株式会社博報堂DYメディアパートナーズが「テレビCM初出稿広告主分析2010-2024」を実施しました。
この分析は、関東・関西・名古屋のエリアでテレビCMに初出稿した企業の過去14年間のデータを基にしています。
結果から、テレビCM初出稿広告主数は2018年以降増加傾向にあり、2021年には最高値を記録しましたが、直近2年は減少しています。
しかし、過去14年間で見ると高水準で推移しています。
初年度の総出稿量は減少傾向にあり、「スモールスタート化」が進んでいることが明らかになりました。
法人向けサービス業ではテレビCM出稿が定着しやすい傾向があり、スタートアップ企業の出稿数は過去5年間の平均と比較して約2倍に増加しています。
特に小規模出稿は3倍以上に増えており、テレビCM出稿のハードルが下がっていることが伺えます。
調査概要
- データソース:株式会社ビデオリサーチ テレビ広告統計
- 分析対象期間:2010年4月~2024年3月
- 分析対象社数:約7000社
- テレビCM初出稿広告主の定義:関東・関西・名古屋いずれかのエリアでテレビCMに初出稿を行った企業
- スタートアップ企業の定義:設立10年以内かつ既存テレビ広告主と資本関係のない企業