自社商材の売上や認知度を上げたいなら、より多くの人に向けて効果的にPRしたいですよね。
日本の消費者が日常で利用するものの一つに、自動販売機があります。
スーパーやコンビニより手軽に冷たい・温かい飲み物を買えて、対面でのやり取りもない自動販売機は、ユーザーにとってとても便利です。
通勤・通学をする人、ジムやショッピングモールなど特定の施設を使う人など、ほぼ毎日(毎回)目にするものとなっています。
大勢の人が多頻度で目にする自動販売機を使った広告を打ち出せば、効果的に認知度向上・ユーザー獲得をすることが可能です。
この記事では、自動販売機で実施できる広告の種類や効果を解説していきます。
自動販売機とは
自動販売機とは、通貨やカードなどを入れることで自動で物品を購入できる機械全般を指します。
販売されているものには飲料・食品、タバコ、食券や入場券、日用品雑貨などがありますが、この記事では「飲料・食品」の自動販売機を対象として解説していきます。
・自動販売機の市場規模
日本自動販売システム機械工業会のデータによると、飲料自動販売機の普及台数は2021年末時点で約225万台、インスタント麺や冷凍食品、アイスクリームや菓子などの食品自動販売機は約7万台となり、合計で230万台を超えています。(引用:日本自動販売システム機械工業会)
売上額は2兆円と大きな市場規模であり、土地面積と人口の比率からいっても、日本は世界トップクラスの「自販機大国」です。
性別や年代を問わず、幅広い層が日常的に自動販売機を利用しています。
・消費者に好まれる自動販売機の特性
消費者が自動販売機を利用するのは、以下のメリットがあるためです。
買いに行くのも決済時間もスピーディーである
外出先でもすぐ買えて、適切な温度(冷たい・温かい)
職場や学校付近、駅、マンション下など生活に根付いた場所にある
交通系ICや電子マネーなど、キャッシュレス対応しているものも多い
飲み物1本のためにスーパーやコンビニまで出かけるのは面倒くさいと感じる人が多いでしょう。自動販売機は「建物内や道路を見渡せば1台は見つかる」くらい身近にあり、他人と対面することなくスムーズに購入できます。
また、キャッシュレス決済の普及と共にスマートフォンと連動する自動販売機も増えました。
アプリにポイントが付与されたり、タッチパネルやディスプレイでコンテンツ配信・サービス提供を行えたりもします。
自動販売機は「便利でお得に商品を買える機械」であるうえに、企業が消費者とコミュニケーションを取れるツールにもなっているのです。
自動販売機で実施できる広告とは
自動販売機で実施できる広告には、大きく分けて3種類あります。それぞれの特徴をみていきましょう。
・デジタルサイネージ広告
デジタルサイネージ広告とは、タッチパネル式の自動販売機で、ディスプレイを使って流す広告のことです。画面でPR商品の動画を流し、消費者の関心や購買意欲を高めます。自動販売機で商品を買う際には必ずディスプレイに触れ、視線が画面にいくため、多くの利用者に認知してもらえます。
・ラッピング自販機
ラッピング自販機とは、自動販売機自体のコーティングを貼り替え、商品をPRする広告形式です。
自販機全体のデザインを変えられるため目立ちやすく、遠くからでも視認されます。利用する際だけ点灯するディスプレイ広告とは違い、24時間365日PRし続けることが可能です。自動販売機は一定期間ずっと同じ場所にある地域密着型の媒体なため、職場や学校、駅など多くの人が毎日目にする、印象に残りやすい広告となっています。
また、ラッピング自販機は外装を貼り替えるだけなので、自社商材が季節限定商品などの一時的なものでも手軽に利用できます。
・自販機まわりの看板広告
自販機は壁などに面していることが多いため、周りに看板広告を立てられます。
多数の消費者に一定期間、毎日自社商材をアピールできるため、自動販売機を利用する際につい隣に目がいってしまうような、インパクトがある商品に向いています。
自動販売機の広告のターゲットと効果とは
自動販売機まわりの広告を行うと、以下のような効果が期待できます。
・幅広い利用者に向けた広告のため認知度が向上
駅や道路に設置された自動販売機は、性別・年齢問わず多くの消費者が利用します。
しかもただ通り過ぎるのではなく、購入のために必ず足を止めます。
・視認度が高い
自分の前の人を待っている時間、飲み物が出てくるまで、お釣りが出てくるまでの数秒、キャッシュレス決済をしている1秒。
上記のように1回あたりはほんの数秒でも、生活圏にある自動販売機や、そのまわりにある広告は何度も何度も目にするため、自然とユーザーは「これ最近よく見るな」と感じ、認知度が上がります。
新商品や期間限定商品など、一気に広めたい商材におすすめです。
・特定のターゲットに向けた広告のためユーザー獲得
オフィス内なら20~50代の社会人男女、商業施設ならファミリー層など、立地でターゲットを絞れる自動販売機もあります。
ジムの内外にある自販機ならスポーツ飲料や健康アプリ、オフィスならコーヒーやビジネスツール、観光地の商業施設にあるならご当地グッズやグルメサイトの広告など。その自動販売機をよく利用するターゲット層に合わせて、効果的な広告を打ち出せます。
自動販売機の利用者層と自社商材のターゲットが合致していれば、売上アップやユーザーの獲得に繋がります。
ある程度ターゲット層が決まっている商材におすすめです。
自動販売機の広告のおすすめ媒体
まとめ
自動販売機まわりの広告は、幅広い層の多数の利用者に向けて、自社商材をPRできる広告媒体です。
導入することで認知度向上や話題作り、配信コンテンツを通したユーザーとのコミュニケーションなど、多くの効果が期待できます。