長野県の北信エリアを中心に発行しているフリーペーパー『ほっとパル(Hotpal)』。長野市内を中心に各戸に配布しており、創刊から36年と歴史が長い同誌について、ほっとパル編集長の山岸様より誌面特徴や過去の出稿事例についてお話を伺いました。
――『ほっとパル』について教えてください。
ほっとパルは長野県北信エリアで発行している生活情報誌です。「3世代ほのぼのコミュニティーマガジン」がテーマとなっており、お子さんを持つ女性を中心に、その親世代(シニア)も楽しく読めるフリーペーパーとなっています。
ほっとパルは10年ほど前まで100%主婦の方がターゲットのフリーペーパーだったのですが、時代の流れとともにアクティブなシニア世代の方にも広く読んでいただけるようになってきました。
長野市内を中心に103,440世帯へポスティングで配布、30,000部を長野市と長野市周辺の施設で設置配布をしています。
―――ほっとパルを発行している「長野県の北信エリア」ってどのような地域なのですか?
県庁所在地のある長野市とその周辺エリアとなります。
北は新潟、東側は群馬に面しているエリアで、野沢温泉村や志賀高原などの観光地や温泉、また飯綱・戸隠・黒姫高原など地元住民に親しまれている名所があります。最近は移住者の方も多くなっていますね。
長野市は県内でも人口が密集しているエリアで、約16万3,000世帯(2021年4月時点)が暮らしていますが、ほっとパルはそのうち約10万を超える世帯へ配布をしています。
――ほっとパルの読者層について教えてください。
読者層で見ると30,40代の女性の方が多いですね。やはり、お子様をお持ちの方は様々なところにアンテナを張っておりますので、色んなメディアから情報収集されている方が多い印象がありますね。
ただ、お便りの戻りを見ていると40代以上の方も多いですし、20代の男性から「いつも読んでいます」といったお声もいただいています。36年間ずっと配り続けていることもあり、配布エリア内に住む全ての方に「市報」のようなイメージで皆様には受け入れて頂いています。
――ほっとパル本誌を拝見しましたが、ページ数も時には50P近くあってフリーペーパーとは思えないくらいボリュームがありますよね。
そうですね、多い時は56Pくらいあります。
ありがたいことに各企業様から広告に関する問い合わせも多く頂いていますし、近隣の市町村、観光協会、長野県をはじめとした自治体様からも広告を出稿いただいていますね。
ほっとパルを見て「ここに載せたい」とご連絡いただく場合もありますし、「前から気になっていた。ちなみに、掲載料はいくらですか?」といったご相談ベースの問い合わせを頂く事もあります。36年と長い期間配布していることもあって、1つの広告面として認知いただいているようです。
――広告も、本当に多種多様な企業様が広告を出されていましたね。
そうですね。やはり生活に密着した情報を提供できる点がほっとパルの強みではあるので、生活に必要な衣食住に関する内容の広告事例が多いです。
掲載されている広告の例
具体的にいうと、住宅会社(新築、建て替え)・リフォーム(改築、塗装、外構エクステリア)不動産(土地販売、買取、空き家買取)美容室・飲食店・学習塾・習い事・写真館・レジャーなどがあります。
――多種多様な広告の中で、特に反響が良い業種はありますか?
観光関係は特に反響が良い傾向にあります。
例えば、長野県内の観光地の旅館組合様に広告を出して頂いた際は、電話が鳴りやまないくらいの問い合わせがあったそうです。「お得な宿泊プラン」といった内容で載せて頂いたこともあり、興味を持った読者の方からの問い合わせが殺到したみたいです。
特に、コロナ渦でなかなか県を跨ぐ遠出が出来ないこともあって、近場でお出かけがしたいと思っていた読者の方のニーズとマッチしたようでした。反響が良かったこともあって、去年の8月には増ページして観光コンテンツの特集を組んだこともありました。
長野市は県内でも人口密集地ですし、長野市周辺でレジャー施設や観光施設を運営している方から見てもよい商圏ではあるんですね。なので、「長野市全域を面で押さえられるほっとパルは集客の面で見ても良い情報誌」だと言っていただけることが多いです。
その他の反響ですと、美容室様がシニア層の方を中心に月40名来店予約を獲得したり、住宅会社様が掲載初月に2棟の契約に結び付いた事例がありました。あとは、新店オープンのラーメン屋様がギョーザ無料券などのクーポン付きで広告掲載した時は、100~200枚の戻りがあったと聞いています。
――ほっとパルには多種多様なサイズの広告枠がありますが、人気の広告枠はどの枠ですか?
比較的引き合いの多い枠は4~6万円で掲載が出来る「1/6枠」ですね。
1/6枠の例
取り組みやすい金額感ということもあり、長い方だと15年近く継続でお出しいただいている方もいらっしゃいます。その他、月13,000円×12カ月契約の低単価な枠も人気があります。
やはり、小さい枠でも半年から年単位で継続してご掲載いただく事が認知度を上げるポイントになってきます。
掲載期間が長ければ長いほど、「あ、いつもあそこに載っているあの会社さんね」といったように定着し、問い合わせに繋がる場合が多くなっていますね。
面白い事例がありまして…。
あるリフォーム屋さんの事例なのですが、そのリフォーム屋さんは7、8年ずっと継続出稿いただいていたのですが、あるタイミングで掲載をストップしていたんです。
ストップした後、「いつも載っているリフォーム屋さんに連絡しようと思っているのですが、ほっとパルに載っていません。何かあったのですか?」といった問い合わせが編集部に寄せられたことがあったんです。
たとえ、広告を見たそのタイミングでは興味がなくとも、継続出稿で読者にしっかり認知してもらえれば、必要となったタイミングで選んでもらえることを実感した事例でしたね。
――普段から多くの広告クリエイティブを手掛けているかと思いますが、反響が出やすいクリエイティブの特徴って何かございますか?
読者の方の多くは、1つ1つの広告をじっくり見ているわけではありませんので、やはり目に止まる工夫は何かしら必要になってきますね。
例えば、大きい枠でも小さい枠でも、キャッチコピーは大事だと思っています。読者の方に「あ、これ私の事だ!」と思ってもらえるような呼びかけは効果を出す上でポイントになってきます。
実は、ほっとパルに掲載されている広告の9割ほどは弊社で制作しています。ほっとパル36年の実績や経験から貴社に合ったクリエイティブ提案もできるので、ぜひお任せいただきたいと思います。
――ほっとパルでは、チラシの折込もされているのですね。
そうですね。チラシ折込も結構人気があります。
ほっとパルを配布して頂いているスタッフさんが200名弱いるのですが、その方々が1枚1枚チラシを手作業で挟み込んでいます。だいたい、表紙をめくってその次のページ部分に差し込んでいます。エリアによって差はありますが、1枚~最高10枚まで入れています。
本誌に挟みこんで配布した方が、チラシもキレイに保たれますし、受け取る読者の方も散らかったりしないので良いと思っています。
あと、チラシ折込はエリアごとに最低500部からの配布が可能ですので、3円×500部=1,500円からチラシ折込ができます。
――広告を検討されている方に一言お願いします。
本誌掲載でもチラシ折込でも「長野エリアをターゲットにしているけど、効率の良いPRの方法はないか」といった問い合わせを他県の企業様から頂くことがありますが、ほっとパルは部数に対する費用で見ても、比較的割安になると思いますのでお勧めです。
弊社は36年間、地域密着でフリーペーパーを発行しており、地域の事は詳しく知っていますので、もし長野市でPRされたいといった事があれば、お気軽にお問い合わせ頂ければと思います。