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英字新聞で実施できる広告の種類を解説
みなさんは英字新聞という新聞を手にとったことがあるでしょうか。
その名の通り、英語で書かれた新聞である英字新聞ですが、この英字新聞を広告媒体として利用する企業が今、増えてきています。
英字新聞は特殊な読者層と、新聞というメディアの特徴・メリットを併せ持つ広告媒体です。
今回は、そんな英字新聞の特徴や広告媒体として利用する際に重要なターゲット層、出稿可能な広告の種類と効果について詳しく解説していきます。
英字新聞は、記事の全文を英語を用いて執筆、日本国内で発刊されている新聞紙面のことを指し、英字紙や日刊英字新聞などとも呼ばれています。
日本国内では、大手新聞社である、朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞社の3社が発刊しているものと、日本人が初めて発刊した英字新聞であるThe Japan Timesの4紙が有名です。
英字新聞は、一般的な新聞紙面と同様に、一部コンビニや書店の店頭などで販売されています。
販売している店舗自体は大手新聞社の新聞と比べると少ないものの、最近ではWEBサイトやアプリを通して一部紙面を電子版として無料で公開している英字新聞も増えてきています。
英字新聞は、学生に英語学習のツールの1つや、ビジネスマンや在日外国人の情報源として親しまれています。
はWEBサイトやアプリを通して閲覧できる電子版と、定期購読や書店などで直接購入する新聞紙面と、大きく2種類の媒体に分けられます。
電子版と紙面版、それぞれ同じ記事が掲載されているものも多いですが、The Japan Times社の発表から、この2種類では購読者の属性が異なることがわかります。
同社の発表によると、電子版のThe Japan Times Alpha Onlineは、月間約50PVの内、読者の7割以上が若手社会人世代であると報告されています。
(参照:The Japan Times Alpha 広告ガイド2018 https://alpha.japantimes.co.jp/wp-content/themes/jt-alpha/assets/pdf/alpha_mediamaterials.pdf)
それに対して、紙面版では4年生大学・大学院卒業者が約9割、世帯年収が1,000万円以上の読者が約4割と高学歴、高収入の読者が占める割合が高いことが報告されています。
(参照:The Japan Times MEDIA INFORMATION https://cdn-japantimes.com/wp-content/uploads/2017/01/JT_NYT-Media-Guide-JP-v.3.0.pdf)
電子版は無料会員登録でも一部閲覧が可能なことや、いつでもどこでも気軽に1部から購入できることなどから、若い世代にも積極的に利用されています。
紙面版は、その多くが定期購読者ということもあり、比較的生活に余裕のある世代、かつ、高年収の読者が多い傾向にあります。
どちらも共通して、通訳や翻訳、旅行業や在日外国人など、日常的に英語に触れるユーザーが多いのも特徴の1つです。
上記から、以下の読者層は英字新聞のターゲットとして適していると考えられます。
・大手企業、外資系企業の経営層
・旅行業、観光業の従事者
・通訳、翻訳家
・英語を積極的に学んでいる学生、社会人
・在日外国人
英字新聞は、英語に興味・関心の高い読者が好んで購読しているメディアです。
それでは、広告媒体としての英字新聞はどういった特徴を持っているのでしょうか。
ここからは、英字新聞に出稿できる広告の種類とその効果について解説していきます。
広告の種類はいくつかありますが、そのどれもが英語や外国に関連する商品・サービス、または、企業の経営層をターゲットとした商品・サービスの広告宣伝において高い効果が期待できます。
英字新聞自体の特徴やメリットは共通ながら、広告の種類によってそれぞれに様々な特徴や効果があります。
英字新聞に出稿できる広告は大きく分けて以下の通りです。
・新聞紙面広告
・記事広告
・バナー広告
・メール広告
それでは1つずつ詳しく見ていきましょう。
新聞紙面広告は、紙面版で発行されている英字新聞に公告を掲載する広告手法です。
大手新聞社が発刊している新聞紙面同様、記事が掲載されている紙面の上部、中央、下部など指定の位置に広告を掲載することが可能です。
広告費用は掲載箇所と掲載サイズ(1段〜全段)によって異なります。
英字新聞の紙面版は、読者が能動的に有料で購入していることもあり、広告に関しても興味・関心を持って読者に見られる傾向にあり、高い広告効果が期待できます。
記事広告は、紙面版で発行されている英字新聞に公告を掲載する広告手法です。
紙面広告と違い、新聞紙面の記事欄に記事の体裁で広告を出稿できるため、記事と合わせて読者に読まれることが多く、新聞紙面よりも全文を読み込むことで効果を発揮する広告に適した広告手法です。
バナー広告は、電子版の英字新聞にバナー形式で広告を掲載する広告手法です。
PCのみに広告を表示するプランや、スマートフォンのみに広告を表示するプラン、どちらも合わせて表示するプランなど、英字新聞によって掲載プランは様々です。
中には紙面版の紙面広告と合わせたプランが提供されている英字新聞もあるため、オンライン・オフライン、どちらも合わせて訴求することも可能です。
バナー広告はオフライン広告とは違い、広告をクリックすることで自社サイトやECサイトへ読者を誘導することも可能です。
メール広告は、英字新聞の購読者に対してメールマガジンとして広告を発信することができる広告手法です。
リーチできる数はその他の広告手法と比べると多くはないですが、英語に興味・関心の高いユーザーに確実にリーチすることができるため、高い費用対効果が期待できます。
今回は、少し特殊な読者層を持つ英字新聞と広告について紹介しました。
英字新聞の読者層と、リーチしたいターゲットが一致するケースでは、その他の広告媒体よりも高い広告効果も期待できる英字新聞への広告出稿。
上記に当てはまる広告宣伝を検討している企業のマーケティング担当者は、ぜひこれを機に、英字新聞を広告媒体として利用してみてはいかがでしょうか。
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