広告費相場は?10種類の媒体カテゴリー別の広告料金まとめ







私たちが普段、何気なく生活をしている中で目にする広告。自宅に届くチラシやフリーペーパー、新聞やダイレクトメールに始まり、外に出れば駅広告、看板や屋外ビジョン、飲食店などの店舗の中にはポスターやステッカー…と形も様々です。

今回は、普段何気なく見ている広告を出すのにどれくらい費用がかかっているのか、広告費の相場や料金について解説していきます。

紙媒体(雑誌・フリーペーパー)の広告費相場、料金

雑誌

広告物を掲載する際の雑誌とは、基本的に定期発行・販売されている情報誌を指します。特定のジャンルに絞った情報を掲載することが多く、広告を出稿する際、自社の商品・サービスの見込み顧客となり得る属性を持った消費者が購読している情報誌を選定することが重要となります。

ビズ男(初心者)

雑誌の広告って大企業とかが載せているイメージがありますね。

僕が読んでいる経済系の雑誌とかでも、誰でも知っているような大手企業が広告を出していたりします。

広告費が高い印象があります。

ビズ菜(ベテラン)

私の読んでいる専門誌の広告は、初めて見るメーカーとか商品とかも多い印象です。

雑誌の広告費って凄く高いイメージがあります。

雑誌広告の料金ってどれくらいなんでしょうか?

ビズパ先生

広告料金は枠のサイズで大きく変わります。確かに見開きでの広告や1ページ広告は料金が高い傾向にあるので、比較的広告費の大きい企業や大企業等の出稿が多くなりがちです。

ですが、1/2サイズや1ページ広告でも白黒だと料金が大幅に安くなることもあります。雑誌の料金例を見てみましょう。


発行部数:114,720部
広告サイズ
料金
本文 1/10P
72,000円
本文 1P
520,000円
表2 カラー
1,300,000円

発行部数:60,000部
広告サイズ
料金
1/3P モノクロ
150,000円
1P カラー
650,000円
表2 カラー
750,000円

発行部数:82,000部
広告サイズ
料金
1/3P モノクロ
80,000円
1P 前付 カラー
420,000円
表2 カラー
500,000円

ビズ菜(ベテラン)

こうやって見てみると、広告サイズによって10倍以上も価格が開く事があるんですね。

ピンからキリまで幅広い…。

でも、意外でした。だれもが知っているような有名な雑誌に10万円以下の広告費で出稿できるんですね…!

ビズパ先生

そうですね。

雑誌広告と言われると、何となく広告料金も高いって印象があるかもしれませんが、実は金額的に取り組みやすい枠もあったりします。

広告を出したい雑誌があったら、まずはどのようなサイズの枠があるのか、確認してみると良いかもしれませんね。

ビズ男(初心者)

なるほど。

低価格で取り組める広告枠があることを知っておくだけでも、広告のレパートリーが広がりそうですね。

参考:BIZPA(ビズパ)

フリーペーパー

基本無料で読むことができるフリーペーパーは、ポスティングやラックへの設置などの方法で読者のもとへ届けられます。基本的に広告の料金で運営されており、広告費や広告枠サイズも有料誌に比べると圧倒的にバリエーション豊富なのが特徴です。


八千代台版の場合発行部数:42,590部
広告サイズ
料金
題字横
24,000円
全5段
220,000円
全面
350,000円

発行部数:5,000部
広告サイズ
料金
表2
120,000円
表4
150,000円
タイアップ中面2P
150,000円

発行部数:85,000部
広告サイズ
料金
リズムセレクション 1/4P(ヨコ)
80,000円
本文 1/2P
150,000円
表2
400,000円

ビズ菜(ベテラン)

やはり雑誌よりも価格はリーズナブルな印象がありますね。

広告枠によっては、料金がもっと安い枠もあったりするんですよね。

フリーペーパーの場合、広告費ってどうやって決まっているのですか?

ビズパ先生

フリーペーパーですと、主に「広告サイズ」「発行部数」「発行エリア」「ターゲット属性」等が価格要素になります。

また、フリーペーパーは広告枠のバリエーションや広告料金形態も多彩です。

20種類以上の枠がある媒体もあったりします。

ビズ男(初心者)

Lismも「リズムセレクション 1/4P(ヨコ)」って枠がありますね!

他にも「グルメ限定枠」とか「ヘアサロン限定枠」など、業種限定って枠もよく見ます。

ビズパ先生

そうですね。フリーペーパーごとに独自の枠もたくさんあります。

料金も安いものだと「文字だけの広告枠」で数千円から、高いものだと500,000円以上のものまで幅が広いのもフリーペーパー広告の特徴です。


参考:BIZPA(ビズパ)

デジタルサイネージの広告費相場、料金

デジタルサイネージとはLEDや液晶ディスプレイを利用した看板広告のことを指し、日本語で電子看板と呼ばれることもあります。店舗内に設置されているものやターミナル駅前にある屋外ビジョンなど、大小様々なデジタルサイネージが多くの広告物に対して利用されています。

通常の看板とは異なり、1度設置してしまえば半永久的に活用できることもあって導入する企業も増えてきています。2019年時点では約750億円だったデジタルサイネージの市場規模は、2022年には1,125億円と3年間で1.5倍以上の成長率になることが予想されています。

屋外ビジョン(屋外サイネージ、DOOH)

屋外サイネージ(DOOH)はDigital out of homeの略称で、大型施設やビルなどに設置されている動画を流すことができるモニターのことを指します。主に、各エリアや地域に寄り添った情報やイベント情報、ニュースなどを放映しており、差し込みで広告を流すことも可能な媒体です。


 
広告枠
料金
15秒 4回/1時間 7日間
210,000円
15秒 4回/1時間 30日間
600,000円
15秒 4回/1時間 1年間
3,600,000円

 
広告枠
料金
15秒 4回/1時間 2週間
50,000円
15秒 4回/1時間 12週間
810,000円
15秒 4回/1時間 48週間
3,000,000円

 
広告枠
料金
15秒 2回/1時間 1日間
100,000円
15秒 2回/1時間 90日間
4,750,000円
15秒 2回/1時間 1年間
15,000,000円

ビズ菜(ベテラン)

えー!

屋外ビジョンってもっと料金がかかるイメージありました…。

10万円以下でも出せるのですね。

ビズパ先生

そうなんです。

看板とかになると、契約期間が長いこともあって料金が高い場合があるのですが、

屋外ビジョンであれば1日単位で出稿できたりするので比較的低単価に広告を出すことができます。

ビズ男(初心者)

アルタビジョン、1日単位で出せるのですね…!

アルタビジョン周辺って待合スポットとしても有名ですし、歌舞伎町が近くにあって盛り上がっている印象があります。

ここで友達の誕生日にバースデー動画とか流したら面白そう。

ビズパ先生

そうですね(笑)

ただ、事前審査があるので注意してくださいね!

屋内サイネージ

屋内サイネージは店舗内などで出すことが可能な動画メディアです。ポスターやチラシとは異なり、一度データを作ってしまえば印刷・制作の手間が軽減され、流用も可能。また、複数パターンのコンテンツを切り替えることができるので効率的です。

近年では、7インチほどの小型モニターやタブレットを使ったサイネージも増えてきており、費用を抑えて出稿できるメディアとしても注目を集めています。


 
広告枠
料金
15秒 関東28店舗 2週間
160,000円
15秒 関東28店舗 4週間
304,000円
15秒 関東28店舗 6ヶ月
1,444,800円
 

ビズ菜(ベテラン)

クレープ屋さんのサイネージ見たことあります!

ターゲットも明確で効果がありそうな広告ですね。

ビズ男(初心者)

クレープだと注文を受けてから作るお店も多いので、目に留まる回数は多そうですね!

先生、ちなみに屋内サイネージってどのように価格が決まっているのですか?

ビズパ先生

主に「実施店舗数」や「動画の秒数」などになりますね。

県単位、エリア単位の場合もありますが、1店舗1箇所から実施可能な屋内サイネージもありますので、料金や予算に応じて使い分けることも可能です。

ビズ菜(ベテラン)

なるほど。

予算を抑えられる広告というとポスティングやチラシ折込のイメージがありましたが、一度素材を作ってしまえば半永久的に使える動画広告も良いかもしれませんね。



参考:BIZPA(ビズパ)

屋外看板の広告費相場、料金

看板広告とはOOH(Out Of Home)の一種で、大小様々な看板がありますがその多くが自社の認知向上に利用されています。

長期間の契約が前提となる場合が多く、料金はエリアによって様々。ただ、一定エリアの不特定多数の消費者に繰り返し見てもらうことができるため、訴求力の高い広告媒体と言えます。

ビズ菜(ベテラン)

東京の主要駅近くを歩いていると、「広告募集」って書かれた看板を街でたまに見ます。

あそこに広告を出すとどれくらいの料金がかかるのだろう…?

ビズ男(初心者)

僕も気になります!

あと、看板ってビルの上とかにあるイメージですけど、

デザインの設置とかってやってもらえるのでしょうか…?

ビズパ先生

2人とも、良い質問ですね。

看板は基本的に設置費用も込みになっている場合が多いです。データを入稿すれば後はお任せ…といった流れになります。

ただ、照明料金や撤去費用は別途見積といったパターンも多いので、看板を出す前に料金体系を確認しておくのが良いでしょう。

ビズ菜(ベテラン)

看板広告を設置する業者などを別途手配しないといけないと思っていました。

データを納品するだけなら楽で良いですね。

ちなみに設置費用込みでどれくらい料金がかかりますか…?すごくコストがかかる印象があります。

ビズパ先生

看板って価格が高いイメージがありますが、1ヶ月単位であれば実はそこまで高くない場合もあります。10万円~から看板を出すこともできるんですよ。

ビズ男(初心者)

え!?そうなんですか!!

てっきり2年とかの長期契約で、料金も数千万円とかだと思っていました…。

看板って言われるとどうしても料金が高いイメージがあります。

ビズパ先生

もちろんエリアや料金体系によって様々ではありますが、

看板=高いというイメージだけで看板広告をあきらめるのは勿体なかったりします。

まずは、契約期間やプランについて問い合わせてみるのも良いと思いますよ!



例1:東京都新宿区の看板
期間
料金

1ヶ月

262,500円
6ヶ月
1,350,000円
1年
2,250,000円
例2:地方都市の看板
期間
料金

1ヶ月

70,000円
6ヶ月
360,000円
1年
600,000円

不特定多数の人へ向けて企業認知向上を目指して設置されるものや、直接実店舗へ消費者を誘導するために設置されるものなど、看板の形態・大小も様々です。自社のアピールしたい内容に合わせて、看板のサイズやエリアなどを検討することが費用対効果を獲得するために重要です。

また、看板と言っても「ビルの上の看板」のような一般的に看板と呼ばれる媒体だけではなく、「消火栓広告」や「電柱広告」など、月当たりの料金が4,5,000円~から出稿可能な屋外看板もあります。主に道案内やブランディング用途にはなりますが、エリアに根付いたビジネス(飲食店や歯科クリニックなど)の宣伝にはピッタリです。

参考:BIZPA(ビズパ)

サンプリングの広告費相場、料金

サンプリングとは企業が商品サービスの宣伝のために、試供品を無料で顧客へ配布する広告媒体の一種です。

直接顧客が使用するものを試供品として付属させるケースが多く、無料で試せるという点から「実際に使用してから購入を考えたい」ような商品と相性が良い広告手法です。配布先の属性や配布方法、配布場所などを考慮する点が重要で、潜在顧客へ絞った配布が実施できれば費用対効果が期待できます。

ビズ菜(ベテラン)

私が使っている美容室で以前、お支払いのタイミングでシャンプーのサンプルをもらったことがあったよ。

国内にまだ多く流通していない商品で、認知拡大を兼ねてサンプリングを実施していたみたい。

なんか得した気分になっちゃった!

ビズ男(初心者)

僕も通っているフィットネスジムの受付で、

サプリメントの試供品をもらったことがあるよ。

確か、トレーニングのパフォーマンス向上効果が期待できるサプリメントだったかなぁ。

ビズパ先生

サンプリングは商品に対して興味を持ってもらいたい層、属性にダイレクトにアプローチできる媒体です。

例えばビズ男さんの場合だと、サプリメントを「日常的に運動をする20~30代男性」に認知してほしいと考えた企業が「フィットネスジムに来る若者」に向けてサンプリングを実施したと考えられますね。

ビズ菜(ベテラン)

なるほど!将来お客さんになってほしい層に直接アプローチできるわけですから、自社商品のある企業であれば、1度は試してみたい施策ですね。

でも、直接手渡し…となると費用もかさみそうですね。やっぱりサンプリングって実施するには結構費用が掛かるのですか?

 

ビズパ先生

サンプリングの場合、「1個当たりの配布単価×最小配布数」で価格が決まる場合が多くなっています。

これに加えてサンプル(試供品)を各企業で用意する必要があるので、場合によっては料金が高くなる場合もあります。

サンプリングの料金例
配布先
料金

運動施設

1個当たり 60円
薬局
1個当たり 30円
飲食店
1個当たり 70円
娯楽施設
1個当たり 44円
美容施設
1個当たり 100円

配布単価が上がる場合もありますが、媒体によっては配布属性を絞り込むことも出来ます。例えば、「男性のみ」や「20代の女性のみ」、「東京都のみ」といった絞り込みも可能です。自社商品のターゲット層により近い層にサンプルを届けることができます。

また、サンプリングというと「ロットが多そう…」といったイメージを持たれている方も多いかもしれませんが、少ないところだと数百単位で実施できるサンプリングもございます。

料金も1個60円であれば、1,000個で60,000円から実施可能。低予算で実施することも可能です。「初回でいきなり数万個は厳しい…」といったお客様でも安心して取り組んで頂く事が出来ます。

参考:BIZPA(ビズパ)

同封同梱の広告費相場、料金

同封同梱は広告物を別の配布物と合わせて送付する広告手法の一つです。

ターゲットとなる層が自宅で開封する可能性が高いものに封入することで、企業の広告物が内容を確認せずに廃棄されるリスクを軽減できます。会員向けに送付される会報誌、通販で購入した荷物などにチラシやサンプルを入れてお届けするなどの施策があります。

ビズ菜(ベテラン)

私が入っているアーティストのファンクラブでも会報誌があって、たまに女性向けサプリメントのチラシが入っていることがあるのですが、もしかしたらこの広告手法だったのかもしれませんね。

女性ファンが9割以上なので、よく考えるとセグメントばっちりですしね…。

ビズ男(初心者)

確かに!

アーティストが「このサプリメントはおすすめ」とかコメントしたらみんな買いそうですね。

ちょっとしたインフルエンサーマーケティングですね(笑)

ビズパ先生

そうかもしれません。

同封広告では、会報誌や直送される雑誌などにチラシやリーフレットを同封して送ることで、ターゲットに広告を届けることができます。

無作為に配布するのではなく、ある程度属性を絞ったターゲットに広告を届けることができるので高い広告効果が期待できます。

ビズ菜(ベテラン)

なるほど。しかも直接届くのも良いですよね。

駅や商業施設に設置されるタイプだと、持っていく人も限られますし、「どんな人が持って帰るのか」分からないですからね。

ビズ男(初心者)

確かにそうですね。

不特定多数に配るのも良いですが、ターゲットをしっかり絞る事も大事ですよね。

そういった意味では同梱広告もターゲットを絞れるので良いですね。

ビズパ先生

その通りです。

例えば、「調味料の通販サイト」で調味料を買っている人って、恐らく料理が好きな方が多いですよね。

そういった方に向けて調理器具の広告を出したらきっと響くと思いますよ。

ビズ菜(ベテラン)

なるほど!

工夫次第で効果が期待できそうな媒体ですね。



同封同梱の料金例
配布先
料金

ワイン通販利用者向け ワインカタログへのチラシ同封

1部当たり 50円
不動産オーナー向けフリーペーパーへのチラシ同封
1部当たり 35円
シニア通販利用者向け チラシ同梱
1部当たり 25円
通信教育受講者向け チラシ同梱
1個当たり 50円
カタログ通販利用者向け チラシ同梱
1個当たり 10円

サンプリング同様、媒体によっては配布先を絞り込むことも出来ます。例えば「50、60代の女性のみ」、「東京都のみ」といった絞り込みも可能です。自社商品のターゲット層により近い層にサンプルを届けることができます。

セグメントを行う場合、セグメント費として料金が上乗せになる場合もありますが、確実にターゲットとする層にチラシやリーフレットを渡せるため、効率が良い広告とも言えます。

手渡しでない分、サンプリングよりも料金を抑えて直接ターゲットに届けることができるのは、同封同梱ならではのメリットと言えるでしょう。また、同封同梱数に応じて料金が変わる仕組みの為、小ロットスタート可能な点も嬉しいポイントです。

参考:BIZPA(ビズパ)

ダイレクトメールの広告費相場、料金

ダイレクトメールとは企業が法人・個人の住所へ直接ハガキ・チラシ・カタログなどの広告物を送付する広告手法の一種です。

ビズ男(初心者)

そもそもダイレクトメールってどんな広告ですか…?

ダイレクトメールって聞くと、

なんかラブレターのような手紙を思い出します。

ビズパ先生

なるほど(笑)。でも、間違ってはいませんね。

ダイレクトメール広告では媒体社の持つ情報を元に、ターゲットをセグメント、ピンポイントではがき等の広告物を送付します。

ビズ男(初心者)

なるほど。住所や名前などの宛先も書いてあるから、必ず中身を確認するだろうし注目度も高いですよね。

でも、個別に送るってことは広告料金も高そうですよね。

はがき、切手、配送料…なんか色々かかりそう。

ビズパ先生

単価でみると、そこまで料金を高くなかったりします。

出稿する時はデータ入稿でOKの場合も多く、基本的に印刷や発想の手間はありません。料金も「はがき料金+セグメント費用+事務手数料」で決まっており、1通あたり100円~200円くらいが相場となっています。

ダイレクトメールの料金例
配布先
料金

クレジットカード情報を利用したダイレクトメール

1部当たり 110円~
富裕層向けダイレクトメール
1部当たり 150円~
通販利用者へのダイレクトメール
1部当たり 120円~
シニア向け雑誌の購読者へのダイレクトメール
1個当たり 130円~

ダイレクトメールはポスティングやチラシの折込等とは異なり、宛先付きで会員(サービス利用者)へ広告物を送付するので読了率が高く、捨てられにくいのが特徴です。

料金も1部当たり100円を超える場合がほとんどですが、はがき代や印刷、手間の事を考えるとそこまで高くないようにも感じますよね。

参考:BIZPA(ビズパ)

ポスティングの広告費相場、料金

ポスティングとはオフライン広告の一種で、企業が自社のサービスや商品をアピールする広告物(チラシ・試供品など)を、見込み顧客となり得る消費者の自宅へ直接配布する広告手法を指します。

ビズ男(初心者)

僕の家のポストにもよくチラシが入っています。

近くでオープンした塾とか隣町のフィットネスクラブとか、

店舗系のチラシが多い印象です。

ビズパ先生

ビズ男さん、よく見ていますね!

ポスティングは配布単価が安く、料金も抑えられる広告メニューです。

隣町であったり、多少店舗から距離があっても、商圏だと思うエリア全てで配布、効果を検証することがしやすい広告です。

ビズ男(初心者)

なるほど。

単価が安いってちなみにいくらくらいなんですか?

配る人の人件費とかが高くつきそうな予感がします…。

ビズパ先生

1枚当たり、平均3~6円くらいの場合が多いですね。

基本、全国どのエリアでも対応可能な場合が多いですが、例えば山の上のエリアや郊外の場合、移動費が増える分、配布料金が割り増しになるケースもあります。

また、「マンションのみ」といった配布先の属性を絞った場合や、「A1サイズ」などチラシのサイズが大きい場合、料金が上乗せになったりすることもあります。




 
広告枠
料金

おまかせ配布 B4版以下

1部当たり 4円
軒並み配布 B4版以下
1部当たり 5円
戸建て配布 B4版以下
1部当たり 9円

ビズ菜(ベテラン)

「おまかせ配布」は配布期間1カ月以内で、チラシの少ないエリアに割り振るプランみたいです。

配布期間が長くなる分、料金は安く抑えられているみたい。

ビズ男(初心者)

なるほど!

とにかく安く配布したい方にはお勧めですね。

配布先や期間でも料金が変化するのですね!

ビズパ先生

その通りです。

あとポスティングは配布部数の調整が効くのも大きなポイントです。

ちいきしんぶんポスティングであれば、エリアを絞ってまずは1,500部→効果に応じて1万部、10万部…と調整できるので無駄がないのが良いですね。

ビズ菜(ベテラン)

なるほど。スモールスタートが出来るのは良いですね。

配布単価も安いし、料金が抑えられるのも魅力的!



地元新聞ポスティング

 
配布物
料金

A4、B5サイズ

1部当たり 3.5円
A3、B3サイズ
1部当たり 4.8円
A2、B2サイズ
1部当たり 8円

大分県日田市内で、貴社のチラシを1軒1軒ポスティングします。日田市内90%以上のご家庭へお届け出来ます。『地元新聞(ポスティング配布)』と他チラシの併配が基本です。折込でないため、新聞未購読者にもPR可能です。

ビズ菜(ベテラン)

日田市内でポスティング配布される「地元新聞」と併せてポスティングするプランみたいですね。

地域特化で広告宣伝が出来るわけですね!

ビズ男(初心者)

日田市内で広告宣伝を検討しているなら、

まずは試してみたい広告ですね。

ちなみに何部から実施できるのですか?

ビズパ先生

実は地元新聞ポスティングは1枚からポスティングが可能なんです!

とは言っては1枚から実施される方は少ないですが、100枚や500枚など小ロットスタートで料金を抑えられるのは良いですよね。

ビズ菜(ベテラン)

コストを抑えつつ、地域特化の広告を検討しているならポスティングは是非検討したいですね!



最近では、配布スタッフをGPSで追跡し、詳細な配布エリアと配布時間・配布部数を把握できるサービスを提供しているケースも多くなってきました。配布状況が把握できるサービスは、自社の用意した広告物が全て正しく配布されている確認ができるため、ポスティング広告を初めて利用する企業にとっても安心して利用できるサービスと言えます。

また、クーポン券の回収率を利用した効果測定は現在でも広く取り入れられている手法ですが、印刷物にQRコードを付けるなどして、自社のWebサイトの訪問数からポスティング広告の効果測定を行う企業も増えております。「まずは低予算で」広告を検討されている方には自信をもってお勧めできる媒体となっています。

参考:BIZPA(ビズパ)

駅広告の広告費相場、料金

新宿、渋谷を始めとするターミナル駅や各地域の交通の中心にある駅構内に広告を出す事ができます。駅広告というと料金が「高い」イメージがある方も多いかもしれませんが、例えば駅貼りポスターであれば1週間数万円で実施できるなど、イメージとは異なり低価格で広告を出す事も可能です。

ビズ男(初心者)

僕は毎日渋谷駅を利用していますが、駅構内にたくさん広告が出ていますよね。

通行量も多いから、1回広告を出せばかなり多くの人にリーチが出来そうです。

最近はSNSでバズる駅広告もよく見ますし…。

ビズパ先生

そうですね。

最近は、SNSでの話題化を狙った駅広告も数多く見るようになりました。

駅広告というと広告費も高くなりそうな印象がありますが、渋谷駅構内でも数万、数十万円で出せる広告もありますよ。

ビズ男(初心者)

数万円で駅広告が実施できるのは凄くお得な気がしますね。

渋谷駅を例に、どんな広告がいくらくらいで出来るのか教えてください!




駅貼りポスター広告

東京メトロ半蔵門線 渋谷駅の場合
広告枠
料金

1週間 B0サイズ

66,000円

1週間 B1サイズ

33,000円
1週間 B2サイズ
16,500円

駅貼りポスターは、「等級」と呼ばれる各駅の利用規模や大きさ、電鉄によって料金が異なってきます。例えば、東京メトロ渋谷駅であれば、A等級に分類され、1週間B0サイズで66,000円となります。その他にも、B等級、C等級…と分類され、等級が下がれば安くなるような仕組みとなります。

渋谷ハーフジャックミニ

 
広告枠
料金

1週間

1,500,000円

渋谷ハーフジャックミニは、JR渋谷駅の山手線外回りホーム、新宿方面側に集中的に掲載可能な駅ポスター広告。B0サイズポスターを複数枚掲示できる駅広告で、山手線利用者を中心にリーチすることができます。B0サイズ2連貼の枠が4ヶ所、B0サイズの枠が10ヶ所と複数個所で広告を掲出できるため、インパクトは抜群です。


 
広告枠
料金

1週間

4,800,000円

JR渋谷駅改札内の階段脇などに掲出できるポスター広告。利用者の多い山手線ホームから改札までの階段・エスカレーター脇に掲出ができます。B0サイズポスターを複数個所・47枚掲示するので、乗降客の視線を引き付けられます。SNSで話題になる事も多く、若者を中心に広く認知を得ることができます。


 
広告枠
料金

1週間

8,000,000円

テレビの中継でも良く映り込む、渋谷駅前の大型看板に広告を掲出するプラン。渋谷駅を利用するほぼ全ての人に訴求できる、全国的に見てもリーチ数トップクラスの駅広告です。4,000㎜×20,000㎜の大型サイズで、渋谷駅内でも高額な広告の部類に入りますが、そのインパクトは計り知れません。

参考:BIZPA(ビズパ)

電車広告の広告費相場、料金

電車車内で広告を出す事ができます。電車広告と言うと料金が高いイメージが先行している方も多いのではないでしょうか?確かに、制作費を含めれば数千、数百万の広告も数多くありますが、数十万~から実施できるプランもあったりします。

ビズ男(初心者)

毎日通勤で電車に乗りますが、毎日同じ電車で同じ広告を見ると、

知らず知らずのうちに覚えちゃうんですよね。

「どっかで見たよなぁ」レベルで記憶して、必要なときに思い出す…といった事が多いです。

ビズパ先生

そうですね。

「毎日」同じ人に広告をアピールできる点はポイントですよね。

少し費用はかかりますが、電車ジャックなどでSNSでの反響を狙った施策も有効です。

ビズ男(初心者)

なるほど!

「山手線ジャック」とかはよく話を聞きますね!

自分がやっているゲームの広告とかだったら、自分の“推し”を求めて写真撮りに行っちゃうかも…!





 
広告枠
料金

1週間

1,200,000円

JR東日本・中央線快速1編成の中吊り広告だけをジャック出来る広告メニューです。1編成なので、中央線快速を走る全ての電車に掲出されるわけではありませんが、ジャック感を演出することで、SNSでの話題化を創出しやすいメディアです。中央線快速の10両1編成、中吊340枚(B3)。


 
広告枠
料金

1カ月

2,500,000円

丸ノ内線6両1編成の車体スペースを利用する電車広告で、車体の両側面に掲出できます。電車利用者のみならず、屋外への訴求効果も期待でき、企業イメージやブランディングなど強いインパクトを与えます。


 
広告枠
料金

14日間(A枠)

480,000円

東京メトロ千代田線の車両に掲載できるまど上広告です。乗客の目の前で長時間接触する為、最後まで読んでもらうのに十分な時間を確保でき、毎日の通勤・通学者へ反復した訴求が可能。基本は1車両1枚でB3サイズですが、1枚を横に長くしたり、2枚連貼りにしたワイドサイズでの展開したり、訴求効果を高めることができます。


 
広告枠
料金

1カ月

450,000円

京王線7000系・8000系に掲出されるステッカータイプの広告。高さも目線に近いところにあるため、視認性に優れています。他社の広告と横並びになることがなく、掲載場所が少ないことから希少性の高いメディアです。


 
広告枠
料金

1カ月

51,000円

日暮里舎人ライナー電車内に貼り付けられるステッカータイプの広告。高さも目線に近いところにあるため、視認性に優れています。金額も比較的取り組みやすく、電車広告としては1カ月と長期での実施が可能。


 
広告枠
料金

1週間

550,000円

埼京線内に設置された、ドアや窓の上部に設置されているモニターを使ったデジタルサイネージ広告です。天気やニュースなどの合間に広告が流れるため注目を集めやすく、広告視認性に優れています。

参考:BIZPA(ビズパ)

まとめ

今回、広告費の相場や料金についてまとめてみました。

広告というと、新聞やテレビCM等実際高額な広告メニューをイメージしがちですが、広告はそれが全てではありません。実際は取り組みやすい広告料金で実施可能なプラン等も存在しています。特に最近は、SNSやインターネットの普及もあり、1枚の「駅貼りポスター」が話題となって日本中に拡散される…といったケースも散見されるようになりました。

この記事を参考に、様々な媒体への出稿を検討してみてはいかがでしょうか。

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