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TRIAD、約300枚の老朽化建物の壁面写真から39種を利用した広告を展開
株式会社TRIADは、老朽化した不動産の新たな価値創造を表現した広告を2024年12月30日から、JR品川駅などビジネス街の主要駅で展開している。
今回の広告では、日常的に見過ごされがちな建物の老朽化した壁面を印象的に切り取り、そこに宿る美しさを表現。約300枚の壁面写真の中から厳選された39種類のビジュアルには、TRIADが実際に取り扱う物件の座標を示す数字が配置されている。これらの壁面は「地球の表面」というコンセプトで捉え直され、有機的な風合いを持つものが選定された。
株式会社TRIADの経営企画部の蔦谷千枝氏によれば、今回の広告企画は2024年夏頃から検討を開始したという。同社は2025年1月末が決算月となることから、期が変わるタイミングでの展開を選択。また、広告の展開場所として都内のビジネス街を選定した背景には、同社が都市圏を中心とした不動産案件を多く手掛けていることが主な理由だという。
2011年に設立された同社は、「投資を通じて取り残された不動産をなくす」というビジョンを掲げている。他社が複雑な権利調整により開発を躊躇するような物件であっても、その物件が持つ本来の価値を活かすことを重視してきた。今回の広告クリエイティブでは、そうした同社の姿勢を表現するため、都内の実在する建物の壁面を現地で撮影し、広告素材として採用している。
株式会社TRIADは、不動産が抱える老朽化問題や複雑な権利関係などの課題に対し、本来の価値を活かしながら新たな価値を創出することに注力している。同社は不動産を通じて都市の課題解決に取り組み、より多くの人々に不動産投資機会を提供することで、公平な利益分配の実現を目指している。
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