アドクロ編集部がお届けする2024年11月4日週のなんば心斎橋OOHレポート。なんば駅・心斎橋駅周辺で展開された広告で、押さえておきたい広告事例をピックアップしていきます。過去のOOHレポートはこちら。
Topics①:ジキニン First NEOの広告
なんば駅で展開された、「ジキニン First NEO」の広告です。
ピンク色のセットアップを着用し、躍動感のあるポーズで登場している大橋和也さんに目がいくビジュアルとなっていました。特に手を上げた動きのあるポーズは、薬の効果で体調が回復した喜びを表現しているようです。
「かぜの のど痛に 効く!」というキャッチコピーが大きく配置され、風邪薬である事を告知しつつも、明るく親しみやすい内容となっていました。
全体的に、若い世代をターゲットにした明るく活気のある広告デザインとなっており、のどの痛みという辛い症状に対して、前向きで元気になれるというメッセージを伝えているようでした。
Topics②:アイドリッシュセブン LIVE COSTUME EXHIBITIONの広告
南海なんば駅で展開されたアイドリッシュセブン LIVE COSTUME EXHIBITIONの広告です。「アイドリッシュセブン」のイベントがなんばパークスミュージアムにて開催されることを訴求する内容となっています。
広告デザインの特徴として、16人のキャラクターとキャラクターごとに設定されたカラフルな背景色が印象的です。黒を基調としたライブ衣装に身を包み、それぞれ異なる背景色で区切られたグリッド状のデザインとなっていました。
白を基調とした広告面は、視認性が高く、展示会の情報が確実に伝わる設計となっていました。
Topics③:近鉄エリアキャンペーンの広告
近鉄なんば駅で展開されたエリアキャンペーンの広告です。
「志摩へおいなーい!」というユニークなキャッチコピーが特徴的な広告では、様々なシーンを描いた写真が効果的に配置されています。夕暮れの海岸線、地元の食事、観光客の笑顔、マスコットキャラクターとの触れ合い、そして大勢の人々が参加するイベントの様子など、志摩の魅力を多角的に伝える構成となっています。
「おいなーい!」と方言を用いたコピーで注目を集めつつ、地域の温かさや親しみやすさを演出しています。文字の横に配置された走る人のイラストは、志摩への旅行への期待感を表現しており、全体的に明るく前向きな雰囲気を醸成していました。
近くでは、志摩に関連してか、志摩スペイン村の広告も展開されていました。夜景を彩る花火とイルミネーション、スリル満点のアトラクション、パーク内を行き交うキャラクターたちが、青を基調とした空間の中で躍動感豊かに描かれていました。
Topics④:DiDiの広告
タクシー配車アプリ「DiDi」の広告です。
広告の特徴は、鮮やかな赤を基調としたデザインです。少し明るめの赤色で注目の高い目立つ色使いとなっています。メッセージは「アプリ手配料無料!」「おトク」といったシンプルかつ直接的な訴求を採用。また、柱自体の黒色が強いこともあり、コントラストになって通行人の注目を自然と集めているように見えました。
大阪のターミナル駅で展開することでビジネスユースはもちろん、観光でのタクシー利用を見越した展開であるようにも考えられます。
Topics⑤:BMW「THE NEW 1」の広告
南海なんば駅で展開されたBMWの新型車「THE NEW 1」の広告です。
ロール放映で配信された広告は、青く輝くBMW車両のダイナミックなカットが印象的でした。ビジョン自体の存在感も相まって、「プレミアム感」と「洗練された雰囲気」という2つの価値を効果的に表現。動画は「お近くのBMWショールームへ」とBMW正規ディーラーに誘導する流れとなっていました。
編集部から一言
今週は、感情に訴えかけてきた、近鉄エリアキャンペーンの広告が印象に残っています。「志摩へおいなーい!」という方言を用いたキャッチコピーは、単なる観光地の紹介を超えて、地域の温かさや親近感を効果的に演出していました。
また、複数の実写写真を用いることで、観光地としての魅力を具体的に示しながら、訪れる人々の期待感や高揚感を巧みに表現していました。