同じ「A4チラシ」も見せ方で反響は変わる
梶原:反響を出すうえで「打率」はとても重要です。とはいいつつ、セグメント配布が出来るのは都心か人口が密集しているエリアが中心。だから配布先はもちろんですが、“配布物(チラシ)”にも工夫をしてほしいんです。
例えば、「A4チラシ」が机に無造作に置いてあったらどうします?
編集部:とりあえずサッと見て、興味なかったら捨てちゃいますね。
梶原:そう、興味がなければゴミ箱行きですよね。
ところが同じA4でも、これが2つ折り、3つ折りになっていたり、はがきサイズになっていると、どこかに刺しておいたり、端っこに寄せておいたりするんですよ。自宅とか会社のデスクとかでも、小さいものって引き出しとか、なんかちょっと目に届きやすいところに置いておきがちだと思います。
編集部:たしかに、小さいと「後で見よう」ってとりあえず端っこに置いておきがちかも。
梶原:これは数値云々ではなく人間の特性的なものですね。要は配布物を保存性の高い状態にするってことです。チラシの受け手が「欲しい」と思ったタイミングまで配布物が手元に残っている状態を作るイメージです。
併配を前提にあえて配布物を小さくする
梶原:あと、配布物を小さくすることによる意外なメリットがあるのですが…わかりますか?
編集部:何でしょう…?正直、小さくするとファーストビューで見せられる情報が減るから、あまり良いようにも思えません。
梶原:確かにそうかもしれませんね。
一般的にポスティングは併配といって複数枚のチラシを一緒に配っていくんですよ。理由は2つあって、「配布単価を抑えるため」と「クレームを起こりにくくするため」です。
例えば、3社のチラシが入っていれば3社にクレーム入れなきゃいけないですよね。労力が3倍になるんですよ。その3社のチラシ広告には大小さまざまな企業が入ったりするので、クレームを言う側も結構労力を使う。それが抑止になるんです。もちろん1社単独でチラシを配る事も出来ますが、基本は単価が上がる事が多いですね。
それを踏まえてですが、併配を前提にあえて配布物のサイズを小さくすることで、一番上にした状態で配布してもらいやすいんです。複数枚を一緒にポストに入れるわけですから、小さいチラシが一番上に来ないと投函時に落ちちゃうので。配布員は自然と一番上にしがちなんです。限定クーポン付きハガキやA4チラシを三つ折りなどにしても効果的。
編集部:なるほど、一番上にして配ってもらえれば、最初に目に入れてもらえる確率は上がるわけですね。
梶原:その通りです。
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サイズの工夫で反響12.7%
サイズの工夫で反響12.7%
