多様化する人々の暮らしの中で、次世代のスタイルとして展開しているのがカフェ併設の新形態「蔦屋書店」です。
蔦屋書店は大阪で開業し、常に人々のライフスタイルに寄り添った場所を提案してきました。
事前に綿密な調査を行い、地域の特性を活かした店舗づくりにこだわっています。
首都圏をはじめとして北海道や関西、九州にも店舗を拡大しています。
一般の書物から学術書、洋書、芸術・コミックに至るまで幅広い本を取り揃え、ラウンジスペースが設置された店内でプロモーションを行いたいと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
地域の特性や利用者を分析し、マーケティングに基づいたアプローチが好評の蔦屋書店で実施できるプロモーションの種類や効果をご紹介します。
蔦屋書店とは
蔦屋書店はブックカフェが併設されており、書籍の他に文具や雑貨、ゲーム、音楽、映像ソフトなど幅広い品揃えの大型複合店舗です。
「銀座蔦屋書店」、「梅田蔦屋書店」など地域の名前を先に出して、各エリアの客層に合わせたラインナップや機能を備えた店舗となっています。
「TSUTAYA」は1983年に大阪でレコード、ビデオのレンタルと書籍の販売店として産声を上げました。当初から商品の提供だけではなく、コンテンツを通して利用者に豊かな経験をしてもらう「ライフスタイルを発見する場所」をコンセプトに事業展開をしてきました。
インターネットで24時間商品やサービスが手に入る現代では、書店にわざわざ出かける必要は無くなりました。
時代の流れで書店の廃業が相次ぐ中、蔦屋書店はわざわざ出かけたくなる書店づくりを実施し、創業当時の「人々にライフスタイルを提供する」というコンセプトに原点回帰しました。
「代官山T-SITE」は洗練された客層をターゲットにして閑静な住宅街に店舗を構え、空間を贅沢に使用した造りになっています。
西日本有数のターミナル駅があり、日本有数のオフィス街でもある「梅田蔦屋書店」では多くのビジネスパーソンが行き交う立地を考慮し、子育てを含めたワークスタイル提案型の店舗づくりをしました。
インターネットでの販売に頼らず、地域性や客層を綿密に分析し、入口の陳列やカフェスペースへの導線、非日常的で居心地の良い空間デザインなど徹底して店舗づくりにこだわっています。
さらには各領域のエキスパートである本のコンシェルジュが常駐し、ユーザーの知的好奇心を満たす日常生活では出会えない本の発見があります。
まさに奥行きのある立体的な3D書店ともいえるでしょう。
人々のライフスタイルへの提案を追求した結果、売上は右肩上がりで、国内のみならず海外にも出店し順調に市場を拡大しています。
蔦屋書店で実施可能な広告の種類と効果
・デジタルサイネージ
館内にはデジタルサイネージが複数個所あります。
ユーザーの目に入る場所に設置され、速効性があるのでイベントの告知や新商品の宣伝に効果が期待できます。
単店だけでなく複数店に横断して広告を掲載することもできます。
・企画提案提示・販売
各分野のエキスパートであるコンシェルジュが在籍しています。
商品やサービスに合わせた本や雑貨を選出し、印象的なコピーやビジュアルでPOPを作成、コンセプトに合わせた世界観を創り出します。書籍だけでなく関連商品の訴求にも効果的です。
・イベントスペース貸出・体験型展示
体験イベントや料理教室、パーティー、プレス発表などイベントの企画・運営・空間プロデュースを一貫して手掛けています。
商品やサービスを実際に体感できるのでユーザーが使用イメージを描きやすくなります。
・ブランドブック制作
企業の歴史やブランド価値を伝えるためにタブロイドや冊子などを制作します。
ユーザーや従業員にブランドの持つ世界観や方向性をより深く伝えることができ、ブランド価値の向上や認知拡大、ファンを増やす事につながります。
・ギフトサンプリング
企業の商品サンプルやパンフレットを蔦屋書店のレジで手渡しします。
飲食品や生活用品、化粧品のサンプルなどが配布可能です。使用可否をユーザーが判断できる上に、手軽に商品の良さを知ってもらい、購買意欲を高めることができます。
蔦屋書店で実施可能な広告のおすすめ媒体
まとめ
「人々のライフスタイルを提案する場所」として形態を変化させてきた蔦屋書店では、顧客の要望に合わせた柔軟なプロモーションが可能です。
企画や広報、書籍、空間デザインなどを一貫してプロデュースしており、企業の歴史、商品やサービスに込められた想いをストーリーにして唯一無二の特別な世界観を演出することに長けています。
コンシェルジュが選出した書籍や雑貨と組み合わせて宣伝すれば、企業の理念や歴史に共感する熱心なファンを増やすことにもつながります。
各分野のエキスパートが揃い、綿密な分析に基づいた多面的なアプローチができる蔦屋書店でプロモーション活動をご検討されている場合は、ぜひこちらの記事もご活用ください。