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約2割が違和感を感じる「Z世代向け施策」固定観念が裏目に?
僕と私と株式会社は、全国のZ世代(15~27歳)を対象に、Z世代向けのマーケティング施策についてどう感じているか、調査を実施した。
調査方法:インターネットを利用したアンケート
対象者:全国のZ世代(15~27歳)男女
有効回答数:500名
調査期間:2024年9月27日~29日
出典元:僕と私と株式会社
まず、「Z世代向けのマーケティング施策やサービスに対してどう感じましたか?」という質問に対し、68.6%が「特に気にならなかった」と回答。また、「好きではない、違和感を感じた」と回答した人は18.2%で、「共感できた、好きだと思った」より5%多いという結果となった。Z世代はあまり「Z世代向け」という点は気にしていないように思われるが、好きだと感じる人よりは、違和感を感じる人の方が多いようだ。
次に「あなたは、Z世代向けの施策が増えることにどのような理由で反対しますか?」という質問には、「年代や世代で固定されたイメージが強化されてしまうから」が57.3%で最多だった。一人ひとりの個性を尊重する多様性の時代を生きているZ世代にとって、「Z世代は○○だから」というような固定概念は不快に感じるようだ。
続いて、「Z世代じゃない人が「Z世代」について語る内容に違和感を覚えたことがありますか?」という質問には、「はい」が19.0%、「時々違和感を感じる」が36.4%と、半数以上が違和感を感じているという結果となった。一方、「Z世代が「Z世代」について語る内容に違和感を覚えたことがありますか?」との質問には、「はい」が12.2%、「時々違和感を感じる」が27.0%と4割に満たなかった。この結果から、Z世代じゃない人が「Z世代」に対し勝手なイメージを持ち、決めつけて語っている部分があることが予想できる。また、同じZ世代が「Z世代」について語ることに違和感を感じる人もいるということから、Z世代は“個性”を重視したい思いが強いようだ。
最後に「あなたがZ世代向けの施策やサービスに期待するものは何ですか?」という質問に対し、「自分の興味や好みに合わせたもの」と回答した人が37.6%で最多だった。多様化が進み、様々な考え方が尊重される今、顧客ニーズも多様化しているため、自分の興味や好みに合うものでないと利用したいと思わないというのがZ世代の考え方なのかもしれない。
Z世代向けのマーケティング施策を検討する際、Z世代のイメージを決めつけていないか、俯瞰で考える必要があるようだ。また、「Z世代」と一括りにして考えるより、興味関心でターゲティングする方が効果的なのかもしれない。多様性の時代、今後はZ世代に限らず様々な世代で、各世代の固定概念が通用しなくなる可能性もあるのではないか。世代マーケティングが通用しなくなることを想定し、様々な施策を検討したいところだ。
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