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ブレインスリープが広告業界にフォーカスして広告展開したワケ
株式会社ブレインスリープは、“睡眠時間を削って戦う全ての人”に向け、睡眠の質の重要性を啓蒙するプロモーション企画を実施しました。
ブレインスリープは、最先端の睡眠医療・睡眠医学を掛け合わせることで、最高の睡眠を実現し、睡眠負債の蓄積が引き起こす様々な社会問題を解決するため設立された組織で、ブレインスリープ ピローをはじめ睡眠研究に基づいて開発された商品を展開しています。
【33万部のベストセラー書籍「スタンフォード式 最高の睡眠」から生まれた「ブレインスリープ ピロー」】
ブレインスリープ社が行った「睡眠偏差値®調査2024」によれば、業種別に分類した際、最も低い睡眠偏差値のスコアとなったのが「マスコミ・広告業界」で働くビジネスパーソンだそう。
調査の結果を踏まえ、今回の施策では「マスコミ・広告業界」で働くビジネスパーソンにフォーカス。「#寝ずに頑張ったけど…」をテーマとしたあるある体験を発信する交通広告を展開。
大手広告代理店を舞台にした漫画「左ききのエレン」の作者である漫画家かっぴー氏とのタイアップ企画などを実施しました。
【かっぴー氏とのタイアップイラスト】
本施策のプロモーション担当である、株式会社ブレインスリープの中野氏によれば、企画は2024年1月末あたりからかっぴー氏に漫画の書き下ろしを相談していくと同時に企画を検討し始めたそう。
今回、広告の場として交通広告を選定した理由について、中野氏は「ターゲットが睡眠の影響を感じやすい時間帯に接触する場として最適なため選定しました」とした。
【東京メトロ銀座線で実施された中吊り広告「寝ずに頑張ったけどあるある」】
【東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線で実施されたドア横広告「睡眠不足はパフォーマンスが20%低下する」】
また、交通広告と同時に実施されたSNSキャンペーンについては、「「#寝ずに頑張ったけど」という、誰にでも1度は経験があるテーマをコメントし応募する座組により、応募者のコメントが共感を呼び拡散されました。
今回のターゲットであるクリエイター界隈をはじめ、広告無しで1,000人を超える引用リポスト応募が集まり、交通広告と連動した盛り上がりを作ることができました」と中野氏は話してくれた。
【該当投稿には1,500件を超えるリポストが見られた ※2024年7月1日時点】
「睡眠」を軸に各業界の睡眠偏差値という指標で可視化した点が興味深い事例でした。
オフラインとオンラインを巧みに操る交通広告とSNSの融合戦略は、コスト効率と高い波及効果のバランスを絶妙に保ちつつ、社会に新たな対話の場を創出。実際にSNSで関連投稿も多数みられるなど、レスポンスが見られました。
さらに「左ききのエレン」とのコラボレーションは、ターゲット層の琴線に触れながら、睡眠に対する問題提起を柔らかくユーモラスに包み込む絶妙な演出。また、「左ききのエレン」とのコラボレーションは、ターゲット層との親和性を高めつつ、問題の深刻さを和らげる効果を発揮しているように感じました。
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