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サイトの表示速度改善は重要?7割以上が改善を目指す理由とは?
Repro株式会社はWebサイト運営・管理者を対象に「Webサイトの表示速度改善についての実態調査」を実施した。
調査方法:インターネットアンケート調査
対象者:消費者向け(to C)Webサイトの管理・運営に携わっている⽅
有効回答数:309名
調査期間:2024年9月25日~9月26日
まず、サイトの表示速度改善に向けた取り組み経験について質問したところ、13.6%が「過去に取り組んだことがある」、29.4%が「現在取り組んでいる」、28.2%が「今後取り組もうと考えている」と回答した。7割以上がサイトの表示速度改善の取り組みに対し積極的な姿勢を見せた。多くのWebサイト管理者が表示速度の重要性を感じていることが分かる。
次に、SEOを担当領域とする回答者に限定し、表示速度を重要だと認識する理由について質問したところ、「顧客体験に関係するから」と回答した59.0%が最多となった。
ユーザビリティが高いサイトはユーザーが繰り返しサイトに訪問しやすくなるため、SEOにも良い影響を与えると言える。表示速度が遅いサイトと比べると、表示速度が早いサイトの方が顧客体験を向上させることができるため、表示速度を重要視するSEO担当者は多いようだ。
次に、SEO担当者に向けて表示速度をモニタリングしているかどうかについて質問したところ、「表示速度をモニタリングしておりKPIとしても設定している」と回答したのは46.5%、「モニタリングしているがKPIとしては設定していない」が27.1%となった。SEOを担当領域としている人は表示速度を特に重視していることが分かる。一方でSEOが担当領域でない人の半数以上が「モニタリングしていない」と回答しており、SEOを担当領域としている人との認識の相違があるようだ。
最後に、ページの表示速度などのユーザー体験を測定する指標である「Core Web Vitals(コアウェブバイタル)」について知っているか質問したところ、SEOを担当領域としている人については「完全に理解しており構成要素の説明ができる」と「内容は理解しているが構成要素の説明はできない」がそれぞれ27.7%、「聞いたことはあるが具体的な内容はわからない」が20.0%という結果となった。この指標について説明までできる人がいる一方で、約半数が説明できるほど理解できていないということが分かった。
SEO担当者の間では、サイトの表示速度がSEOに大きな影響を与えるということが認識されているようだ。しかし、Googleが指標として導入した「Core Web Vitals」については、詳しく知っている人は少ないようだ。
「Core Web Vitals」により、ユーザー体験を数値化し、表示速度改善に役立てることができる。表示速度の早いサイトはユーザーの満足度を高めるため、滞在時間が長くなる傾向がある。「Core Web Vitals」を上手く活用し、表示速度の改善を行うことで、Google検索でのランキング向上にも繋がり、より多くのユーザーにサイトを見てもらう機会が増えるというメリットが期待できる。
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