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【新宿】2024年10月7日週 OOHレポート
アドクロ編集部がお届けする今週の新宿OOH Report。今週新宿で展開された広告で、押さえておきたい広告事例をピックアップしていきます。
新宿駅で展開された「からだすこやか茶W+」の広告。10月7日から数量限定で、テレビアニメ「葬送のフリーレン」との限定ボトルを全国で発売したことにちなんだ広告です。
最近は話題化を狙ったアニメとのコラボ広告が増えていますが、こちらの広告も「葬送のフリーレン」を視聴している若者やアニメファンの注目を集めやすくなっています。また、特定保健用食品(特保)を連想させる「トリプルトクホ」というコピーは、健康を意識する人の目を引くものだったのではないでしょうか。
鮮やかなオレンジ色の背景に、キャラクターと製品ボトルを大きく配置することで、非常に目を引くデザインになっていました。
新宿駅メトロプロムナードで展開された「プリングルズ」の広告です。
新しいパッケージになっても内容量はそのままである事を視覚的に表現する手段として、レントゲン写真を活用。新旧のパッケージ中見をX線で見えるようにし、量が減っていないことを表現したユニークな広告です。
広告には見る角度によって映り方が異なる、ベローズプリントを採用。同じ面でありながら、クリエイティブが異なるギミックが入っていました。担当者に広告のポイントを聞いた記事を下記よりご覧いただけます。
新宿駅メトロプロムナードで展開されていた「DAZN」の広告です。
1枚目は「ここがMAX!」という大きな文字で注目を集めるデザインで、2枚目ではテキストがびっちり書かれているという、2段階のアプローチを採用。1枚目の広告で通行人の興味を引き、2枚目で深い情報を与えるという構成になっているようでした。
また、広告を見ているとプロ野球の「クライマックスシリーズ」に焦点を当てていることが伺えます。「人の感情の総量で、クライマックスはつくられる。」といった表現は、スポーツ観戦の醍醐味をユーザーの声で上手く表現しており、視聴者の感情に直接訴えかけているようです。
新宿駅で展開された、「#世界クロミ化WEEK」の広告です。
「#世界クロミ化WEEK」は動画配信や無料スマホゲームがリリースされるなど、サンリオのキャラクターである「クロミ」 が主導で展開する企画。2024年で3年目の実施となります。
広告は「計画倒れ!?」と書かれた複数枚のチラシを、クロミが破いたような、ユニークなクリエイティブとなっていました。
チラシ風デザインには、「クロミ大学」や「スーパークロミ」など、まるで新聞を彷彿とさせるような広告も入っており、“クロミ尽くし”な内容になっていました。
また同広告は、新宿駅前の屋外ビジョンでも3Dで展開されていました。
新宿駅メトロプロムナードで展開された「ディズニー ツイステッドワンダーランド」の広告です。ハロウィーンイベントの広告キャンペーンで、通常はポスター貼りの面となっている広告枠に立体の看板広告を設置。
演出として描かれた木も立体的に作られており、遠目で見ても本当に生えているようなリアリティがありました。
新宿駅で展開された、男子バレーボールクラブ「東京グレートベアーズ」の広告です。京王線とJR線を行き来する通路にある、新宿アドストリート32面をジャック。
1面ごとに、チームメンバーの写真や集合写真が掲載されており、ファンには嬉しい内容になっていました。今週末にホーム開幕戦も実施されるようで、チームやファンの気持ちをさらに盛り上げた広告となったのではないでしょうか。
今週は特殊演出の2事例が存在感を放っていました。
ベローズプリントを使い、見る角度で商品の見え方を変化させたプリングルズのレントゲン風デザインや、ディズニーツイステッドワンダーランドの立体的な看板は、従来のポスター広告から一歩踏み出した表現方法を採用していました。
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