アドクロ編集部がお届けするニュース解説。マーケティング関連で気になるニュースをピックアップし、担当者が詳しく解説します。
株式会社リンクアンドパートナーズは、漫画広告を活用したことがあるマーケティング担当者を対象に、「漫画広告の活用実態に関する調査」を実施しました。
「広告に漫画を活用しようと思った理由・目的を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『ユーザーの注意を引きやすいため(45.8%)』と回答した方が最も多く、次いで『説明が難しい商品/サービスのため(41.9%)』、『商品の魅力を伝えやすくするため(40.1%)』と続きました。
また、「漫画広告を活用した成果について教えてください」と質問したところ、『とても上手くいった(26.8%)』、『やや上手くいった(54.2%)』、『あまり上手くいっていない(16.1%)』『全く上手くいっていない(3.0%)』という結果になりました。
考察
漫画形式で広告が”コンテンツ”に
漫画広告はYoutubeなどのプラットフォームをはじめ目にすることがたまにあると思いますが、通常の広告と比べて1番違う点は広告であることの意識の低さではないでしょうか。
広告は基本的に見たくない、という方が多いと想定される中で「漫画を見たくない」という人はそもそも多くないと思います。
そのため本来見られにくいはずの広告が面白コンテンツに変化し他の人の目に留まりやすいということでしょう。
最近ではバナー広告にも可愛らしいイラストを入れて通常の訴求と少し変化を見せるような動きも徐々に見られており、もしかすると漫画広告と似たような効果が出ているのかもしれません。
広告も訴求次第では売れるという証拠に
ここでユーザー側の意見を見てみましょう。
これを見ると「広告を楽しんでいる」ことがわかりますが、同時に商品のイメージにつきやすさや商品に対する理解が深まっていることも同時にわかります。
広告を出す際にそもそも内容を見てもらえないという悩みを持つ方もいるかと思いますが、漫画広告でコンテンツ化することでこの問題が大幅に改善されやすくなるのではないでしょうか。
ただ、大切なのは漫画だから広告効果が高い、というわけではなく訴求が刺さっているからこそ効果が高いということです。
そのため漫画広告という方法にとらわれることなく、ターゲットに対して訴求しやすいコンテンツを作りこむことでこれまでよりも広告効果を高められるでしょう。