子供向けのコンテンツが配信されているデジタルサイネージは、子供が遊ぶための施設やショッピングモール内、親子で時間を持て余しがちな歯医者や病院の待合室などで多くみられますね。
今回は、子供をターゲットにしたデジタルサイネージについてご紹介します。
デジタルサイネージとは?
デジタルサイネージとは「電子看板」のことです。
平面のディスプレイやプロジェクタなどの映像機器を使って、さまざまな広告や情報を発信することができます。
街中で目を引く大型ディスプレイからお店やオフィスにある小型のディスプレイまで、今やいたるところにデジタルサイネージが導入され、通行人の注目を集めています。
デジタルサイネージのメリットは、視認性の高さと設置する場所によりセグメントが可能なことです。
高輝度のディスプレイが使われており、テロップや動画、音楽などあらゆる手段で配信することができるので、ターゲットにリーチしやすい広告手法のひとつとなっています。
また、デジタルサイネージは配信のセグメントを組み合わせ、それぞれのターゲットに向けて商品やサービスをアピールすることが可能となっています。
いつ、どこで、どのようなコンテンツを配信するのかによって、宣伝効果も大いに変わってくるでしょう。
近年、看板や広告は紙媒体からデジタル映像へとシフトしつつあります。
その代表的なシステムが「デジタルサイネージ」です。
子供向けの広告とデジタルサイネージの活用について
デジタルサイネージの普及に伴い、子供向けの広告については「配慮」が求められています。
近年、街のいたるところにデジタルサイネージ広告があり、12歳以下の子供や10代の若者が広告と接触する機会も多くなりました。
子供たちは、デジタルサイネージを含むすべての広告について「購買意欲を呼び起こす」という狙いや盛り込まれた心理効果を十分に理解できていません。
アメリカ心理学会の研究では、4〜5歳以下の子供はテレビ番組と広告の区別ができず、7〜8 歳以下の子供は広告が「購買意欲を呼び起こす媒体」であることを十分に理解できないことが明らかになっています。
大人であれば広告を認識できますが、子供は消費者として正しく広告を読み解く力や理解力、判断力が十分に備わっていません。
そのため、子供向けデジタルサイネージにおいては、まだ情報処理能力の未熟な子供への配慮が指摘されているのです。
ICC(国際商業会議所)は「広告とマーケティング・コミュニケーション規定」の第18条で、12歳以下の子供や13歳から17歳の若者に対するマーケティング・コミュニケーションについて特別に配慮することを基本原則に掲げています。
広告を提供する企業側には、子供の特性に十分配慮した適切な広告を表示することや、購入する際の注意点をしっかりと提示することが求められています。
子供をターゲットにしたおすすめの商材
・学習塾/タブレット教材
・テーマパーク
・サッカークラブやスイミングなどの習い事
・ゲーム機やゲームソフトの新商品
・ファーストフード
・旅行
・キッズ用携帯電話
子供向けにデジタルサイネージを配信できる施設
子供向けデジタルサイネージの配信に適した施設としては、ショッピングモール内のキッズコーナーやイベントスペースなど、ファミリー層の多い施設が中心となります。
小児科や歯医者の待合室は、親子で時間を持て余すため商品の訴求にはうってつけです。
付き添いの保護者に商品を訴求することも可能です。
親子で遊べる大型室内公園でプロモーション
完全会員制の大型室内公園では、園内各所に設置された案内用ディスプレイでPR映像を配信しています。
園内にはさまざまなアトラクションや飲食スペースがあり1日中遊べるため、長時間滞在する利用者が多いです。
来場者のほとんどがPR映像を視界に入れるため、リーチ率が高くなります。
小児科
小児科の待合室にディスプレイを設置してコンテンツを配信します。
子供の待ち時間対策に効果的です。
小児歯科
小児歯科では、歯医者で過ごす時間が苦痛にならないようさまざまな工夫を凝らしているクリニックが多く、子供向けのデジタルサイネージの需要が高い施設です。
住宅展示場
ファミリーでの来場が多く、週末は子供向けのイベントを行うことが多い住宅展示場はデジタルサイネージの設置に適しています。
子供向けデジタルサイネージのおすすめ媒体
まとめ
今回は、子供向けのデジタルサイネージについて紹介しました。
デジタルサイネージは、紙面の広告に代わって今後ますます市場の拡大が予想される媒体です。
子供向けのデジタルサイネージ広告出稿をご検討の際は、ぜひ今回の記事を参考にしてください。