日本郵政は、2025年4月1日から、2024年のエイプリルフールで大反響を呼んだフェイスパック『ゆうぱっく』を実際に製品化し、都内10か所の郵便局で配布を開始した。

『ゆうぱっく』は、同社の配送サービス「ゆうパック」にちなんだ名前のフェイスパック製品。2024年4月1日に公式X(旧Twitter)で発表されたこの企画は、エイプリルフールのジョークだったにもかかわらず、7万件を超える「いいね」を獲得した。多くの人から「製品化してほしい」「出たら絶対に買う」という声が寄せられたことから、同社は今年これを本当に製品化することを決定した。
日本郵政株式会社 広報宣伝部デジタルコミュニケーション室 担当部長の稲積大輔氏によれば、昨年のエイプリルフール施策が話題となった要因は「意外性」「実在する商品『ゆうパック』をもじった点」「インパクトあるデザイン」の3つが挙げられるという。同社はこれまでソーシャルメディア公式アカウントでエイプリルフールの投稿を行っておらず、またテレビCMをはじめとした従来のマス広告などのトンマナとも異なる企画だったため、多くの人に新鮮なものとして受け止められたと分析している。
また「ゆうパック」は日本郵便が提供するサービスとして馴染みがあり、その名前を公式がもじったことも好意的に受け入れられた要因だと稲積氏は考えている。加えて、真っ赤なフェイスパックを着用し、「〒」マークが額に印字されたビジュアルは、シンプルでありながらもインパクトがあったことも、好評をいただいた要因の一つだったと同氏は語る。

今回の『ゆうぱっく』配布の狙いについて、稲積氏は「昨年の投稿が話題になってから、社内外の多くの方から『本当に欲しい』という声をいただいたので、実現させる方法はないかと検討を重ねてきた」と説明。その声に応えたいという思いだけでなく、この施策を通じて日本郵政グループに親しみを持ってもらいたいという願いも込められているという。
「日頃からご利用いただいている方はもちろん、あまり利用されていない方や若年層の方々にも、この施策を通じて興味関心を持っていただけたら幸い」と稲積氏は期待を寄せている。エイプリルフールのジョークから実際の製品となった『ゆうぱっく』は、日本郵政と消費者の新たな接点を生み出す試みとして注目されている。
