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【渋谷】2024年11月4日週 OOHレポート
渋谷駅前で展開された、Amazon Prime Videoで配信されるアニメ作品「ルックバック」の広告です。11月8日から配信開始することが告知されています。
「ルックバック」は、藤本タツキ氏による漫画作品。少年ジャンプ+にて2021年7月に公開された長編読み切り作品で、2024年6月に劇場アニメ映画版が公開されました。
今回の広告は、同作がAmazon Prime Videoで配信されることにちなんで展開されています。デザインは、Amazonブランドカラーである青を基調とし、Primeロゴが大きく配置。渋谷駅の目立つ位置にあり、想定されるターゲット層である若い世代へのアプローチを意図しているようでした。
渋谷駅前で展開された「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」の広告です。11月15日の劇場公開に向けたプロモーションの一環で実施されていました。
渋谷駅工事現場仮囲い広告
デザインは黒を基調とした重厚な色調で統一されており、「生きて、希望になれ。」「今を生きる戦士たちよ。」といった力強いキャッチコピーが添えられ、作品を印象付けています。
サイズの異なる広告枠で複数面展開されていましたが、それぞれ違ったデザインやメッセージを使用しながらも、一貫した視覚的な統一感を保っている点が印象的でした。
東口地下広場B2F 360°シート フルセット
渋谷駅で展開された「ジキニンFirst NEO」の広告です。
イメージキャラクターを務めるなにわ男子の大橋和也さんが大きく描かれた広告には、製品の特長を伝える「3つの成分同時配合!」という具体的な製品特徴をはじめ、「かぜの11症状に効く」「かぜのひきはじめに速攻」というユーザーベネフィットが展開されています。
ビジュアル面では、鮮やかな黄色背景を軸に、青が差し色として入る事で、親近感のある雰囲気を醸成。デジタルサイネージと壁面広告を組み合わせることで、移動する人々の目に自然と入るよう、空間全体を効果的に活用したクリエイティブとなっていました。
渋谷エリアで複数面展開された、ABEMAで配信される「INFORMA」の広告です。
渋谷駅構内はもちろん、センター街エリアなど広告は複数面に渡って展開されており、異なるクリエイティブアプローチを組み合わせた広告となっています。特に「見てるで。」という挑戦的なコピーとビジュアルは目を引きました(目の部分に二次元コードが掲載されており、読み取るとABEMAのアプリダウンロードリンクに飛びます)
広告のデザインは、黒を基調とした深みのある色調の中に、カラフルなグラフィック要素を散りばめ、独特な世界観を構築しています。出演者たちの表情は一様に強い個性を放っており、作品の緊張感や物語性を暗示させています。
11月7日からの無料配信開始という情報は、様々なサイズやレイアウトの広告で一貫して表現。複数の広告を連続して配置することで、通行人の視線を自然に誘導し、作品への興味を喚起する仕掛けとなっていました。
SHIBUYA WALL JACK
全体として、配信ドラマの世界観を街頭に展開することで、実在の空間と作品世界を重ね合わせるような独創的な広告展開となっていました。
渋谷駅前で展開された、フジテレビの木曜劇場「わたしの宝物」の広告です。
この広告では、駅構内の長い壁面を活用し、フジテレビの木曜劇場の40年にわたる歴史を時系列で紹介。1984年から2024年までの作品群を黒地に白文字で表現し、右端に新作「わたしの宝物」のビジュアルを配置することで、歴史と現在を繋ぐデザインとなっています。
新作のビジュアルは、赤みのある花々を背景に、出演者たちの印象的な横顔を捉えたものです。「ずーっと木曜よる10時。」というシンプルながら親しみのあるコピーは、40年続く木曜劇場の歴史を踏まえつつも、新鮮さも感じさせます。
単なる新ドラマの宣伝ではなく、木曜劇場という枠組みが持つ歴史を視覚化することで、ドラマの広告でありながら、新鮮さのある演出の広告展開となっていました。
渋谷駅前で展開されたファッション誌「Oggi」の12月号プロモーション広告です。
“2024 AW 働く私は、秋も冬も「きれいめシンプル」でいく!”というメインメッセージを軸に展開されています。デジタルサイネージと通路の壁面を活用し、複数のビジュアルを組み合わせた構成となっています。
サイネージの映像では、表紙を飾るモデルの笑顔のショットを大きく使用し、Oggiのロゴが印象的に配置。サイネージ壁面にはラッピングが施されており、二種類の表紙が描かれており、それぞれ異なるアプローチで「きれいめシンプル」というテーマを表現しているようでした。
今週、特に注目すべき事例として、フジテレビ木曜劇場「わたしの宝物」とABEMA「INFORMA」の広告展開が挙げられます。
フジテレビ木曜劇場の広告展開では、駅構内の長い壁面を活用し、1984年から2024年までの木曜劇場の歴史を時系列で紹介。「ずーっと木曜よる10時。」というコピーには、“これからも変わらない安心感”もありつつ、“40周年という長い歴史”も体感できる内容でした。
また、ABEMAの「INFORMA」は、黒を基調とした深みのある色調に、カラフルなグラフィック要素を散りばめることで、作品世界の独自性を効果的に表現しています。渋谷エリア複数個所に展開された広告は、各面によってクリエイティブも調整されており、コストがかかっている事が伺えます。同作への並々ならぬ熱意が感じられる展開でもありました。
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