「アドクロ」では、広告・マーケティング業界の最前線で活躍する企業や個人にスポットを当て、その取り組みを独自の視点で取材し、記事として紹介しています。今回、直近で取材を実施した6社について、それぞれの現場で得た貴重な洞察や印象的なエピソードをお届けします。
各取材を通じて見えてきた広告戦略の最新トレンドや、業界の未来を占う鍵となる要素とは? 編集部メンバーが肌で感じた、広告の世界の躍動感あふれる現在地をレポートします。
わかさ生活 広報様
【「馬」広報さんと編集部の加藤で写真を撮らせて頂きました】
「わかさ生活」の公式Xアカウントの裏側に迫るべく、京都本社にお伺いして「中の人」とお話させて頂きました。
トレンドワードを活用した露出増加や、あえて"空白"を作り込む手法など投稿に対する工夫はもちろん、リアルタイムで話題を追いかけ、アルゴリズム変化にも臨機応変に対応するなど、日々進化し続けている様子が伺えました。
お話を聞く中で「投稿を考える時、“初めて見た人”でも理解できるように“ブルブルくん”というキャラクター名を使わず、“ブルーベリー”というワードにあえて置き換えて発信することもある」といった話がありました。テクニックや経験はもちろんですが、投稿を見るユーザー目線をとても大事にされており、これが愛される秘訣なのかもしれないと、個人的には感じておりました。
今後の目標は「企業アカウントNo.1」とのことですが、「中の人」の熱意は、競“馬”の騎手のように鋭く、確固たる戦略を持っているように見えました。これからも引き続きウォッチしていきたいと思います。
きぬた歯科 きぬた院長
【きぬた院長と編集部の加藤で写真を撮らせて頂きました】
看板広告で有名な、きぬた歯科のきぬた院長に取材させて頂きました。
取材当日、開口一番でお話させて頂いた内容が「アドクロ(※弊社メディア)のビジネスについて」だったことをよく覚えています。業界・業種関係なく、どのように売上が立ち、ビジネスとして成立しているのか。「歯科」に限らず、様々なビジネスに興味を持たれている姿勢が印象的でした。
経験に裏付けされた、きぬた院長の言葉はすべて「歯に衣着せぬ」もの。取材内では「作曲家の域」とお話されていましたが、看板と向かい合うエネルギッシュな姿に、私もパワーを頂いた取材になりました。
今月出版された著書には、今までのご経験や出来事を、包み隠さず本音で書かれているそうなので、是非お手に取ってみてはいかがでしょうか。これからの展開にも注目していきます。
SHARP 山本様
フォロワー80万人超えの「SHARP」の公式Xアカウントの裏側に迫るべく、「中の人」である山本様に取材させて頂きました。
人間“味”ではなく、「“人間”がやっている」スタンスを重要視されているなど、日々の投稿の考え方やマインドを中心にお伺いさせて頂きました。
実際にお話しする中で、一貫して「投稿を見るユーザー目線」が徹底されている様子が印象的でした。広告や宣伝の枠を超え、親しみやすいコミュニケーションを意識しているからこそ、SHARPさんってキャラクターが愛されているのだと感じた取材になりました。
フィーオ・ブレイン 梶原様
ポスティングやダイレクトメールなどのダイレクトマーケティングを中心に、自動車ディーラーから大手小売店、さらには急成長中のデリバリーサービス企業まで、多様なクライアントの集客を成功に導いてきた株式会社フィーオ・ブレイン。その代表である梶原様に取材を実施しました。
「チラシのサイズを変える」「打率を意識する」など、経験に裏付けされたダイレクトマーケティングで成果を上げる方法を余すことなく教えて頂き、記事にギュッとまとめています。
実際に記事を読まれた方に感想を聞いても、「目から鱗だった」「ポスティングも提案に組み込もうと思った」等の声もありました。
マイベスト 太田様
「○○ おすすめ」と調べると大抵のキーワードで上位表示される比較サービスであるマイベストの太田様に、魅力的なコンテンツ作りのコツについてのインタビューを実施しました。
既に多くのキーワードで検索すると上位表示されているにも関わらず、決して現状に満足している様子はなく「世界を代表するサービスにするんだ」という強い意志を終始感じました。
具体的なコンテンツ作りのコツについてはとにかくユーザー目線を大事にされており、SEO担当者であれば必ず参考にしたい考え方が記事には集約していると思います。
これからも「えっ、そんな商品も比較してるの?」と驚かずにはいられないようなサービス展開を楽しみにしたいと思います。
近畿大学広報室 稲葉様
ユニークな広告を数多く展開し、出す広告の多くがSNSで話題化する近畿大学。その広告がどのようにして生まれてくるのか、大阪の東大阪キャンパスにお伺いして話を聞いてきました。
「広告は話題になってなんぼ」の考え方のもと、広報メンバー全員がアンテナを張って日々アイデアを持ち寄っていたり、「とにかく会議で話さないのは悪だ」の考え方のもと、立場や肩書、年次関係なく発言(発信)を重要視しているという話が印象に残っています。
アイデアの数と広報室が大事にしているマインドが上手くワークし、“話題化”する広告を生み出しているのだと感じた取材でした。
ガイアックス 重枝様
SNS支援の老舗中の老舗、ガイアックス。今回は特にSNSアカウントを開けて間もない企業向けに、どのように売上に直結させるのかのコツを聞いてきました。
単純にアカウントをバズらせるだけではなく、ターゲットをどのように見つけ、それに対する初期のアプローチの仕方まで詳しくお話いただき、編集部としても新しい発見が次々とありました。
中でも媒体の選び方は担当者の得意に合わせる、という話は属人性を避けたい企業にとっては驚きだったのではないでしょうか。上記に加え、各SNSのアルゴリズムや実際に使えるテクニックが詰まった記事に仕上がり、是非SNS担当の方には役に立ててほしいと思います。