スポーツは身体を動かすことも楽しいですし、生の試合を観戦するのも楽しいですよね。
そんなスポーツをしたり、観戦したりする、私たちの身近にあるスポーツ施設はいったいどんな人たちが利用していて、どのような広告を出せば効果的なのでしょうか?
この記事では、スポーツ施設とはどのようなものを指すのか、スポーツ施設の利用者とターゲットはどのような層か、スポーツ施設でできる広告の種類とそれぞれの効果について詳しく説明していきます。
スポーツ施設について
「スポーツ施設」とは、さまざまなスポーツをしたり、スポーツを観戦したりする場所のことを言い、スタジアム、球場、競技場、アリーナ、体育館など色々な呼び方がありますが、これらの全てが「スポーツ施設」を意味します。
文部科学省の調査によると、日本におけるスポーツ施設の数は、全国に約20万か所あるとされていて、スポーツ施設は大きく分けると3つあり、「学校体育・スポーツ施設」、「公共スポーツ施設」、「民間スポーツ」となります。
「学校体育・スポーツ施設」は学校にある体育館やグラウンドのことを指し、全体の60%と半数以上を占めていて、近年では、学校にあるスポーツ施設を市民に解放する動きが広がってきています。
「公共スポーツ施設」は、自治会が所有しているスポーツ施設のことを指し、税金を使って運営しているため、利用料が安いことが多く、気軽に利用できることが強みです。
「民間スポーツ施設」は民間が運営するフィットネスクラブやジムなどのことで、スポーツだけでなく、温泉、マッサージやエステなど色々な施設を利用できるのが強みです。ただ、その分会費がかかることがデメリットでもあります。
スポーツ施設の利用者、ターゲット
人生100年といわれ、健康志向の高まりから、スポーツ業界の市場規模は広がりをみせています。
スポーツ施設を利用しているのは健康志向の高い富裕層が多く、中高年の利用者が増加傾向にあり、中でも、健康ブームを受けて、20代~30代の利用者は減っているが、60歳以上のシニア層の利用者が増えています。
シニア層は、スポーツ志向、健康志向が高く、金銭面でも多少の余裕のある層であるといえます。
そんな健康意識の高いシニア層には、健康食品や医療サービス、健康飲料やメガネ、補聴器などの宣伝に向いています。
スポーツ施設は日中は主婦が、土日は会社員が利用することが多いです。
主婦向けの広告としては、日用品や新発売の食材、会社員向けの広告としては、ビジネス書や出張の際に利用するリムジンバスやホテルなどの宣伝に向いています。
また、スポーツ施設には子どもの習い事のために利用するファミリー層も多く訪れます。
そんな子どもの習い事でサッカーが根強い人気ですが、サッカー教室やサッカースタジアム、フットサル場でも数多くの広告を出すことができます。
子どもの習い事の送り迎えなどで利用するパパ、ママ世代には、教育関連の商品、親子で楽しむことができるイベントの情報や注目のスポットなどの宣伝が効果的でしょう。
スポーツ施設でできる広告の種類とそれぞれの効果
・サンプリング
サンプリングとは、試供品(サンプル)を直接ユーザーに配るオフライン広告の一種です。
若者や高齢者が多く利用するスポーツ施設でサンプリングを行うことで商品やサービスのプロモーションが可能となっており、口コミ効果も期待できます。
・フリーペーパーやリーフレットの設置
スポーツ施設の入口やエレベーター前、受付付近にラックを設置し、フリーペーパーやリーフレットを若者向け、ファミリー層向け、高齢者向けなどターゲットに合わせて配布することができます。
入会時や料金の支払いの際に直接職員から手渡しすることも可能なため、目を通してもらえる確率が高く、効果的なプロモーション方法となっています。
・Web広告
WEB広告とは、インターネット上に掲載される広告のことです。
検索エンジン、スマホアプリ、動画サイト、SNS、ブログ、メールなど、さまざまな媒体に掲載されています。
多くのスポーツ施設において専用サイトを保有しているため、スポーツ施設を利用している人が専用サイトに訪れ、Web広告を目にする可能性が高く、効果的なPR方法であるといえます。
・ダイレクトメール
ダイレクトメールは、消費者の自宅(もしくは企業)に直接広告物を郵送で送付するオフライン広告の一種です。
スポーツ施設の利用者からエリアや消費者の職業、年齢などの属性などで詳細なターゲティングを行った上で広告物を配布することで、高い効果が期待できます。
・協賛広告
協賛広告とは、企業から資金的な援助を受けた見返りとして、広告掲載によるPRを行う方法です。
一般的には、公式サイトやパンフレットなどに企業名のロゴを掲載したり、スポーツチームのユニフォームにロゴを掲載したり、イベント施設内にブース出店することや壁面広告の出稿が可能になります。
協賛企業として何らかの援助をすることで、企業名の宣伝や社会貢献活動にも繋がります
スポーツ施設できる広告のおすすめ媒体
まとめ
健康意識の高まりから、スポーツに関心のある消費者が増加傾向にあり、スポーツ施設を利用している消費者も増加傾向にあります。
利用者も若者からシニア、子どもの習い事などでさまざまな層が利用していますので、どのような層にアプローチすれば効果的なのか、あらかじめターゲティングをしたうえで広告を出せば、より高い効果が期待できます。
スポーツ施設で広告を出す際にこの記事を参考にしてみてください。