新しい時代のハイブリッド型イベント運営をサポートするOKPR様。COVID-19の感染拡大や緊急事態宣言などの影響でWEBセミナーが増加する中、いかにして特色を出し、自社ならではの価値提供を行い成功させるか、代表である漆畑様にお話を伺いました。
――御社のサービスOKPRについて教えて下さい。
コロナ禍でリアルの展示会、セミナーなどの集客が出来なくなった企業様に、オンラインでのイベント開催をサポートさせて頂くサービスです。いわゆるWebセミナーが乱立する中で、どうやって他のイベントとの違いを作るか悩んでいる企業様や、ライブ配信などについての知見が薄い企業様などから多くのご相談をいただいています。
――WEBセミナーを成功させるには、どのあたりがポイントになりますか?
ポイントは3つあります。1つ目は配信のクオリティ、2つ目はいかに体験を生み出してSNSの口コミに繋げていくか、3つ目はイベントの内容を取材記事として残し、PRの手法を用いてさらにリーチを広げていくという点です。
――それぞれ詳しく教えて下さい。まず1つ目の配信のクオリティについてお願いします。
「とりあえずzoomでやってみた」、という感じではなく、きちんとテレビ番組や映画のようなクオリティで作るという点が弊社の出せるクオリティの違いです。我々はテレビを始めとする放送関係者が社内におりますし、機材もテレビ局で使用しているものと同等のものを使用しています。
Webセミナーは開始から10分間で離脱する確率が非常に高い傾向にあるので、そこでいかに離脱させないかというのがとても重要です。もちろんダラダラ話すのはよくないので、きちんとオープニングムービーを作ったりして、メリハリを付けたりするのもクオリティの一つになると考えています。
よくあるケースだと、Web動画系の撮影スタッフをアサインする場合も多いですが、やはりYouTubeとテレビとではクオリティに歴然の差がありますので、テレビ並みのクオリティを出せるというのは強みですね。あとはコンテンツの構成として、ひとつのセッションで60分、90分きちんと見せられるようなものに作り上げられるか、といった点も重要になります。
――テレビ並みのクオリティというのは、漆畑様の経験によるものでしょうか?
そうですね。私がテレビ局にいた経験がありまして。また番組制作に携わっているメンバーが在籍していたりと。その時の繋がりで今でも放送作家さんやカメラマン、ディレクターなど現役のテレビスタッフが副業的に手伝ってくれたりもしています。
――2つ目の体験を生み出すという点はどうでしょう?
やはり名刺交換だったり、ご飯を食べながらの懇親会だったりがオンラインだと難しいというところはありますが、デジタルでも懇親会がしやすいようなパッケージも用意しています。事前にお酒やおつまみのセットを参加者に送って「みんなで乾杯しましょう」とか。他にもリアルなものを先に自宅へと配送しておいて一体感を出すみたいなこともやっています。お揃いのTシャツを着たりとか。それが参加者の満足度に繋がり、結果としてユーザー目線での拡散も期待できるようになります。
――確かに、WEBのイベントや商談って印象に残りにくいですもんね。
そうですね。オンラインでの懇親会などは取り組み自体が新しいので、尚更印象に残りやすいですし、一人ひとりのご自宅まできちんと届けられるという意味では、新たなリーチにも繋がるのでオプションで検討される企業様は多いですね。後はロゴ入りのタンブラーやマスクなどを事前配布されていたケースもあり、評判が良かったですね。
――3つ目の取材記事についてもお願いします。
色々なスケジュールが重なったりして見れなかったWebセミナーを後から見返そうとしても、1時間や2時間の動画を全て見るのは時間的にも難しいのですよね。これを5分程度で読めるくらいのボリューム感で、テキスト記事として残すことで、振り返りのしやすいコンテンツに仕上げたりしています。テキスト形式のコンテンツとして残ることで、セミナー終了後も長期に渡って検索からの流入も期待できるなど副次的効果もあります。
ちなみに、以上の3つにプラスして、登壇者にバラエティさを出したり、レベルを上げるという意味合いで、芸能人や文化人をキャスティングできるサービスも新たにスタートしました。ご希望に応じて、アナウンサーの方を呼んで、しっかりとした進行の元で進めることもできますし、タレントさんや文化人を呼んでイベントに彩りを沿えたりという事もできます。
――WEBセミナーの参加者規模はどれくらいが多いですか?
お客様のご要望に応じて様々ですが、比較的多いのは100名前後ですかね。もちろんそれより少ない人数で、小さなイベントを毎月やるというのも可能ですし、今までホテルの宴会場でやっていたような数百~数千人といった大規模なイベントを、半年に1回開催するという場合もあります。
――御社のサービスをご利用されるのはどういった企業が多いですか?
BtoB系のお客様が比較的多い印象がありますが、弊社としては特にこだわりはありません。やはり資料やテキストだけでは内容が伝わりにくいようなサービスをお持ちの会社さんは、Webセミナーを通じてリードを増やしていく傾向が強いなと感じています。特に最近はSaaS系だったり、タクシー広告に出ているような会社さんの導入は多いですね。
――企業のPRにおける課題はどのあたりだと思いますか?
自分たちのサービスを売り込むことだけに注力しすぎて商品・サービスが持つ社会的意義が曖昧だったり、そもそもきちんと説明できていなかったり。はたまた、自分たちは凄いということをアピールする為に「日本初」や「No.1」といった表現はするものの、その裏付けとなる情報が乏しかったりと。客観的な視点をしっかり入れ込むというのはなかなか難しいことがありますね。そのあたりを、もう少し丁寧にケアしていくだけで反応は全然違うのになと思います。
――どういった企業さんに使っていただきたいですか?
既存のやり方や手法から脱却したいと悩んでいる会社様ですとか、タクシー広告をやったりして一気に今攻めるぞといったタイミングの会社様には是非活用していただきたいですね。きちんと映像としてのアーカイブも残るので、Webセミナーの映像を営業資料として再編集して使用することもできますし。他にも新しいリストに対してのアタックを新たに実施したいときにも使えると思いますので。それでその後の集客も効率よく出来るようになるのかなと思います。
――導入を検討されている企業に一言お願いします。
我々は電通グループの一員というバックボーンもありますので、安心してご依頼頂ければと思います。今後企業様が自分たちのサービスを世の中に認知させていく際には、お役に立てるサービスだと思っておりますので、一緒に事業や会社のPDCAを回していく為の動きをご一緒に手掛けることが出来ればと思います。是非お気軽にご相談下さい。