株式会社サウナドは、銭湯などの温泉施設に特化した広告サービス「ふろビジョン」の運用を2024年8月より開始しました。
「ふろビジョン」は銭湯などの脱衣所にデジタルサイネージを設置し、動画広告を配信できるサービスです。
また、サイネージではニュースや天気予報、温泉施設独自のお知らせなども放映することで、利用者の温泉施設での時間をより充実したものにできるようになっています。
このサービスについて、株式会社サウナド代表取締役の山本絢太氏に、この媒体の特徴や仕組みについて話を聞いたところ、
「『ふろビジョン』は一周を8分ほどのサイクルで回すデジタルサイネージの広告です。広告6分+ニュース・天気予報・銭湯からの情報2分という構成で、広告6分のうち1枠15秒を5万円/月の広告料で掲出することが可能です。
広告ばかりで利用者を飽きさせないよう、ニュースや天気予報を配信することで、“携帯電話が利用できない脱衣所”という空間をより充実したものとできると考えています。」と山本氏。
【ふろビジョンの特徴】
各銭湯の特性に合わせ、訪れる客層にマッチした広告を流すことでより効果的なアプローチが可能だそうで、
「一番初めに『ふろビジョン』を設置いただいた妙法湯様は、近隣に大学が多いことから若いお客様が多いようです。また、8月10日に設置が開始されました巣鴨湯様は、銭湯サウナとしても非常に人気で、近隣の方だけでなくサウナ好きが遠方からいらっしゃっているようです。」と山本氏。「ふろビジョン」は、銭湯ごとの特性を生かした配信ができる媒体として、広告主からの注目を集めています。
実際に広告を出稿したBREATHER株式会社のサポートデバイス「ston s」は、サンプリング提供や店頭販売を合わせて行っており、商品のコンセプトとも親和性があるため好評であったり、日本ガラス瓶協会様主催の「しよう!再使用!リターナブルびんラップチャレンジ」の広告を掲載した際は、マーケティングの担当者から「きちんとリーチするメディアであると感じた」との評価を獲得したとのことでした。
山本氏は、「ふろビジョン」の媒体の特性を「公共の場でありながら、男女のセグメントができることが挙げられます。よって、例えば、男性向けであれば髭剃り、脱毛など、女性向けであれば、化粧品や下着などの広告を、異性の目がない空間に出すことができることは非常に効果的と考えております。
また、お風呂という、お肌やお身体に向き合うタイミングで広告が打てますので、ジムやヨガ、ボディケア商品などのリーチも効果的だと考えています。これらの商材を扱っている企業様は親和性が高いと考えています。」と話す。
「ふろビジョン」は、銭湯や温泉施設に特化した新たな広告媒体として、利用者のニーズや施設の特性に合わせた柔軟な広告展開を可能にしました。また公共の場でありながら、男女別のセグメントやリーチしたい年齢層に応じた効果的な広告が可能な媒体となっています。
昨今何かと話題になり注目を集める銭湯という場所において、「ふろビジョン」はユーザーに対して新たな形でアプローチする広告媒体として今後が期待されるでしょう。