メール広告は正しく利用することで高い費用対効果が期待できると言われています。
電子メールという媒体の特徴を活かすことで、即時性のある広告出稿ができ、文章や画像など多くの情報を消費者へ直接届けることができるため、購入に際して情報が必要な商材の広告にも適しています。
管理されている顧客データを利用するため、ターゲティングを行うことが可能な点も費用対効果を高める一つの要因です。
ビズ男(初心者)
メール広告って、
つまりDMのことですかね?
最近だとあまり見なくなったイメージですけど…。
アドクロ先生
いわゆるダイレクトメッセージ=メール広告ではないですね。
どちらかというと、「Eメール広告」といった方がわかりやすいかもしれませんね。
ビズ菜(ベテラン)
会員登録時にメール広告を受け取るか、みたいな項目もよく見かけますよね。
消費者がどこかで能動的に配信を受け取る選択をした場合のみ送られるもの、ということですよね。
アドクロ先生
そうですね。メール広告は基本的には配信が許可された消費者に向けて行うものです。
もちろん配信されたメールマガジンに別企業の商品やサービスが広告として掲載されている場合もあります。
メール広告とは?
メール広告とは電子メールを利用して消費者へ直接広告宣伝を行うダイレクトマーケティングの一種です。消費者が事前に登録をした情報に基づいて配信するため、ターゲティングが可能な広告手法の一つです。自宅や社内で落ち着いて広告を閲覧してもらえるため、情報量が多い広告物の宣伝に適しています。画像やフォントの装飾などを行うことも可能なため、より訴求力の高い広告をデザインすることも可能です。
ビズ男(初心者)
メール広告って文章だけのイメージだったけど、
画像も合わせて送れるんですね。
やっぱり画像を使ったりすると費用は高くなるんですかね。
アドクロ先生
画像の有無で金額が左右されるということはないようですよ。
ただし画像や文章のデザインなどを合わせて依頼する場合は別途費用が発生することも多いでしょうね。
ビズ男(初心者)
だったら画像を使ってアピールした方が良いですね!
ターゲットを絞って伝えたい内容をフルに伝えられるメディアって考えるとメール広告って結構凄いかもしれないですね。
アドクロ先生
使い方次第ではありますが、ポテンシャルはかなり秘めている広告媒体と言えると思います。
他の媒体にも言えることですが、すでにある顧客データを利用できるかどうかは広告宣伝において重要なポイントですからね。
ビズ菜(ベテラン)
メール広告は配信数=費用になることが多いですからね。
ターゲットをしっかり絞って見込み顧客にのみ配信することで費用対効果は高くなりますね。
メール広告のメリット
数少ないダイレクトマーケティングであるメール広告。メール広告ではオンラインならではの特徴と、ダイレクトマーケティングの特徴を活かした広告宣伝が可能です。即時性が高く、情報量の多い広告出稿が可能な点、ターゲットを絞った配信が可能な点などが主なメリットと考えられます。
メール広告のメリット ~即時性の高さ~
メール広告は広告出稿が全てオンライン上で完結することが多いため、即時性の高い広告出稿が可能です。翌日のセール・キャンペーン情報や、週末限定クーポン券の配布など、この即時性の高さは小売店・飲食店などで多く活用されています。
ビズ男(初心者)
言われてみれば、よくセール情報はメールで届きますね。
僕もファッション系の通販サイトのメルマガがよく来たりしていますが、気になって一応メールは開くことが多いです。
アドクロ先生
そうなんです。メール広告は事前に自ら登録した、興味を持った企業・店舗などから送られてくることがほとんどなので、開封率が高いのも特徴の一つなんです。
ビズ菜(ベテラン)
実際に足を運ぶきっかけになることも多いですよね。
「そういえばメール来てたよね」っていう話になってちょっと寄ってみるっていうのは休日にはよく見る光景ですよね。
アドクロ先生
自分の好きなタイミングでどこでも開封できる点もメール広告の良いところですね。
何度でもスマホから見直すこともできるというのも他の広告媒体とは違う点です。
メール広告のメリット ~情報量の多さ~
メール広告では文字や画像を使って自社の商品・サービスを詳細に説明することが可能です。HTML形式のメール広告であれば画像や動画の挿入や、フォントの変更などが可能なため、より訴求力を高めることができます。
ビズ男(初心者)
動画広告ってついにメールにも付けれるようになったんですね。
動画ならつい見ちゃったりしますし、
圧倒的に訴求力は高くなりますよね。
アドクロ先生
動画の良いところは情報量の多さが気にならないところですよね。
文字にすると1,000文字超でも動画にすれば数分なので、文字に比べて気軽に最後まで閲覧してもらえますからね。
ビズ菜(ベテラン)
動画だけでなく画像やテキストをデザインしたメール広告も効果的みたいですよ。
どんな商品・サービスにも必ずしも動画が必要とは限りませんからね。
アドクロ先生
その通りですね。
メール広告にもいくつかの種類がありますし、デザインもアピールしたい商品・サービスに最適なものを選ぶ必要がありますね。
メール広告のメリット ~ターゲティング~
メール広告は通常、既に登録されているメールマガジンや、同ジャンルの広告を許可している消費者に向けて発信されます。既に消費者の興味・関心があるジャンルや、性別・年齢などの属性を把握できているため、ターゲットを絞った広告配信が可能です。
ビズ男(初心者)
広告宣伝において重要なターゲッティングですね!
費用対効果を上げようと考えるとどうしても必要になってくる考え方ですよね。
アドクロ先生
メール配信も他の広告媒体同様、一度に多数の消費者に向けての配信が可能です。
ですが、ただやみくもに配信件数を増やせばよいというわけではないのが広告出稿の面白いところですよね。
ビズ菜(ベテラン)
メール配信は特に配信数が増えれば費用も増えることが多いので、配信数を設定することとターゲティングを行うことが非常に重要です。
利用する媒体によって読者の属性が大きく異なりますので、自社の商品・サービスに最も共感を得やすい消費者が多く閲覧している媒体を選択することがポイントですね。
メール広告の種類
様々なデザイン・レイアウトで配信されているメール広告ですが、メール本文の作成方法からテキスト形式とHTML形式の二つに分けて考えられています。
メール広告の種類 ~テキスト形式~
通常のメールと同じくテキストだけで構成されたメール広告のことを指します。文章のみで訴求を行うため、すっきりとした印象にはなりますが、視覚的な説明が必要な商品・サービスの訴求には不向きな形式と言えます。HTML形式のメールは受信側の環境によってはレイアウトが崩れたり、開封ができなかったりという問題もあるため、テキスト形式のメール広告と合わせて使われるケースもあります。
ビズ男(初心者)
一般的にメールと言うと
この形式をイメージしますよね。
ビジネスメールの延長っていうことですかね?
アドクロ先生
そうですね。
BtoBの営業メールなんかではこのテキスト形式でのメール広告も使われているようです。
ビズ菜(ベテラン)
HTML形式に比べて多くの情報を詰め込むと文章が長くなって見にくくなってしまう点がネックですよね。
相手方の環境に依存しないので確実な方法ではあるんですけどね。
メール広告の種類 ~HTML形式~
最近では画像の添付やレイアウトやフォントを変更したHTML形式のメール広告が主流になっています。テキスト形式に比べて画像やフォントの変更などを利用して、情報量を多くしながらも見やすい広告をデザインできる点が特徴です。特殊なタグをメールに記載することで、メールの開封率を把握することができる点も、HTML形式のメール広告が広く使われるようになった大きな要因と言えます。
ビズ男(初心者)
開封率の把握までできてしまうんですね。
こう聞くとテキスト形式より
HTML形式の方が断然メリットが多いですね。
アドクロ先生
技術の進歩に伴ってメール広告の形も変わってきているということですね。
メール本文に記載したリンクなどにもタグを付けることで、どのユーザーがいつどのリンクをクリックしてくれたかなどの計測も可能になります。
ビズ菜(ベテラン)
即時的に効果検証ができるというのは広告媒体にとってかなり大きなメリットですよね。
リアルタイムな反応を見て、すぐに消費者にアクションすることで商品購入の後押しをすることもできますからね。
ビズ男(初心者)
そうか!開封してかつリンクを見てるってことはかなり見込み度合いは高いですもんね。
そこに再アプローチをかけられれば、高い確率で消費者のアクションを引き出せるっていうことですよね。
アドクロ先生
その通りですね。
メール広告単体で考えるのではなく、その後のフォローまで考えながら広告をデザインすることでより高い広告効果が期待できますよね。
メール広告の種類 ~メールマガジン~
消費者自らが登録して継続的に閲覧するメール広告の一種。専門的な知識・知見などを配信するものから、企業が定期的に宣伝として配信するものなどその内容は様々です。多くの企業に自社の商品・サービスの情報を定期的にアピールする手段として利用されています。メール広告としては自社のメールマガジンに広告を掲出する場合と、他社が運用しているメールマガジンに広告のみ出稿する場合があります。
ビズ男(初心者)
いわゆるメルマガっていうやつですね。
もうかなり前に流行ったイメージでしたけど今でも現役で利用されているんですね。
アドクロ先生
情報誌と同じように、今でも大小様々なメールマガジンが配信されていますね。
特定のジャンルに絞った内容を扱うものが多いため、広告出稿との相性が非常に良い媒体でもあります。
ビズ菜(ベテラン)
ジャンルが絞られているということは読者の層や、興味・関心がある商品やサービスが把握しやすいですからね。
広告手法として有効である以上、これからもメールマガジンは増え続けるかもしれませんね。
メール広告の種類 ~ターゲティングメール~
ターゲティングメールはメールマガジンを利用した広告配信とは違い、自社の広告物のみを直接消費者に配信するメール広告です。配信する消費者はメールマガジンに登録している消費者から選定します。消費者の登録情報から自社の商品・サービスの見込み客となり得る属性を絞りこみ、その属性に当てはまる消費者にのみ配信を行うため、高い費用対効果が期待できます。複数属性から絞り込むことも可能なため、開封率同様、コンバージョン率も高い数値が期待できます。
ビズ男(初心者)
ターゲティングはメール広告のメリットの一つでしたよね。
ちなみにコンバージョン率っていうのは
どういう数値なんですか?
アドクロ先生
コンバージョン率は成果率といった意味合いで、この場合開封したユーザーのうち何割が購入に至ったか、という数値になります。
広告宣伝の最終目標は商品・サービスの購入なわけですから、この数値は非常に重要です。
ビズ菜(ベテラン)
興味・関心が高い人へ絞って配信することで無作為に配信する広告とはコンバージョン率は比べ物にならないですよね。
コンバージョン率が高い=費用対効果が高い、という考え方でも良いのでしょうか?
アドクロ先生
1通あたりの費用と商品・サービスの利益によって費用対効果は変わってくるのでコンバージョン率=費用対効果という考えは少し危ないかもしれません。
1件の成約で多くの利益が生まれる商材かそうでないか、で考え方はまた違ってきますから。
ビズ男(初心者)
一件あたりの利益が少ない場合はやはりある程度の件数が必要になってくるっていうことですよね。
やっぱり広告宣伝は商品・サービスに合わせて適しているものを選択することが最も重要っていうことですね。