一建設株式会社は、2024年5月1日からJR西日本の快速・新快速電車のドア横枠で新卒採用広告を掲載しています。
本施策では、専門学校の大阪モード学園と一建設が2023年11月24日に実施した、産学連携プロジェクト「新卒採用広告・クリエイティブデザインコンテスト2023」にて、最優秀賞を受賞したチームより提案のあった広告クリエイティブが掲載されました。
【実際に掲載された広告。掲出期間は2024年5月1日~5月31日を予定している。】
今回の大阪モード学園との取り組みについて、一建設株式会社 経営企画部経営企画課 係長の吉川翔介氏によれば、「2022年度に名古屋モード学園様と同様の企画を実施した際、愛知県での新卒エントリー数が前年3月~7月と比較して増加した経緯があり、今回、大阪モード学園様に第2弾の実施を打診した」そうだ。
【名古屋モード学園と実施した産学連携プロジェクト「新卒採用広告・クリエイティブデザインコンテスト2022」にて最優秀賞を受賞し、名古屋市営地下鉄全線で掲載された広告】
「一建設としては、新卒採用の活動において地域の特徴に合った採用活動を展開したいと考えています。以前の名古屋での反応を踏まえて、名古屋モード学園の担当者様に大阪モード学園の担当者様を紹介いただき、本企画が実現しました。」と吉川氏。
今回の大阪モード学園との取り組みでは、2023年7月に企画がスタートし、その後9月に参加学生に対して同社の会社概要やコンテストの概要、広告の提案条件などを説明するキックオフを開催。10月に中間発表を挟み、最終発表および表彰式を2023年11月に実施をした。
今回実施した電車のドア横広告については、デザインのみに留まらず、交通広告の活用自体を最優秀賞チームの学生から提案を受けて実施したそうだ。
掲載後の反響として、吉川氏によれば「掲載してから日が浅いので、数自体は多くないですが、JR西日本の快速・新快速電車にて掲載しているドア横広告を見ましたという声は、多方面からいただいております。」という。
新卒採用の広告を学生が作るという、非常に興味深い取り組みですが、「今の学生目線で刺さるキャッチフレーズや言葉で広告が作れる」メリットは大きいのかもしれません。また、学生側も実際に広告として掲載される喜びを感じつつ、実務経験を先だって積める利点は大きいように感じます。今後の展開にも注目していきたいところですね。