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シニア向けのデジタルサイネージ広告
日本では高齢者人口が年々増加し続けており、2025年には高齢者市場が101兆円になるともいわれています。
厚生労働省の予測では、2055年には65歳以上の高齢者が日本の人口に占める割合は39.4%と、ほぼ4割を占めるとしています。
少し昔の「シニア」というと、お家時間を楽しみながら過ごしている高齢者というイメージがありましたが、現在は趣味やさまざまな活動に意欲的で元気な「アクティブシニア」という考え方も注目されています。
高齢者向けビジネスも増加しており、シニア層をターゲットにした広告市場は益々拡大していくと思われます。
今回はそんなシニア層をターゲットにした広告の中でも、デジタルサイネージを活用した広告例とおすすめの媒体をご紹介します。
「シニア」と一言で聞くと「高齢者」とすぐに結びつきますが、そもそもシニアの定義は何歳からなのでしょうか。
国連では60歳以上、世界保健機構(WHO)では65歳以上と決まっています。
業界によって「55歳以上」「70歳以上」と定めるものもあり、実際のところ「シニアは〇〇歳から」という定義は存在しません。
シニア向け広告というと、65歳以上の人にアプローチする広告が主になります。
しかし自分が高齢者だという自覚を持つ年齢は、人や性別によりバラつきがあり、自分が高齢者だという自覚を持つ人は男女共に75歳以上になると8割を超えるようになってくるようです。
このことからも「シニア向け」「高齢者向け」というキーワードを入れすぎない広告作りがポイントのひとつとなります。
シニアマーケティングについては下記記事で詳しくご紹介していますので、是非ご覧ください。
今まではDM(ダイレクトメール)・折込広告・新聞広告などが、シニアに直接情報を周知できる身近な媒体でしたが、最近ではモニター画面に大きく映し出されるデジタルサイネージ広告が注目されています。
デジタルサイネージ広告はリアルタイムで最新の情報を知ることができ、印象に残りやすいことが特徴です。
薬局の待合室や飲食店、駅構内など街の至る所で目にすることができます。
明るい画面で大きな文字で情報が表示され、場所やコンテンツにより音が出るものも多いので、テレビに慣れ親しんでいるシニアの視認度も高く、人気の広告媒体のひとつです。
最近では趣味の時間を多く使うシニアも増えているため、様々な場面に設置されたサイネージでアプローチすることが可能となっています。
設置場所により富裕層をターゲットにすることも可能です。
クリニックや薬局の待合室はシニアの利用頻度が高く、待ち時間の間に何度も目にすることが多いため、人気のサイネージ広告のひとつです。
シニアにとって安心感・信頼感が根強い身近な場所であり、来客の半数が5分以上滞在する傾向があるため広告効果が期待できます。
エレベーター内は密室空間のため注目度も高く、繰り返しのアプローチが可能です。
友人や家族と利用することが多いため口コミ効果が期待できます。
戸建てからマンションに住み替えるシニアが多く、サイネージを設置するマンションの場合、比較的富裕層をターゲットにすることができます。
現在郵送やオンライン上で様々な手続きが可能になっている役所ですが、シニアの窓口の利用率は高く、役所の玄関ホールや待合室でアプローチが可能です。
電子書籍が主流になってきている若年層に比べて、シニアの図書館の利用率は高い傾向があります。
定期的に通っている利用者も多いため、繰り返しのアプローチが可能です。
コロナ禍でも比較的安心してプレイが可能なため需要が高くなっており、男性向けなどピンポイントのアプローチが可能です。
健康・美容の情報に敏感な利用者が多く、クラスでレッスンを受けている場合そこでの口コミ効果が期待できます。
入口や脱衣所、食事処などでアプローチが可能です。
最近ではスマホやタブレットを持つシニアの方も多く、デジタルな媒体も受け入れやすくなっているのではないでしょうか。
時間にゆとりを持つ方が多いため、趣味を多く持ち、旅行や山登り、社交ダンスや体操などを習い事にするアクティブシニアも多く、様々な場面でアプローチすることが可能です。
今回はそんなシニア層をターゲットにしたデジタルサイネージ広告をご紹介しました。
シニア層向けの広告出稿を検討される際はぜひこの記事を参考にしてみてください。
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