テレビ、ラジオ、新聞とともに「マス四媒体」と呼ばれる「雑誌」。雑誌内に掲載できる「雑誌広告」は、年々市場規模は縮小傾向にあるものの、雑誌ならではの特徴があり根強い人気がある広告媒体です。
雑誌広告の費用は、発行部数や刊行サイクル、発行会社の規模によって大きく異なります。雑誌のジャンルによっても広告料金は異なり、ファッションやビジネス系など多くの人が見る雑誌は広告料金が高額になりがちです。一方で、音楽や観光系の雑誌など特定の趣味を持つ読者をターゲットとした雑誌は、広告費が少し安くなります。また、1つの雑誌でも広告枠の種類やサイズ、カラーによっても料金は異なり、表紙周りの広告枠は広告料金が高く設定されています。
今回は、主な雑誌の広告費の相場をご紹介しつつ、広告枠の仕組みなどを簡単に解説します。
雑誌の広告費ってどれくらい?
雑誌広告の料金は雑誌の発行部数や発行会社の規模、ジャンルによって異なります。また、掲載回数によっても広告料金は異なり、複数回掲載すると割引料金が適用される場合が多いです。ここでは、主な雑誌に1回掲載した場合の広告費を紹介します。
ビジネス誌
ビジネス誌の広告料金は、専門テーマや刊行サイクルによって大きく異なります。
ファッション誌
ファッション誌は雑誌全体の中でも広告費が高い傾向があります。特に女性向けのファッション誌は、表紙周りの目につきやすい広告枠で2,000,000円以上のものがほとんどです。
漫画雑誌
漫画雑誌は発行部数などによって広告費が異なります。
その他
広告枠の種類と費用
雑誌によっても広告費は異なりますが、1つの雑誌の中でも広告枠によって広告料金は異なります。雑誌の広告枠の種類の内、メインとなるのは表紙周りの広告枠。主に3種類の枠が用意されています。
・表4:裏表紙
・表3:裏表紙の裏側
・表2:表紙の裏側
表2~表4の中で一番広告料金が高いのは表4です。表2、表3は雑誌を開かないと広告が見えないため、露出度の高い表4よりも広告料金は安く設定されています。ただし、広告料金は広告サイズによっても変動がある点に注意が必要です。表2と表3は、雑誌によって見開き2ページ分で用意されている場合もあります。なお、「表1」は業界用語で表紙のことを指し、基本的に広告枠はありません。
表紙周り以外の広告枠では、目次周りの「目次対向」や「目次裏」、「中綴じ広告」などがあります。雑誌によってさまざまな種類が用意されているため、料金やサイズとあわせて確認してください。
広告枠の種類以外に、「カラー」によっても広告料金は変化します。
・フルカラー:4色
・2色:2色
・モノクロ:1色
カラーは基本的に、モノクロかフルカラーを選べる雑誌が多いです。モノクロよりもカラーの方が広告費は高くなり、特にファッション系を中心とした女性誌はカラーの広告料金が平均で1,500,000円程度とかなり高額となっています。広告枠の掲載面やカラーなどについては、下記記事で詳しく説明していますので是非ご覧ください。
雑誌広告の掲載面、サイズ、カラーについて|表2、表3、◯◯対向とは?
雑誌広告費の調べ方
雑誌広告の料金を知りたいと思っても、資料を探すのは大変ですし、全国には数多くの雑誌広告があるため、そこから選定するのは楽ではありません。雑誌広告と一言に言っても、月刊誌や週刊誌、業界誌などさまざまな種類がありますし、ファッションや美容・健康、趣味などジャンルも多数あり、それぞれ読者層も料金も異なってきます。
ここでは、雑誌広告料金の調べ方ついてご説明します。
雑誌の出版社へ直接問い合わせる
普段読んでいる雑誌などで広告料金を知りたいのであれば、その雑誌の出版社に直接問い合わせるのも一つの方法です。費用や掲出期間などの詳細もすぐに確認できるので、早いレスポンスを求めている場合はこちらの方法がおすすめです。
広告代理店へ問い合わせてみる
雑誌広告を扱っている広告代理店に聞いてみるのもおすすめの方法です。雑誌広告は「記事広告」や「表3」、「中面1/2P」などの専門用語も多く、初めて雑誌広告を検討する場合はわからないことも多くなります。その際は広告代理店に気軽に聞けるので安心して広告を出すことができます。
しかし、当り前ですが広告代理店は情報屋でもなければ、ボランティアでもありません。も売り上げに繋がらなそうと判断されれば、対応が鈍くなることも。
アドクロを使って検索する
雑誌広告を探すなら、広告に特化したプラットフォームであるアドクロを使って検索する方法があります。フリーワードやタグ、媒体特徴などから媒体を探すことも可能です。
カテゴリーから探す
アドクロに掲載されている数多くの広告媒体の中からカテゴリー別に検索することができます。「雑誌」のカテゴリーからさまざまな媒体が数多く見つかりました。そこからさらに、ターゲットの年代や媒体特徴などで絞り込んで探すことができます。
タグから探す
それぞれの媒体に割り振られたタグから探すこともできます。例えば「主婦」というBtoC属性や、「旅行」や「美容・健康」などの媒体特徴のタグがあり、そこから絞り込むことができます。
また、先にカテゴリーから検索してタグで絞り込むこともできます。例えば「雑誌」というカテゴリーを選択すると、「ファッション誌」や「パズル誌」などの雑誌タイプや、「週刊」や「月刊」などの発行頻度のタグが表示されるので、そこから絞り込んで媒体を見つけることができます。
フリーワードから探す
フリーワードやアプローチしたいユーザーの職業などからバナー広告を探すこともできます。広告商品の一覧ページから「大学生」などの職業名や、「インテリア」や「料理」などのフリーワードを入力・検索してから、タグやカテゴリーで絞り込むとスムーズに条件に合った媒体が検索できます。アドクロは無料の会員登録後に利用できるようになります。無料の会員登録で広告料金をすぐにチェックできるようになるので、スピード感のある対応が可能になります。ぜひご活用ください。
まとめ
雑誌広告の費用は、雑誌の発行部数や業界など雑誌ごとに異なります。また、1つの雑誌でも広告枠やサイズ、カラーによって料金は変化し、読者の目につきやすい場所ほど料金は高く設定されています。 雑誌広告は1回掲載すれば効果が見込めるとは限らない点に注意が必要です。いくら発行部数の多い雑誌に掲載したとしても、該当のページが読者に見られているとは限りません。ブランディングが目的なら、複数回広告を掲載して様子を見るのもおすすめです。複数回掲載する場合、多くの雑誌では広告料金を割引いてもらえる可能性が高いのであわせて確認してください。
雑誌広告の費用は高いと言われがちですが、雑誌ならではの細かいターゲティングや保管性が高く反復効果が見込める点を含めると、費用対効果が良い可能性もあります。他の広告と比較しつつ、どの媒体に出稿すれば良い効果が得られるのか、よく考えて採用するのがポイントです。
今回は、雑誌広告の料金についてご紹介しましたが、雑誌広告全般については下記記事にて詳しく説明しています。是非ご覧ください。