- 「Year on TikTok 2024」は、2024年1月~11月に実施された、TikTokの社会的、経済的、文化的影響に焦点を当てたアプリ内および第三者の調査に基づいて作成。
- 掲載元:TikTok、2024年の日本・海外のTikTokを振り返る「Year on TikTok 2024:小さな創造力が大きなインパクトに!」を公開!
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TikTokの影響力が増した2024年 世界の注目を集める日本の文化やクリエイター
ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」は、2024年の日本・海外のTikTokを振り返る「Year on TikTok 2024:小さな創造力が大きなインパクトに!」を公開した。本記事では「Year On TikTok 2024」の日本および海外の事例を紹介する。
TikTokは、もはや単なる動画共有アプリにとどまらず、ビジネスや文化に大きな影響を与えているようだ。特に2024年は食品や飲食店、書籍など、様々な業界において、TikTokをきっかけに商品やサービスが注目を集め、売り上げに直結するケースが数多く見られた。
特に注目すべきは出版業界への影響だ。 海外の「#BookTok」コミュニティに続き、日本でも「#BookTok」が活発化し、読者の好みや出版業界のトレンドに大きな影響を与えた。
また、クリエイターによる本の紹介動画が新たなベストセラーを生み出すなどの販促効果もあったようだ。例えば、小説紹介クリエイター「けんご📚小説紹介」が2024年1月の動画で、2021年発売の道尾秀介氏の小説『N』を紹介したことをきっかけに、6度の重版で単行本版が10万部を突破した。このように、TikTokは書籍の販売促進にも重要な役割を果たした。
2024年、TikTokは「ショートドラマ」や「ショートフィルム」といった新たなコンテンツ形式を牽引した。また、オリンピック・パラリンピックを楽しむために多くのファンがTikTokを活用した。
また、日本発の動画が世界中で拡散され、国境を越えて活躍するクリエイターが増えるなど、グローバルなコミュニティ形成にもTikTokは大きく貢献した。
特に、言語の壁を越えて発信するクリエイターの活躍は目覚ましかった。例えば、ノンバーバルなコンテンツが人気を博したクリエイター「SATOYU(^↓^)OHIOBOSS」は、「TikTok Awards Japan」2024でCreator of the Yearに選ばれた。
TikTokはエンターテイメントの場に留まらず、社会に良い影響を与えるための新たなプラットフォームとして注目されている。
例えば、広島県が実施したTikTokでの平和記念式典のライブ配信や、「心とからだ」をテーマに一人ひとりが抱える相談しにくい悩みなどを描いた漫画など、TikTokを活用して様々な問題に興味を持ってもらうことを目的とした取り組みが行われた。
特に、東京葛飾区の伝統工芸品に認定されている棕櫚(シュロ)たわし作りの動画は、職人が手作りする行程や、耳に心地よい作業中の音などに魅力を感じた人は多く、自治体のTikTok公式アカウントとしては異例とも言える240万回再生を超えた。
2024年もTikTokは音楽業界に大きな影響を与え続けた。TikTokは今や、新人アーティストのデビューの場であったり、また既存アーティストの楽曲をプロモーションする場としても活用されている。TikTokでバズった曲は外部の音楽チャートでも上位にランクインするなど、音楽シーン全体を動かす力を持つまでに成長している。
TikTokで圧倒的人気だったのは2024年の流行語にも選ばれたCreepy Nutsの『Bling-Bang-Bang-Born』だ。アニメ『マッシュル-MASHLE-』のオープニングテーマという点で注目を集めただけでなく、そのキャッチーなリズムに合わせて踊る「BBBBダンス」とともにTikTokで大きなトレンドとなった。
若者世代を中心に人気のTikTok。特に2024年は若者以外もショート動画を見る人が増え、より注目度が高まった。TikTokの話題を振り返ってみると、流行語に選ばれた言葉が出てきたり、2024年のヒット曲が出てきたりと、TikTokをチェックするだけでその時のトレンドが把握できる印象を受けた。
TikTokはユーザー層が若年層であるため若年層向けの商品やサービスのPRには高い効果が期待できる媒体だ。最近では30代以上のTikTokユーザーも少しずつ増えているため、今後さらにTikTokをマーケティングに活用する企業も増えるだろう。動画制作など、専門知識がないとなかなか挑戦しにくいショート動画配信だが、今以上にTikTokの影響力は高まっていくことが予想できるため、TikTokへの参入も前向きに考えていくべきなのかもしれない。
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