公開日:
更新日:
自分と向き合う機会をくれた「“死”の哲学」 | 栗山太成
「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版 著者 / シェリー・ケーガン
『「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 』は、イェール大学の哲学教授シェリー・ケーガンが「死」をテーマに行った講義を日本語に完全翻訳した一冊で、死の概念について深く考察されています。
この本の大きな魅力は、学術的な深さを持ちながらも読みやすい点です。ケーガン教授はイェール大学で23年にわたり「死」に関する講義を続けており、その内容が多くの学生から支持されてきました。この本はその講義が余すことなく日本語で読めるため、誰でも簡単にその内容を理解することができます。
内容は死の定義から始まり、死後の存在や死への恐怖、死と倫理など、幅広いテーマが取り上げられています。ケーガン教授は哲学的な視点から死を探求し、その過程で著名な哲学者や思想家の考えを紹介しています。そのため、さまざまな視点から死について考え、自分の死生観を深めることができます。
特に印象的なのは、ケーガン教授が死後の存在について多角的に考察している点です。たとえば、死後の世界が存在するのか、魂の不滅についての議論や、宗教的な視点からの死の捉え方などについて詳細に述べられています。そのため死に関わらず自分の信念や価値観を改めて考えることができます。
なんだか怖いタイトルですが、自分の価値観や生き方を考えるきっかけになる一冊です。
余命宣告を受けた学生が、
"命をかけて"受けたいと願った伝説の授業の完全翻訳版!
――人は必ず死ぬ。だからこそ、どう生きるべきか――
○死とは何か
○人は、死ぬとどうなるのか
○死への「正しい接し方」――本当に、恐れたり、絶望したりすべきものなのか
○なぜ歳をとるごとに、「死への恐怖」は高まっていく
○残りの寿命――あなたは知りたい? 知りたくない
○「不死」が人を幸せにしない理由
○「死ぬときはみな、独り」というのは、本当か
○自殺はいつ、どんな状況なら許されるのか
○死が教える「人生の価値」の高め方
縮約版では割愛せざるを得なかった「前半部分」
・二元論と物理主義
・「魂」は存在するか?
・デカルトの主張
・「魂の不滅性」についてのプラトンの見解
・「人格の同一性」について
・魂説、身体説、人格説――どの説を選ぶか?
と、「DEATHからさらに考察を深めたい人のための読書案内」つき!
なぜ、余命宣告をされた学生は、
最後に"命をかけて"、
この講義を受けたのか!?
死を通すことでますます「生」が輝きを増す、世界的名著!
この記事は役に立ちましたか?
記事ランキング
- 週間
- 月間
プロマーケターが推すこの一冊
- 新着
- 人気
閉じる
会員登録情報の入力