森永乳業は、発売30周年を迎えた「森永アロエヨーグルト」シリーズのブランドコンセプトを大幅刷新し、新テレビCM「雨と太陽のそばで」篇を2月10日より全国で放映開始する。また、2月3日週より順次、新パッケージでのリニューアル発売を開始する。
新テレビCMでは「with FARM」というメッセージを掲げ、アロエ栽培から始まる製品づくりの過程を表現。雨や太陽のもとで育つアロエをアニメーションで描き、畑とともに歩む同ブランドの姿勢を表現している。
さらに、新パッケージデザインでは新コンセプト「いいアロエは、いい畑から。」を明記し、アロエという素材の価値を強調したデザインへと一新した。
森永乳業株式会社マーケティングコミュニケーション部の山西啓代氏によれば、今回の企画は2023年12月頃から検討を開始した。30周年という節目に合わせ、ブランドコンセプトを「いいアロエは、いい畑から」に刷新することを決定。アロエが野菜であることから、「森永アロエヨーグルト」はアロエを畑で育てるところから始まっているという点に着目し、「with FARM」というメッセージに込めて展開することとなった。
新テレビCMのクリエイティブについて、同社のアロエは30年間にわたりタイの農園で栽培されており、現地では3世代にわたってアロエ栽培で生計を立てている家族も存在する。アロエヨーグルトの製造工程において、工場での製造時間よりも農園での栽培時間のほうが圧倒的に長いことから、栽培環境へのこだわりは同ブランドの重要な価値となっている。
クリエイティブチームが現地のアロエ農家への取材を実施した際、アロエ栽培における水分量管理の重要性を学んだことから、タイの雨を主役とすることを提案。15秒のテレビCMでは、スコールの後に太陽が差す雨上がりの瞬間を表現し、アロエとともに歩む畑の世界観を丁寧に描いている。
1994年12月10日に誕生した「森永アロエヨーグルト」シリーズは、アロエの持つ力と健康価値を提供するというコンセプトのもと、みずみずしい食感と爽やかな味わいを30年にわたって届けてきた。このたび発売30周年を機に、ブランドコンセプトを「いいアロエは、いい畑から」に刷新することを決定した。
同社は発売当初より、アロエ原料生産国タイの200を超える契約農家と協力し、品質の高いアロエ栽培に取り組んできた。今回のリブランディングでは、農作物としてのアロエの魅力を前面に打ち出し、おいしさと健康価値を提供する存在として、より幅広い層への訴求を目指す。
加藤誠也 アドクロ編集部
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