第一弾の連続ショートドラマ「ランマル!」は、丸の内の出版社に勤める主人公・蘭丸 花のランチタイムを中心に、仕事での奮闘を描くストーリー。丸善丸の内本店「M&Cカフェ」をはじめ、エリア内の人気店から隠れた名店まで、丸の内の多彩な飲食店が登場する全28話の作品となっている。
10月4日からは第二弾「夏の約束」の配信を開始。丸の内仲通りを舞台にした本作は、巧みな脚本と演出により170万回の再生数を記録し、大きな反響を呼んでいる。
三菱地所株式会社コンテンツビジネス創造部の徳永蔵人氏は、配信先としてTikTokを選んだ理由について「『街のドラマ』という新しい試みにあたり、縦型動画に特化したTikTokの特性が、私たちの企画にぴったりだと考えました。また、すでに丸の内を知っている方はもちろん、まだ一度も訪れたことがない若い世代にも、ドラマを通じて丸の内の魅力を伝えられると考え、配信プラットフォームとして選択しました」と話す。
クリエイティブの特徴について、徳永氏は「すべて丸の内に実在する場所・商品を活用して動画を制作している」と説明。視聴者が実際に丸の内を訪れた際、ドラマのシーンを想起しながらレストランやアパレル店舗などを楽しめるよう、リアルな場所とドラマの融合を意識したという。
「すべてのコンテンツにおいて『丸の内をもっと好きになるドラマコンテンツ作り』を目指している。本件については、ぜひコンテンツビジネス創造部 徳永までお問い合わせください。」と徳永氏は語った。この取り組みを通じて、エリアの魅力を新たな視点から発信し、多様な層への訴求を図る狙いがあるようだ。
本プロジェクトは三菱地所のMEIC2023(新事業提案制度)における「街 IP ビジネス事業:CIRCUS」の一環として展開。すべての撮影を丸の内の実在する店舗や景観で行う「オール丸の内ロケ」にこだわり、今後はIPライセンスやコラボレーション、広告収入、有償課金、IPコンサルティングなど、多様な収益モデルの構築を目指している。
出典:プレスリリース