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山手線一編成まるごとアート空間 アドビが仕掛けるトレインジャック
アドビ株式会社は、Adobe Photoshopを使用した11名のクリエイターの作品で、JR東日本山手線の1編成全車両をジャックする「Adobe Photoshop クリエイターギャラリー」を、2024年11月16日から11月30日までの期間限定で運行している。
このADトレインでは、「TOKYO」をテーマに、11両編成の各車両に11名のクリエイターによる個性豊かな作品が展示される。車内では、クリエイターのプロフィールや作品の制作過程、コメントも紹介され、トレインチャンネルでは本企画のコンセプトや作品を紹介するダイジェスト動画も放映される。
また、運行期間中、SNSキャンペーンとしてX上でAdobe Photoshopで制作した作品の投稿を募集。投稿者の中から抽選で30名に「Photoshopクリエイターギャラリーギフトボックス」がプレゼントされる。
参加クリエイターには、タマケン、Yoshimi、晴れのちく森、Yuria_l.h.c_、楠田諭史、安藤瑠美、NODACT、ななおりこ、Mah HARAKI、Ayane、moTomの11名が名を連ねる。
本施策を担当した、アドビ株式会社 マーケティング本部統合マーケティング部 マーケティングマネージャー鈴木依子氏によれば、電車や駅など公共の場所でのクリエイター作品展示は以前から構想として温めていたものの、山手線での企画が具体的に始動したのは2024年8月だという。
同氏は、美術館やギャラリーに足を運ばなくてもクリエイターの作品と出会える機会を創出したいという思いがあったと説明する。普段アート作品との接点が少ない人々でも、作品に触れる機会があればそのクリエイターのファンになったり、クリエイティブな活動への興味を持ったりする可能性があり、またクリエイター側にとっても多くの人々に作品を見てもらえる機会になるという。
車両をジャックした理由について、「統一された世界観の中でクリエイターの作品を際立たせ、美術館のような形で見ていただきたかった」と鈴木氏は語る。
アドビは今回の企画について、テクノロジーの力ですべてのクリエイターの可能性を拡大し続けていく姿勢を示すとともに、乗客に自由な感性で作品を楽しんでもらいたいとしている。
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