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【なんば心斎橋】2024年11月11日週 OOHレポート
アドクロ編集部がお届けする2024年11月11日週のなんば心斎橋OOHレポート。今週、なんば駅・心斎橋駅周辺で展開された広告で、押さえておきたい広告事例をピックアップしていきます。過去のOOHレポートはこちら。
大阪メトロなんば駅にて展開された「ベストヒット歌謡祭」の広告です。
2024年11月14日に放送された「ベストヒット歌謡祭」のPRとして掲出された今回の広告には、出演者のサインが並べられたインパクトのあるクリエイティブでした。広告の右側はテレビの前の人へ向けた“招待状”となっており、年に一度の音楽の祭典を盛り上げる演出となっていました。
出演アーティストの写真ではなく、サインを並べるという斬新なデザインでしたが、ファンはとても興味深い広告だったと思います。
心斎橋駅 大型ポスター
心斎橋駅構内にて展開された「EVERING(エブリング)」の広告です。
「EVERING(エブリング)」はVisaのタッチ決済に対応したリング型ウェアラブルデバイス。
「ゆぴっ」という大きな文字がインパクトを放つクリエイティブで、一体どんな商品なのか、興味をひく広告だったのではないでしょうか。「指」とタッチ決済の「ぴっ」という音が合体した「ゆぴっ」だと思われますが、「EVERING」をユニークにアピールしていたコピーでした。
大阪メトロの心斎橋コンコースビジョンには様々なブランドの広告が掲出されていました。
まず最初にご紹介したいのがコスメティックブランド・ゲランのブランド広告。青の背景にピンクのボトルが映えるクリエイティブで、ゲランの人気の香水「アクア アレゴリア」をPR。さらに下の小さな文字の部分では、「ホリデーコレクション2024」も宣伝。ゴージャスな印象を与える広告でした。
次にご紹介するのは高級ジュエリーブランド「グラフ」の広告です。
広告にはブランドアンバサダーを務めるTWICEのSANAさんが登場。最高峰のダイヤモンドを取り扱うグラフの輝きと魅力があふれるクリエイティブとなっています。豪華でありながら繊細さも併せ持つグラフらしさを感じるサイネージ広告でした。
最後にご紹介するのは高級ファッションブランド「ケイト・スペード ニューヨーク」の広告です。
ホリデーシーズンのギフトを想像させるクリエイティブで、女性の喜びに満ちた表情から幸福感を感じられる広告となっています。「シンプルなシルエット」がコンセプトであるケイト・スペード ニューヨークらしい、シンプルなホリデーシーズン広告ですが、大切な人へのギフトの候補にこのブランドを挙げたくなるデザインに見えました。
南海なんば駅構内にて展開された「怪獣8号展」のサイネージ広告です。
松本直也氏による漫画「怪獣8号」は、怪獣発生率が世界屈指となっている架空の日本を舞台とした話題作。今回、作品の世界観が堪能できる「怪獣8号展」が2024年12月13日~2025年2月11日の期間、なんばパークスミュージアムにて開催されるため、そのPRとして広告が掲出されました。作品の魅力が満載のサイネージ広告となっており、多くの作品ファンが注目する内容でした。
心斎橋駅構内にて展開された「クリスタ長堀」の広告です。
大阪心斎橋の地下街にあるショッピングモール「クリスタ長堀」が2024年11月15日~11月18日の4日間限定で実施したキャンペーンの広告でした。
ショッピングモールの名前があまり主張していないため、一見、何のお店のキャンペーンかと思わせるデザインですが、黄色を基調とした広告の集中貼りはかなりのインパクトがありました。帰りに思わず立ち寄りたくなる広告で、高い訴求効果があったのではないでしょうか。
Namba One Vision
なんば駅構内に展開されたAmazonの広告です。
大きいビジョン全体が赤く、とてつもないインパクトを放っている今回の広告。写真やイラストなどは登場せず、赤の背景に白い文字が映し出されるだけのシンプルなデザインとなっていました。しかし、「重たい商品、持ち歩きたくないですよね?」や「外出すると、ついつい買い過ぎちゃいませんか?」などの“お買い物あるある”のコピーは興味をひくものでした。また、「なんばで品切れだったものありませんか?」といった、なんば駅を利用する人に寄り添うようなユニークなコピーもありました。赤のインパクトと、思わず共感してしまうコピーで、多くの通行人に記憶してもらえた広告だったと思います。
今週は“なんば・心斎橋ならでは”な広告が多かった印象です。
心斎橋コンコースのブランド広告は、媒体が商業エリアに近いことを生かした広告でした。各ブランドごとに個性が出ていて、ホリデーシーズンを盛り上げていたのではないでしょうか。
なんばパークスミュージアムで開催予定の「怪獣8号展」の広告は、地元の作品ファンにはうれしい広告だったと思います。この広告が配信された媒体は南海なんば駅の大階段正面に設置されているため、多くの駅利用客にアプローチできたと思われます。
クリスタ長堀の集中貼りもインパクト大でした。地下街のショッピングモールとしてはかなり大々的に実施された広告展開でしたが、それほど地元の人に愛されている商業施設であることが分かります。
Amazonのサイネージ広告はコピーがどれも秀逸でした。「なんばで品切れだったものありませんか?」は、なんばの人に語りかけているような演出でした。他の地域でも生かせそうなコピーでしたね。
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