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「赤」が物語る、青春の感情グラデーション広告 | アドクロOOH Award2024
2024年3月22日、講談社の青年漫画誌「月刊アフタヌーン」の連載作品『スキップとローファー』の第10巻発売を記念し、渋谷駅の東急田園都市線にて「37色の赤面広告」が掲出されました。この広告は、作中に登場する様々な赤面シーンに着目し、「赤くなったら、青春だ。」というキャッチコピーとともに、37種類の赤色で演出されています。
広告は3月18日から24日まで掲出され、同じ赤でありがら遠目でも違いがわかる程度のグラデーションのように見える仕掛けが多くの通行人の目を引きました。
「スキップとローファー」は、漫画家・高松美咲による、高校入学を機に石川県から上京した主人公とそのクラスメートが織りなすスクールライフを描いたコメディー作品。
「赤」をテーマに物語の世界観を表現した、詩的で印象的なOOHです。
作品『スキップとローファー』の持つ繊細な感性を、「赤」という色の異なる表現を通じて見事に視覚化しています。「好き」って何なの?の赤、「デートもうがんばれないな...」の赤など、それぞれの「赤」が物語る感情の機微が、微妙に異なる色調とともに壁面いっぱいに展開していました。
赤のグラデーションで区切られた空間に、白い文字で心情を綴っていく構成は、まるで青春の様々な感情が連なっているかのよう。下部に配置された漫画のコマが、その感情の起伏をビジュアルで補完する効果を生んでいました。また「赤くなったら、青春だ。」というキャッチコピーは、作品の本質を端的に表現しながら、広告を印象的にまとめ上げていました。
「アドクロ OOHAward 2024」は2024年を代表する印象的なOOH(屋外広告)を選出する企画です。
毎日何気なく目にするOOH。しかし、そこには私たちの心を揺さぶる驚きや発見が隠されています。都市の風景と融合した圧倒的な存在感、思わず足を止めてしまう独創的な仕掛け、SNSで共有したくなる遊び心。そんな2024年を彩った印象的なOOH(屋外広告)を、アドクロ編集部が厳選してご紹介します。
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