インターネット広告の中でも代表的な「バナー広告」。なかでも、大手インターネット企業の「ヤフー株式会社」が展開する「Yahoo!」のバナー広告は人気です。しかし、Yahoo!のバナー広告に興味を持っていても、「簡単に利用できるのか」「どのような種類があるのか」など疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
Yahoo!のバナー広告には大きく分けて「予約型」「運用型」の2種類があり、それぞれバナー広告の配信先や特徴が異なります。利用目的にあわせて選べば、より高い効果が期待できます。
今回は「Yahoo!のバナー広告」について特徴や種類、「予約型」「運用型」の違いについて解説します。
Yahoo!のバナー広告とは
Yahoo!のバナー広告は、日本最大級のポータルサイト「Yahoo! JAPAN」をはじめとしたページに配信できるインターネット広告です。Yahoo!のバナー広告は大きくわけて2種類。予約形式で圧倒的な露出量を誇る「予約型」と小規模額から始められる「運用型」のバナー広告があり、目的にあわせた広告配信が可能です。
Yahoo!のバナー広告には、主に3つの特徴があります。1つめの特徴は、多数のページに出稿できる点です。Yahoo!のバナー広告は、インターネットのトップページにする人も多い「Yahoo! JAPAN」をはじめとし、さまざまなYahoo!関連サービスに配信が可能。豊富な出稿先で、多くの人に広告を見てもらえる可能性がより高まります。
2つめの特徴は、精度の高いターゲティングができる点です。Yahoo!のバナー広告は、主に「性別・年齢」「デバイス」「曜日・時間帯」「地域」などからターゲティングが可能です。運用型広告の場合はさらに種類が増え、ターゲットとなるユーザーへ最適なタイミングで広告を配信できます。
3つめの特徴は、使いやすい広告管理ツールが利用できる点です。Yahoo!のバナー広告は、配信設定から実績レポートの確認まで1つのツールで完結。インプレッション数やクリック数など、効果分析に必要な項目をリアルタイムで確認できる「パフォーマンスレポート」も簡単に出力でき、効果を見ながら随時改善に取り組めます。
このように、大手インターネットサービスならではの魅力があるのが、Yahoo!のバナー広告の特徴です。
予約型について
Yahoo!のバナー広告において、予約形式の購入で圧倒的な量の広告配信が約束されるのが「予約型」です。
予約型の特徴は、確実な広告配信ができる点です。予約形式で購入できるため、指定のページに必ず広告が表示され、ページを訪問したユーザーに訴求できます。なお、予約型バナー広告の購入方法には、期間と掲載枠を指定して購入する「枠購入型」や特定の時間帯を指定しジャック形式で購入する「時間帯ジャック購入型」などが用意されています。運用型のバナー広告よりも優先的に表示されるため、予約型は広い範囲への認知向上が期待できます。
また、広告出稿後の詳細な効果測定ができる点も予約型の特徴。予約型バナー広告では、「広告接触者が商品を認知したか」「購入意欲が上昇したか」などを測る「ブランドリフト調査」や、「広告によって対象ワードの検索が増えたか」を測る「サーチリフト調査」が用意されています。これらの調査によって、「消費者のブランド認知向上」という広告出稿の目的を果たせたかを確認できます。
さらに、特別なフォーマットでの露出ができる点もポイント。予約型のバナー広告は、Yahoo! JAPANトップページを中心に視認性の高い場所に掲載されます。加えて、「トップインパクト」「トップインパクト パノラマ」など運用型ではできない特別なフォーマットが使用できるため、サイトを訪問したユーザーに強く印象を残せます。特に、スマートフォンの場合はバナー広告が画面を占める割合が大きく、非常にインパクトが大きいです。
このように、幅広いユーザーにインパクトの高い露出が狙えるため、予約型のバナー広告は出稿目的が「認知向上」の場合に利用がおすすめです。
運用型について
予約型に対して、予算内で柔軟な広告配信が可能なのが「運用型」バナー広告です。
運用型の特徴は、なんといっても少額で利用が可能な点。運用型バナー広告の予算は任意で決められ、1日数千円程度からでも出稿が可能です。また、利用期間にも制限はなく、イベント関連の広告であれば開催1週間前に絞って掲載するなど、好きなタイミングで掲載開始・停止が可能。掲載中の予算変更や停止後の再開も簡単で、気軽に利用できるのがポイントです。
さらに、精度の高いターゲティングができるのも運用型の特徴。運用型のバナー広告は「Yahoo! JAPAN」をはじめ、多数の掲載パートナーサイトを訪れたユーザーに対し興味関心のある広告を配信します。性別や年齢などの基本属性の他に、運用型の場合は「類似ユーザー」「サーチキーワード」「サイトリターゲティング」など細かくターゲティングが可能。広告内容に興味を示す可能性が高いユーザーへ向けて配信し、よりユーザーの購買行動につなげられます。
このように、次のアクションに繋がる可能性の高いユーザーを狙って広告配信できるため、運用型のバナー広告は「ユーザー獲得」が目的の場合に利用がおすすめです。
まとめ
Yahoo!のバナー広告は、大手インターネットサービスならではの多様な出稿先や露出量が特徴。また、「予約型」では特別なフォーマットや視認性の高い位置での掲載で認知向上が期待でき、「運用型」では細かいターゲティングで興味関心の高いユーザーの獲得が狙えます。
Yahoo!のバナー広告を利用する際は、バナー広告配信の目的を考えたうえで、目的にあわせた広告配信を選びましょう。目的が「商品やサービスの認知向上」であれば「予約型」、「実際に商品を購入してもらう」のであれば「運用型」の利用がおすすめです。Yahoo!のバナー広告を利用して、自社の課題解決に努めてください。
バナー広告については以下の記事でも詳しくまとめていますので、ぜひご覧ください。