近年、ターゲットや配信場所など多岐に渡る特性を持った広告手法が数多く生まれています。
その中でも、ターゲットに親和性が高く読まれやすいコンテンツで「趣味」をターゲットにした広告に注目が集まっています。
今回はこの趣味ジャンルの中でも、今老若男女問わず注目を浴びている「ゴルフ好きの人」にアプローチできる広告についてご紹介していきます。
近年のゴルフ市場
ゴルフ市場は2002年にゴルフブームが起き、ゴルフ場の数が増えるなどピークを迎えましたが、それ以降は減少傾向にありました。しかし、ここ最近のゴルフ市場は規模を増しており再び注目を浴びています。
経済産業省が発表している「特定サービス産業動態統計」によると、2021年2月以降ゴルフ場の売り上げが伸びており、特に同年6月以降の売り上げが二桁以上伸びています。
ゴルフ場利用者数については2020年10月以降伸びが続いていて、なかでも非会員数の伸びが目立ちます。
またゴルフのイメージとして、経営者向けに会員制を導入して接待などに使用されるといった印象を持っている方も多いかと思いますが、現状ゴルファーの約7割は非会員であり、多くの方が気軽に参加できる趣味でもあります。
直近ではゴルフ初心者で20代ゴルファーが急増しており、その中でも特に「女性利用者が増えた」という声が聞かれます。
近年、パウダールームを備え付けたゴルフ場が増えており、女性ゴルファー向けに化粧品などのアメニティーを充実させたり、クラブハウスのレストランに低カロリーのヘルシーメニューを加えるなど、女性向けを打ち出しているゴルフ場も増えています。
インスタグラムでは「#ゴルフ部」とハッシュタグをつけて、様々な業界のインフルエンサーが投稿をしている流れを見ても、男女問わず若年層も含めて非常に伸びてきている趣味であることがわかります。
ゴルフ関連のメディアの種類
では次に、初心者を含めゴルファーの方々が情報収集をする際にどんなメディアを使用しているのか解説していきます。
・ゴルフ雑誌
王道の情報取得方法として、雑誌が挙げられます。近年ではSNSやWEB媒体の普及から「雑誌離れ」という言葉が流布していますが、各種マガジンサイトでは月額制で雑誌が読み放題のサービスもあり、その中にゴルフ雑誌も多く含まれています。SNSと比較して年齢層の高いユーザーが情報収集をしている媒体として棲み分けて活用している雑誌社も多くいるため、雑誌でしか得られないプロのテクニックやイベント開催などもあり、引き続き貴重な情報収集源です。
・ゴルフ専門WEBメディア
近年のインターネット普及に合わせて、ゴルフ専門のWEBメディアも増加しています。
雑誌を手に取るよりもお手軽に情報収集が可能で、レッスンコラムや新商品の情報など様々なゴルフ関連情報を得ている読者が増えています。
・SNS各種
前述した通り、若年層の参入背景の一つにSNSがあります。
インスタグラムでインフルエンサーの方が女性向けのゴルフウェアを着用・販売することで、女性人気の火付けとなっているといっても過言ではないかと思います。
また、TikTokやYoutubeなどの動画ツールでゴルフのミニレッスンやテクニックを普及しているプロやアマチュアの方が多くいらっしゃることで、真似をしながら自己流で上達を目指す方も数多くいらっしゃいます。
・レッスン・教室
もちろん、技能の向上を目指して自己流ではなくしっかり教室に通う選択肢もあります。
レッスンを受けるにあたって、目の前で上手にプレーしている先生に聞きながらおすすめの道具やコツなどの情報を得て、上達を目指している方も多くいらっしゃいます。
ゴルフ好きな人にアプローチできる広告とは
最後に、ゴルフ好きの人にターゲットを絞ったアプローチができる広告についてご紹介します。
主に下記の3点です。
・ゴルフ場内の広告枠
ゴルフ場内には多くの広告枠が設けられています。
場内のデジタルサイネージや展示などの目に付くものから、スコアシートなどの常に携帯するものにも広告を表示できるところも増えており、認知施策として非常に魅力的です。
・ゴルフ雑誌・WEBメディアの広告枠
言わずもがな、ゴルフ場に訪れている人だけがゴルフ好きではありません。
ゴルフ雑誌やゴルフ専門WEBメディアには多くの広告掲載面があり、打ちっぱなしユーザーも含めて場所を問わず様々な方へ訴求をすることができます。
・メール広告枠
企業が提供するメール広告でもゴルファーにアプローチできます。
メルマガ登録時に興味のあるジャンルなどをアンケート取得した際、ゴルフと回答しているユーザーにメール広告で訴求をすることが可能です。
開封率などが追跡できるため、施策のPDCAがしっかり実施できる点がメリットです。
ゴルフ好きな人にアプローチできる広告のおすすめ媒体
まとめ
当記事では、なぜ今ゴルフ好きの人にアプローチをするのかという理由と、具体的な広告の種別をお伝えしました。
前述の通り、ゴルフ業界は近年非常に伸長している中でも、元来持っている経営者向けのターゲットから20代の男女まで様々なユーザーに実施ができることから、注目を浴びています。
新たな認知施策などを模索されている・今の広告施策が頭打ちで困っているなどでお困りの方がいらっしゃればぜひご検討してみてはいかがでしょうか。