株式会社NEXERはくまWEBと共同で、事前調査で「普段からネットサーフィンをしてホームページを見る」と回答した全国の男女601名を対象に「見づらいホームページ」に関するアンケートを実施した。
調査概要
- 調査方法:インターネット調査
- 対象者:事前調査で「自分でホームページを作ったことがある」と回答した全国の男女
- 有効回答数:601サンプル
- 調査期間:2024年9月20日~9月26日
- 掲載元:【見づらいホームページとは?】52.2%が「情報が見つけにくいホームページは見づらい」と回答
- 引用元:株式会社NEXERと株式会社くまwebによる調査
多くの人が感じた“見づらさ” SEOに悪影響も
まず、「「このホームページ見づらいな」と思ったことはありますか?」という質問に対79.7%が「ある」と回答。SEOの観点から、見づらいホームページはユーザーにストレスを与えるため、サイト滞在時間を短縮させてしまったり、離脱率を高めてしまったりと、検索エンジンの評価を下げる可能性があるため、多くの企業がSEO対策の一環としてホームページの見やすさを追求していると思われるが、意外にもまだ見づらいホームページはまだまだあるようだ。
見づらさの原因は情報過多・文章の難解さ
また、「見づらいと思った理由として当てはまるもの」については、52.2%の人が「情報が見つけにくい」を選択。2番目に多かったのは「コンテンツの量が多い」で43.2%だった。コンテンツマーケティングが主流となってきている今、多くの企業がコンテンツを増やすことに注力しているが、ただ増やすだけではなく、その情報を必要とするユーザーがスムーズに情報に辿りつける設計にすることが重要となるようだ。また、「文章が読みづらい」「文章が分かりづらい」を選んだ人も多かった。文字が多すぎたり、難しい言葉を使い過ぎたりすることも、ユーザーにとっては見づらいようだ。
レイアウト・文字と画像の量・スマホ対応がポイント
反対に「「こういうホームページは見やすい」と思ったことはありますか?」という質問に対し、70.4%が「ある」と回答。「それはどんなホームページでしたか?」との質問には「スッキリとしたレイアウト、見たい情報が見つけやすいこと」や「字の大きさが良い、写真が多い」、「スマホに対応しており、どこになにがあるか分かりやすい」などの回答があった。ユーザーに分かりやすいカテゴリー分けやデザインを行ったり、文字と画像のバランスを考えたり、コンテンツを見るユーザーの目線に立って設計していくことで、見やすさの改善に繋がるのかもしれない。
近年、ユーザビリティ(WEBサイトの使いやすさ)は重要視されている。見やすいホームページにすることで、ホームページの利用率向上や、直帰率低下、企業の信頼性やブランドイメージの向上が期待できる。コンテンツは十分増やしたのに検索順位が上がらない、離脱率・直帰率が高いなど、効果を感じられない場合は、“ユーザーファースト”の視点からホームページ設計を見直してみるのも一つの手だ。