ペアーズ担当者に聞いた、「恋のミスマッチトレイン」実施の意図とは

恋活・婚活マッチングアプリ「Pairs(ペアーズ)」を運営する株式会社エウレカは、Osaka Metro御堂筋線で「恋のミスマッチトレイン」と題したトレインジャックを4月7日から20日まで運行しています。

本広告は、「恋愛において87%の人がミスマッチ経験がある」というペアーズの調査結果をもとに、共感性の高い恋愛のミスマッチエピソードをクスっと笑えるトーンで紹介した広告です。
【ペアーズによる「ミスマッチ実態調査」、ミスマッチ経験者が9割近いのは驚かされます】

トレインジャックでは、ユーザーから集めた実体験を元に制作した、関西人が思わず「おもてたんとちゃう!」とツッコミたくなるミスマッチエピソードを抜粋して掲出。

併せて、ミスマッチを無くすためにペアーズが提供している様々な機能を、大阪のおばちゃんをイメージしたキャラクター”マチコおばちゃん”が紹介するクリエイティブとなっています。
【大阪のおばちゃんをイメージしたキャラクター”マチコおばちゃん”】

こちらの企画について、株式会社エウレカ ペアーズ ブランドディレクターの三浦奈緒氏によると、2024年1月中旬頃から企画を検討し始め、2月にはユーザーアンケートを実施。
「恋愛において87%の人がミスマッチ経験がある」という調査結果をもとに、共感性の高い恋愛のミスマッチエピソードをクスっと笑えるトーンで紹介することで、ミスマッチを無くすためにペアーズが提供している機能への興味喚起を狙ったといいます。

企画検討時に様々なコピー案を練るなかで、大阪弁の「おもてたんとちゃう!」という言葉がペアーズが表現したい"ミスマッチ"のトーンとぴったり合致したため、大阪エリアにフォーカスすることに決定。
大阪でも、御堂筋線は若者が出かける繁華街が多い地域を走行し、過去にも他社様事例で様々なユーモア溢れる広告を掲出されていた実績があったので、情報拡散と話題化の観点から最良と考え選定したと三浦氏。

SNSでは「大阪らしい」「面白い」といった反応のほか、「”おもてたんとちゃう”が大阪弁ということは、大阪だけで掲出しているのかな?」や、「成功体験ではなくあえて失敗体験を載せているのが大阪らしい」といった大阪というエリアで開催していることに対するコメントも見られています。
【掲載されたポスター例:「野球」の趣味がマッチしても、その中身でミスマッチを感じてしまったエピソード】
【掲載されたポスター例:焼肉デートで「それ俺の肉!」と言われたことをきっかけに感じた相手への違和感を表現したエピソード】

三浦氏によると、マッチングアプリを活用した恋愛が当たり前になりつつある今、新たな価値定義が求められているといいます。
「自分がどんな恋愛をしたいか」によってユーザーが多種多様なマッチングアプリを使い分けている中で、「真剣な恋愛」をしたい人々に向けて想起してもらえるブランドになることを目指しているよう。

クリエイティブはシンプルで見やすく、マッチングアプリを使ったことのあるユーザーが「あるある」と思えるものから、「そんな人いるの!?」とびっくりするエピソードまで、実体験を基にしたエピソードならではの面白さと共感をさせるものとなっています。

また、キャンペーンの特設ページでは、社会心理学に基づいた「見た目と人柄は一致するのか」というミスマッチ実験ムービーを公開しており、実際に診断することができます。診断も、時間のかからない簡易なものとなっていて、誰もが気軽に試せるつくりで面白い施策のように感じました。