USJを救ったマーケティング思考の核心とは？
マーケティングとは何か、、、この問いに対するシンプルな答えを知るきっかけとなる一冊です。今では人気テーマパークとなっているUSJを、かつてマーケティングのノウハウを通してV字回復に導いたのが、日本を代表するマーケターの一人である森岡毅氏です。
マーケティングは「商品を売れるようにすること」という考え方は、マーケティング思考の基礎となるだけでなく、あらゆる仕事においての業務効率や成功確率を上げることにつながることが理解できる一冊です。
特にマーケティング活動を行ううえで「戦略的に考える」ということが一体どういうものかを明確にすることができます。戦略の定義を、目的達成のための資源（リソース）を配分する選択のこととしており、戦略的に考えるためのステップとして、まず達成すべき目的を定め、そこからWHO（ターゲットは誰か）WHAT（何を売るのか）HOW（どうやって売るのか）の順に考えることで商品・サービスが売れる確率を高められるという、マーケティング思考の原理原則を教えてくれるきっかけとなりました。
マーケティングの代表的なフレームワークについても具体的に解説されているため、実践的な活用法を学ぶことができるのも推しポイントです。
書籍の概要
USJはなぜ勝ち続けるのか? ビジネスを劇的に変える勝率97%の思考法
2015年10月には過去最高の月間175万人を集客し、USJの3倍の商圏人口に陣取る東京ディズニーランドをも超えて、単月ではありますがついに集客数日本一のテーマパークになることもできました。<中略>USJはなぜ復活し、大成功をおさめることができたのか? なぜ次から次へと新しいアイデアが出てきて、なぜやることなすこと上手くいくようになったのか? その秘密は、たった1つのことに集約されます。USJは、「マーケティング」を重視する企業になって、劇的に変わったのです。(「プロローグ」より)
大橋正人 株式会社ラクーンフィナンシャル
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