Qookka Gamesが手がけるスマートフォン向けゲーム『信長の野望 真戦』は8月11日から、小田原城とのコラボレーションに合わせ、小田原駅と小田原城で広告を展開した。ゲーム内で行われる「北条氏康 VS 上杉輝虎」の勝敗によって、小田原城天守閣内の広告ビジュアルが変化する、ゲームとOOHを連動させたプロモーションとなっている。

『信長の野望 真戦』は、コーエーテクモゲームスの『信長の野望・新生』の公式ライセンスを取得して開発されたスマートフォン向けゲーム。今回コラボした小田原城は、ゲーム内のPKシーズン「四雄怒涛」で重要な拠点として登場する。実際の小田原城も戦国時代に北条氏の居城として知られ、上杉輝虎が小田原攻めを行った歴史を持つ。ゲーム内でも北条勢力圏の守護所として登場するなど、作品の世界観と現実の歴史が重なる場所であることが今回の広告展開の背景にある。
広告は8月11日から17日まで、小田原駅の中央自由通路、西口階段、東口階段をはじめ、小田原城の住吉橋付近、天守閣前、天守閣内など複数地点で掲出。「北条氏康 VS 上杉輝虎」による「小田原城争奪戦」のキービジュアルを使用し、小田原駅から小田原城までの移動動線に沿って両武将の対決を訴求する構成とした。

中でも特徴的なのが、小田原城天守閣内の広告枠をゲーム内イベントの勝敗と連動させた仕掛けだ。プレイヤーは8月11日から17日まで、北条氏康と上杉輝虎のいずれかを選んで応援し、ミッションを達成することで応援ポイントを獲得。その結果をもとに、8月18日から24日まで天守閣内に掲出されるポスターを勝利した武将のビジュアルへ切り替える。広告掲出と連動したSNSキャンペーンも展開。小田原城に掲出された広告を撮影し、「#信長の野望真戦」「#小田原城争奪戦」を付けてXへ投稿すると、抽選で賞品が当たる仕組みを設けた。広告を見るだけでなく、現地での撮影やSNS投稿まで促す仕組みとなっている。


今回の施策は、歴史ゲームと小田原城という親和性の高い組み合わせに加え、ゲーム内の勝敗を実際の広告面に反映した点が注目される。通常、OOHのクリエイティブは掲出前に決められているが、今回は「どちらの武将が小田原城の広告枠を獲得するのか」をプレイヤー自身が決める仕掛けを採用している。さらに、小田原駅から小田原城まで複数の広告を配置することで、現地へ向かう移動そのものを「小田原城争奪戦」の一部として演出。ゲーム内で戦った結果が実在する城の広告として現れる仕掛けは、デジタル上のプレイをリアルな場所へ拡張し、OOHそのものをゲームの報酬に変えたプロモーションと位置付けられる。

