コロナ禍を契機にオンラインのセミナーを始められた企業も多いのではないでしょうか?
株式会社シャノンが2022年11月に発表した「ウェビナーに関するアンケート」で、2021年より2022年のほうがウェビナーを開催する頻度が増えたと回答した企業は42.1%となっており、減ったと回答した企業は17.9%となっていました。
また、今後開催するならウェビナーと回答する企業は53.8%とウェビナー開催のほうが企業のモチベーションは高いことが伺えます。
ウェビナーは、オンライン開催ゆえに一度に多くの人々に対して情報を提供できる有効な手段です。しかし、開催する企業が増えているために、適切な集客を行わなければ費用対効果が見合わないということもおきてしまいます。本記事では、様々なターゲットに対して効果的なウェビナーの集客時間帯と曜日の選び方について解説していきますので、参考にしてみて下さい。
ターゲット別_適切な開催曜日と時間の選び方
一般的に、セミナーウェビナーを開催する場合、平日の午後と夕方が効果的と言われています。仕事や学校が終わってから、参加者はリラックスした状態でセミナーに参加できるためです。具体的な時間帯としては、17時から19時の間が開催に適しています。また、週末の午前中も参加しやすい時間帯と言われています。
■ビジネスパーソン:
ビジネスパーソンを対象としたウェビナーの集客には、平日の昼休みや午後の時間帯が効果的です。昼休みは仕事の合間に時間ができるため、多くのビジネスパーソンがウェビナーに参加しやすくなります。具体的な時間帯としては、12時から14時の間や15時から17時の間が集客に適しています。
一方、週末はビジネス関係者にとっては家族やプライベートの時間として確保されるので、集客効果は平日よりも低いと考えられます。
■フリーランサーや副業を行っている人:
フリーランサーや副業を行う人々をターゲットにしたセミナーの集客には、平日の夜や週末が適しています。多くのフリーランサーや副業を行う人々は、日中は本業や仕事に従事しているため、ウェビナーに参加できる時間帯は限られています。
具体的な時間帯としては、平日の19時以降や週末の午後から夜が集客効果が高いと言えます。
■子育て世代:
育児に携わるママやパパ世代をターゲットにしたセミナーの集客には、平日の昼間や早朝、週末の午前中が効果的です。子育ての間にセミナーに参加することができる時間帯を選ぶことが重要です。また、セミナーの目的次第ではありますが、作業しながら手軽に耳だけで参加できるよう、参加者どうしの顔が見えない環境を作ると参加者が増える可能性があります。
具体的な時間帯としては、平日の10時から15時の間や週末の9時から11時の間が集客に適しています。子供たちが学校や保育園に通っている時間帯にウェビナーを開催することで、ママやパパ世代の参加を促すことができます。
■学生や教育関係者:
学生や教育関係者をターゲットにしたセミナーの集客には、平日の夕方から夜が適しています。学生は授業や課外活動が終わった後にセミナーに参加することができます。特に、19時から21時の時間帯は集客効果が高いと言えます。
ただし、教育関係者、特に学校の先生は夜も翌日の授業の準備やテストの準備などで忙しく時間がとれない方もいますので、夏休みや冬休み、春休みといったまとまった時間がとれるタイミングで開催することも有効でしょう。
■国際的なターゲット:
国際的なターゲットを対象としたセミナーの集客には、タイムゾーンの違いを考慮する必要があります。各地域の標準的な勤務時間や休日の状況を調査し、参加者が最も参加しやすい時間帯を選ぶことが重要です。一般的に、国際的なセミナーの場合は、午前中の時間帯が参加者が多い傾向にあります。異なるタイムゾーンを考慮することで、より多くの人々にセミナーに参加してもらえます。
幅広い国・地域の方をターゲットとしたい場合は、全てのターゲットに合わせることはできませんのでアーカイブ動画を活用することも検討すると良いでしょう。
まとめ
セミナーの集客においては、ターゲットの属性や習慣に合わせた時間帯と曜日を選ぶことが重要です。一般的には平日の午後と夕方が効果的であり、学生や教育関係者に対しては平日の夕方から夜が適していると言われています。
ビジネスパーソンには平日の昼休みや午後の時間帯が集客効果が高く、国際的なターゲットに対してはタイムゾーンの違いを考慮した時間帯を選ぶ必要があるなど、さまざまなケースをご紹介してきました。
最も大切なことは自社ウェビナーのターゲットは誰で、どのような行動をとるのかをよく理解し、集客に適した時間帯と曜日を選ぶことですので、まずは自社ウェビナーのペルソナをしっかりと設定されることをおすすめします。