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多様性が生む、経営の新しい可能性 | 松田広宣
多様性の科学 著者 / マシュー・サイド
多様性の重要性が叫ばれる時代、企業でもジェンダー、年齢、人種、宗教など多様な視点を取り入れた公平な組織づくりが進められています。しかし、時間の経過や担当者の異動、予算の削減などにより、こうした取り組みが停滞するケースも少なくありません。本当に多様性を推進するには、企業にとってそれが有益であり、収益に繋がると示すことが必要です。
この書籍は、多様性を経営戦略として科学的に解説し、様々な視点がいかに問題解決に役立つかを具体例を交えながら示しています。特に、CIAが同時多発テロを予測できなかった理由や、エベレストの遭難事故がなぜ起きたのかといった事例から、同質的な組織が問題を見逃す一方で、多様性のある組織が本質的な解決策を生み出すことを証明しています。
多様性を単なる理念ではなく実践的な戦略として考える経営者や、これからの時代を生き抜くヒントを求める方にぜひおすすめしたい一冊です。
なぜ一部の組織や社会はほかに比べて革新的なのか?
経済をさらに大きく繁栄させるには、多様性をどう生かせばいいのか?
致命的な失敗を未然に見つけ、生産性を高める組織改革の全てがここにある
シリーズ10万部突破! (2023/3 ディスカヴァー・トゥエンティワン調べ)
◆なぜCIAは9.11を防げなかったのか?
→第1章 画一的集団の「死角」 へ
◆なぜ一流の登山家たちがエベレストで遭難したのか?
→第3章 不均衡なコミュニケーション へ
◆白人至上主義の男が間違いに気づけたきっかけとは?
→第5章 エコーチェンバー現象 へ
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