現在、株式会社Finatextホールディングスの子会社、株式会社ナウキャストと株式会社ジェーシービーは消費動向を捉える国内消費動向指数「JCB消費NOW」を提供しています。同社は新型コロナウイルス感染拡大を受けて、その影響をより詳細に分析するために4月後半(4月16日~4月30日)、4月全体(4月1日~4月30日)の消費動向指数が1月後半と比べてどう変化したかを表す「参考系列」データを算出、公開しています。
今回の調査は、匿名加工されたJCBクレジットカードの取引データを活用、1月後半と4月後半、4月全体の消費指数を比較したもので、各期の前年比差異を参照しているため季節性による変化は含まれません。
出所:JCB/ナウキャスト「JCB消費NOW」
出所:JCB/ナウキャスト「JCB消費NOW」
出所:JCB/ナウキャスト「JCB消費NOW」
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ビズ男
(初心者) -
これは今年の1月と4月の消費動向を比べてるっていうことですよね?
やはりコロナの影響を受けている業界が多いようですね。
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ビズパ
先生 -
外食、旅行、交通、娯楽、宿泊といったレジャー消費は-50%以上の下げ幅となっています。
サービス総合で見ると、4月前半の1月後半比がー43.6%に対し、4月後半は-51.0%と更に下げ幅が拡大しています。
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ビズ菜
(ベテラン) -
総合消費指数自体が4月前半の-29.2%から4月後半は-33.3%と悪化しているようです。
今回の公開からEC消費の項目も追加されたんですよね?
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ビズパ
先生 -
そうです。この状況ですのでEC消費に関しては消費動向指数は上昇しているようです。
その他にも外出自粛の影響で消費指数が上昇した業界もあるようです。
調査の結果、「サービス総合」の落ち込みがー51.0%と激しく、全体としても4月前半より更に落ち込み-33.3%となったことがわかりました。中でも「旅行業」はー95.2%と最も影響を強く受けた業界で、次いで「宿泊業」が-93.0%、「外食業」も-71.9%と大きな影響を受けています。
レジャーの消費指数が軒並み大きく減少する一方、「電気・ガス・熱供給・水道」は+35.3%、「コンテンツ配信」も+23.7%と外出自粛の影響により大幅な増加がみられます。
「小売(財)総合」は-10.4%と消費の縮小が見られる中、「EC」は+24.2%、「機械器具(家電含む)小売業」+18.1%、「スーパー」+22.8%、「酒屋」+14.3%と消費が活発化する業態もありました。
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ビズ男
(初心者) -
外に出られないとECでの購入は増えますよね…。
スーパーは買いだめなどの影響ということですかね?
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ビズパ
先生 -
外食が出来なくなった分、家計の食費がスーパーなどに使われているという考え方もできるみたいですよ。
家電はコンテンツ配信は自宅時間を有意義に過ごすための消費行動と言えるのではないでしょうか。
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ビズ菜
(ベテラン) -
予想はしてましたが、やはり…といった結果になりましたね。
ECではどの業界でも消費が活発化しているのでしょうか?
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ビズパ
先生 -
そうですね。
ECの業界毎の推移と小売業の推移のグラフも見てみましょうか。
出所:JCB/ナウキャスト「JCB消費NOW」
出所:JCB/ナウキャスト「JCB消費NOW」
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ビズ男
(初心者) -
ECの勢いは凄いですね。
飲食料品は従来EC需要が一番少ないイメージですけど…。
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ビズパ
先生 -
今までECで購入していなかった消費者も外出自粛でECに頼らざるを得ないということでしょう。
こうして見ると機械と飲食料品の伸び率が凄いですね。
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ビズ菜
(ベテラン) -
ECの消費増が業界を引っ張っているイメージですね。
まだまだ新型コロナウイルスには注意が必要ですし、しばらくはこの構図が続きそうですよね。
配信元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000074.000012138.html
(編集:ビズパ編集部)
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