サイズの工夫で反響12.7%
梶原:あとは、逆にサイズを大きくして反響に繋げた事例もあります。あるディスカウントストアの事例では10,000部ほど配って、実施月の「購入」をコンバージョンにして12.7%の反響が出たことがありました。
編集部:12.7%!?ポスティングの反響率だと0.03〜0.1%くらいのイメージで、1%でもビックリするくらいなのに、桁違いのレスポンスですね。
梶原:ちなみに、新規オープンでもなかったです。配布物はA1の大判チラシをA4サイズに折りたたんで配布、ファミリーマンションに絞って配布しました。この事例で効果が出た要因は複数あると思っています。

【A1のサイズ感。新聞見開きより少し大きいサイズ感(594㎜×841㎜)となる】
1つは、既に実施していた新聞折込と被っていない潜在層を狙う事が出来たこと。2つ目がファミリーマンション配布で、基本3人以上住んでいるので興味を持ってもらえる確率が高かったこと。
そして3つ目が配布物のインパクトが大きく、共同住宅なので口コミの輪が広がったことだと思っています。
豊富な商品があって、実際のお客様の声があって、「期間限定」といったお店だけのインセンティブオファーがあって…一種のプレゼンテーションです。だから、受け手の動きも全然違う。目的に合わせて使い分けた方が良いかもしれません。
チラシの内容やオファーを変えながら「流動性」を出す
編集部:1回当たり、何部くらい実施した方が良いって目安はありますか。
梶原:最低でも10,000部はやってほしいですね。地域的な問題で5,000部に減るのは仕方ないですが、5,000部なら2回やってくださいって話しています。最低でもこれくらいやらないと、プロモーションの体感が得られないんです。空気みたいに終わる可能性があります。
編集部:配布頻度はどのくらいが適切ですか。
梶原:最初は2週間から1か月に1回ぐらいやった方がいいですね。
その企業が置かれた商品フェーズによって判断が違います。最初の普及期から成長期の段階なら、可能な限り中途半端ではなく定期的にやっちゃった方がいい。もちろんCPAを見ながらっていうのが条件になりますけど。想定している結果が得られるかどうかを、次のステップの拡大期に向けて早期ジャッジするために必要なんです。
あと、チラシは同じ人に配るから効果が無くなっていくってことは少なくて。だから、単純に2回配ってるからCPAが急激に悪化するってことは基本ないです。
2回目で反響が落ちるとすれば、例えば、全く同じチラシを配っていて落ちるケース。クリエイティブを変えたり、オファーを変えながら、配布物に「流動性」を出した方がいいです。ユーザーも動きがないと飽きちゃうんですよ。
例えば、ピザ屋さんのチラシがご自宅に入っている事も多いんじゃないかなと思いますが、チラシに描かれたフェアメニューって毎回変わっていると思います。売上構成比やトレンドも見ながら、チラシに押し出す商品を変えることで、動きを出していますね(第2回に続く)
