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クヨクヨした日に開きたい、前を向ける一冊 | 小林大地
アイデアの直前 ---タグボート岡康道の昨日・今日・明日 著者 / 岡康道
クヨクヨしてしまう瞬間がある。
提案日が迫っているのに、納得のできるアイデアが手元にないとき。進行していた企画が、理不尽な理由で消えてしまったとき。何でか分からないけど、チームの空気が良くないとき。
この仕事をしていると、むしろ機嫌よく1日を終えられる日の方が少ない訳だが、その中でも特に「今日はうまくいかなかったなあ」とクヨクヨして帰宅した日、ボクは本棚にある『アイデアの直前』に手を伸ばす。
日本初のクリエイティブエージェンシー「TUGBOAT」を設立し、ヒットCMを生み続けたクリエイティブディレクター・岡康道さんの初めてのエッセイ集だ。
この本を読むと、不思議と前を向くことができる。背中を押されるというよりも、肩に手を回される感覚に近い。冴えない表情のボクに、岡さんは「人生、キツいこともあるよな。」と、声をかけてくれる。
先日、会食で出会った青年と話していると、今は「パイセンはアウトソーシングする」時代らしい。社内の上司や先輩は、ハラスメントを恐れ育ててくれないと言う。もしあなたが「わかるわかる...!」と思ったなら。ボクは『アイデアの直前』をオススメしたい。きっと岡さんが、やさしく寄り添ってくれると思います。
日本初のクリエイティブエージェンシー「TUGBOAT」を設立、ヒットCMを生み続ける男が明かす、発想の原点としての仕事と日常。普段とは別の視点で世界を見るための、考えるヒント。
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