皆さんは、夏と言えば何を思い浮かべるでしょうか。海、入道雲、花火、風鈴…、夏らしい風物詩はたくさんあります。今回は、そんな夏を感じるキャッチコピーを、実例を交えてご紹介していきます。
夏を感じるキャッチコピーで重要なポイント
まずは、夏を感じられるキャッチコピーに必要なものを紹介していきます。思わず目が吸い寄せられるような、夏らしさを思わせるキャッチコピーにするにはどういった点に注意すれば良いのでしょうか。
夏と商品を掛け合わせた言葉選び
キャッチコピーは、短い言葉で相手の心を動かす必要があり、短文の中でもキャッチ―さが重要です。
例えば夏を表す言葉には、“温度”を表す表現でも「暑い」や「熱」などがある一方で、「涼しい」や「冷たい」もあります。
夏を彷彿とさせるキーワードを選定しつつ、「商品の特徴」を掛け合わせ、紹介したい商品の特徴によって言葉と組み合わせてキャッチコピーを作ることが重要です。
「夏色」を入れる
夏らしいキャッチコピーを目立たせるために必要なのは、「夏を感じさせる色」です。夏らしい広告の多くは、青や水色を採用しています。暑い夏だからこそ涼を求める点に注目し、海や川などの水を表したり、青く澄み渡る清々しい空をイメージしたキャッチコピーは数多くみられます。
夏は気分が開放的になるので、複数の色を取り入れて花火のようにカラフルにしたり、濃い色でパキッとメリハリを持たせる色合いも人気です。
夏を感じるキャッチコピーの例
では、実際に夏らしいキャッチコピーを見ていきましょう。普段意識していないことも、改めて見ると施されている工夫がわかります。
「似合ってるから、脱がせたくなる。」
「似合ってるから、脱がせたくなる。」
この涼しげなキャッチコピーはLUMINE MAGAZINEのものです。ファッション、フード、カルチャーなどを扱っている会社で、「脱がせたくなる」というキャッチコピーからはファッションの広告であることがわかります。
暑い夏に多い目が覚めるような青い空と、裸足の足元が冷たくて気持ちよさそうな水色の海が広がっています。全面に青を押し出すことにより夏を感じられます。
また、キャッチコピーは白抜きで大きく書かれていますが、背景が濃い青だから成り立っていることがわかりますね。文字は透明感を加えられており、涼しさを感じるデザインとなっていました。
「7月12日、全国的にクリアランス日和となるでしょう。」
「7月12日、全国的にクリアランス日和となるでしょう。」
こちらは、三越伊勢丹グループの夏のクリアランスセールのキャッチコピーです。
夏をイメージさせる色合いに多く使われるのは、濃い青やハッキリした色味です。そんな中、こちらのキャッチコピーはあえてパステルカラーとなっている点が特徴的です。トレンド色を取り入れており、夏に食べるシャーベットやジェラートを思わせる配色となっています。
キャッチコピーに7月12日と日付が入っていることで、はっきりと夏のクリアランスであることが伝わります。柔らかい色は女性らしさを表し、ターゲット層である女性に響くように作られています。
「暑さで、女子力は蒸発しました。」
続きを読むには
会員登録無料が必要です
会員登録無料が必要です
全ての記事が閲覧できます