつつインパクトのあるクリエイティブを用いた結果、SNSでも話題になり、想像以上の数の反響があったようです。94ページという分量への驚きや、資料の作り込みが勉強になったとの声、続編への期待、交通広告を利用したPR手法への評価など、内容に対するコメントが多数見られたと言います。
【実際の資料(一部抜粋) 調査~戦略提案まで本格的な資料となっていました】
今回の広告では、新卒採用やキャリア採用を意識しつつも、特に特定のターゲット層を定めずに、広く多くの人々に対してみずほリサーチ&テクノロジーズの事業内容に関心を持っていただくことを第一の目標としたと舟山氏。
そのため、同社が普段取り組まれる社会課題の説明や経営者向けの戦略提案資料とは異なるアプローチを採用され、「電車の中で座る」という日常的なテーマで、その課題解決の過程を疑似体験していただき、より身近に感じていただくことを狙ったといいます。
【実際の資料(一部抜粋) エリアごとの分析もきめ細やかで驚きます】
資料の中身は、一切抜かりを感じさせない作り込み具合を感じさせる内容で、取り上げたテーマとのギャップがまた面白さを誘発していたように思います。傾向分析として山手線各駅ごとの特性が1スライドごとにまとめられていましたが、調査に費やした時間を考えるとその力の入り具合を感じさせられました。
SNSでは2.4万いいねを超える投稿が見られるなど話題となっていましたが、一般消費者にとって身近なネタをフックにすることで、誰もが関心を持ちやすい工夫をしている点は見事でした。